ポク太郎です。
主要人物ごとに周囲の動きをまとめた全シーズン全エピソードの解説。見方・使い方はブログ最上部メニュー“GOT解説”からどうぞ。
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GameofThrones公式S1-07解説 S1-07関連動画
エダード・スターク周辺 ロバート王死去で王都決戦
:主に王都内





●王都内
エダード、“王子らが非王家の子”と突き止めたとサーセイに告げる。
→ロバート王戻り次第伝えるから逃げろと薦める。
●赤の王城内
ロバート王が猪に突かれ重傷で帰還。
→エダード、上記真実を告げる暇がない。
→ロバート王、エダードに遺書の代筆命令。
→エダード、後継をジョフリーでなく「正統な後継者」と執筆。
→ロバート王、デナーリス暗殺の件、可能なら止めろと指令。
●赤の王城内
ヴァリス、ワインはランセル準備品とエダードに伝える。
→ロバート王が酩酊状態で猪狩りしてたこと判明。
また、ヴァリスにデナーリス暗殺中止の件伝える。
→ヴァリス「既に刺客を放ってしまったよ。」
●赤の王城内
王の末弟レンリー、動きを予測しサーセイとジョフリー拘束を進言。また、次兄スタニスでなく自分がと宣言。
→エダード、却下しスタニスに手紙。
●王都エダード執務室
エダード、リトルフィンガーと会話。
エダードの意向は次兄スタニス推し。が、リトルフィンガーが提案。
「後継ジョフリーとし、后サンサとしてエダードが支配。ジョフリーが手に負えなければラニスターの子と暴露→レンリーに。」
→エダード、却下。
王都内での兵力はエダード<サーセイ。
→リトルフィンガー、「王都の守人シティ・ウォッチは金払う方に味方。」
●赤の王城内
エダードにロバート王の死去伝わる。
リトルフィンガー「王都の守人は手配した。」
ヴァリス「レンリーは、ロラス他手勢を連れ王都脱出。」
●玉座の間
権力争い勃発。この時点での勢力図は、
ジョフリー、サーセイ、バリスタン、ハウンド
vs
エダード、リトルフィンガー、ヴァリス、ジャノス・スリント王都の守人指揮官
ジョフリー:エダードに忠誠の誓い要求。
エダード:バリスタンにロバート王の遺書読み上げ指示。
→読み上げ後、サーセイが遺書破り捨て。
→ジョフリー、ハウンドにエダード殺害を命令。
→エダード、ジャノス・スリントにジョフリー、サーセイ捕捉を命令。
→リトルフィンガーとジャノス・スリント、エダードを裏切る。
解説
~ ロバート王のワイン
猪狩り中の王にワインを飲ませたのはランセル。ランセルを王の従士にごり押ししたのはその従兄弟サーセイ。
解説
~ 次兄スタニスとは
ロバート王には弟が二人。次兄スタニスと上で王の手に王位立候補宣言した末弟レンリー。
ジョフリーら金髪王子に王位継承資格が無いことを知ったエダードは継承順位一番のスタニスに使い鴉を送りました。
小評議会への出席義務もある海軍大臣ですが、王都で出しゃばるラニスター家を嫌い自身の城に帰っています。後に登場しますが非常に厳格で自分勝手なお人。
解説
~ リトルフィンガー青年の主張
北部から来た娼婦ロスの就職採用面接中に、エダードの兄ブランドンと決闘した経験からの自分の戦い方を語っています。
解説
~ スパイ天国王都
リトルフィンガーは秘密「王子ら≠王家の子」を最初から知ってた。恐らくヴァリスも。知らぬは王と王の手だけだったのかも。
ティリオン・ラニスター周辺 タイウィン説教「格好つけて裏口入学嫌ってる」
:高巣城→王都へ


●ティリオン自身は出番なし。
●ラニスター野営地
出頭命令がタイウィンへ届く。※前エピソードの王の手償還命令
タイウィンは長男ジェイミーにチクチク説教。
「格好つけてラニスターの名を利用してない。」
タイウィンの人物紹介的内容。
タイウィン、ジェイミーにタリー家侵攻を命令。
理由:ティリオンは出来損ないだしどうでもいいが、捕まってる事実は家名を貶めるから。
ただし、前エピソードの決闘裁判勝利によりティリオンは既に開放。伝わってないだけ。
解説
~ “虚栄心”を叱責するタイウィン公の人柄
現代人から見ると「んあ?」と感じて、ジェイミーが叱られてる内容が掴みにくいかと。帝王学とでも言うのでしょうか。
ジェイミーが格好付けて金、家名を利用せず何もできてないという説教。
タイウィン公の座右の銘は「獅子は羊の意向など意に介さん。」金で牛耳ろうが世からどう見られようが100年後に残るはラニスター家。
理解させようとしてるのは“ジェイミー・ラニスター”。名前後半が重要で前半は単なる道具。“ジェイミー・ラニスター”にこだわる態度を、タイウィン公は空虚で意味のない虚栄心と表現。
ここでは詳細を省きますが、タイウィン公から見た王殺し事件とは「長男が果たしたラニスターの責務」。家名を貶める行為とは捉えていません。
大陸中からの“王殺し蔑視”を不名誉と気にするジェイミーの考えがまさに“虚栄心”。100年後には意味を成さなくなる個人名に固執する態度を叱責しています。
ついでに、「権力の濫用が×」どころか、“濫用”なる概念も存在しない古代の身分制社会。
以上を極端に例えると→「有り余る金で東京大学へ裏口入学し中央省庁へ、賄賂・談合駆使して公共事業を牛耳り、更なる利権を掴むのがラニスター構成員の責務。虚栄心で格好付けるな。」
タイウィン公はそういう方。エダードとは全く違います。

ジョン・スノウ周辺 遂にナイツウォッチの誓い
:壁-黒の城






●黒の城
壁北へ捜索へ出ていたベンジェンの馬だけが帰還。不穏な空気。
●黒の城
いよいよ冥夜の守人ナイツウォッチの誓いを行う日。
総帥ジオー・モーモント、新入の配属先発表。
工士:
雑士:ジョン・スノウ、サムウェル、ピップ
最も剣術に長けるジョン・スノウ、落胆。
→サムウェル、総帥ジオーの個人雑士=後継者候補となだめる。
●ウィアウッドの森「心の木」
ジョン・スノウとサムウェルら、ナイツウォッチの誓い。
→大狼ゴースト、人の手を咥えてくる。不穏な空気。
解説
~ 七神正教から鞍替えしたサムウェル
スターク家は最初の人々の色が濃く「昔の神々古の神々」、他は後に侵入したアンダル人の色が濃いので「七神正教」を信奉。グレイジョイはまた別の「溺神」信奉。
サムウェルの出身はリーチ地方のターリー家。でも碌な目に合わなかったため、七神正教から昔の神々に鞍替えすることに。
昔の神々を信奉するものは更に北にあるウィアウッドの森「心の木ハートツリー」に向かい誓いを行う慣わし。
解説
~ ジョン・スノウ雑士指名され落胆
ジョンが落胆。が、“ジョンのイメージする哨士”が間違いかも。
スターク家末弟のベンジェンは確かに哨士長ですが、哨士は状況によっては犠牲とせざるを得ない兵士、数合わせ的立場。
壁は流刑地としても使われる犯罪者、孤児が集まる場所。既にそれ以上の稽古不要な剣術マスタージョンが期待されるは明らかに統率側。
意地悪指南役アリザー・ソーンの嫌がらせと受け取りましたが、やはりサムウェルの見方=総帥後継が正しいのかな。
参考までに哨士に指名されたラストのへっぴり腰をご覧下さい。

これがナイツウォッチの哨士。数合わせ的立場か否か?皆さんはどう判断されますか。
デナーリス・ターガリエン周辺 興味示さぬドロゴが遂に玉座奪取宣言
:ヴァエス・ドスラク


●ヴァエス・ドスラク
デナーリス、ウェスタロス侵攻を頼むが夫ドロゴは興味を示さない。
●付近の青空マーケット
王都密告者の長ヴァリスからスパイジョラーに恩赦の手紙。
→ジョラー、付近のワイン業者が暗殺者と気付く。
→ジョラー、デナーリス暗殺を防ぐ。
●ヴァエス・ドスラクの施設
妻暗殺未遂の件聞いたカール・ドロゴ、激怒。
→ドロゴ、ジョラーの手柄に対し馬の褒美。
→遂にドロゴ、鉄の玉座奪取を宣言。
解説
~ スパイ=ジョラーが暗殺を阻止
ジョラーは王都側のスパイと判明済。更には恩赦の手紙が届いたのにデナーリス暗殺を阻止してしまいました。はて?
また、后の暗殺未遂事件に激怒したドロゴ王が玉座奪取を宣言。
因果関係が不透明な描写が続きますが、『ゲーム・オブ・スローンズ』はハッキリと明言しないドラマ。なので本解説もハッキリと明言しない解説としておきます。
シーズン5、はたまた最終章最後まで悩み続けてみましょう。
解説
~ 鉄の玉座約束されウキウキ
夫ドロゴが望み通り鉄の玉座を約束してくれました。が、思い通り行くんでしょうか。要注視。
シオン・グレイジョイ周辺 高貴アピールの代替先発見!
:ウィンターフェル城


●城内
先回、ブランを襲おうとして捕まった野人オシャが下女として労働。
シオン、北部を去った娼婦ロスの代わりにオシャにちょっかい。
→が、学匠ルーウィンがオシャを救助。
オシャ、ルーウィンにホワイトウォーカーの話。
登場人物情報 シーズン1エピソード7
初登場の人物 シーズン1エピソード7
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ラニスター家当主 タイウィン・ラニスター |
散った人物 シーズン1エピソード7
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七王国の王 ロバート・バラシオン |
視聴時の注目点や伏線、分析、感想など シーズン1エピソード7
エダード失脚という大事件発生。が、他にも大きな情報が影に隠れたモリモリなエピソード。見返すことが多くなると思われます。
王都の事件。結果は分かりますが、リトルフィンガーの策がよくわかりません。
何故わざわざエダードを陥れたんでしょうか。単にラニスターサイドてことでしょうか。謎として記憶に留めないといけませんね。
ヴァリスは王都では目立ちませんでしたが、そのスパイはよくわからないことをしています。
結局、鉄の玉座に興味を示さなかったカール・ドロゴがウェスタロス侵攻を決意→配下に宣言してしまいました。
壁では遂にジョン・スノウがナイツウォッチに。ケチは付きましたがここはガマンの時。
にしても相変わらずシオンは、グレイジョイ出身と吹聴してますね。他に負けない家柄と主張しながら娼婦や野人の身分にちょっかい。
親父が悪いだけでシオン君は無罪ですが、哀れです。

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