ポク太郎です。
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シーズン1エピソード1 『冬来たる』解説記事内目次
- まず知るべき『ゲームオブスローンズ』の世界観と大前提
- エダード・スターク周辺 忍び寄る影と北の名家
- ティリオン・ラニスター周辺 小鬼インプの紹介
- ジョン・スノウ周辺 スタークでない落とし子紹介
- デナーリス・ターガリエン周辺 エッソス亡命中の元王族
- 本エピソードで初登場した人物、死亡した人物
- 本エピソードの注目点や伏線、分析、感想など
- 視聴試すなら事前情報、世界地図、家系図、相関図の在処を確保
まず知るべき『ゲームオブスローンズ』の世界観と大前提
1. 北方の“壁”は更に北の襲撃から大陸を守る重要施設
“壁”を守るのは冥夜の守人“ナイツウォッチ”。厳しい誓約で結ばれた大陸全土に仕える兵士。ただし、建前と現実は乖離してる模様。
また、白き魔物“ホワイトウォーカー”と呼ばれる化けモンの存在が神話として言い伝え。
2. 正室の子でない“落とし子”は差別される身分制社会が舞台

大昔を想定した世界。私生児・庶子=“落とし子/Bastard”は「正室から生まれなかった悪」として蔑視。落とし子だけでなく見た目やハンデキャップでも同様。
生まれが最も重視される身分制社会。本ブログ内で色付け表記してある家系が一番高貴な身分“緒名家”。
3. 17年前に現王様が“ターガリエン家”から王座奪った

17年前に事件が起き、現在の王族はバラシオン家。元王族“ターガリエン家”は別大陸エッソスに亡命中。
4. ゲームオブスローンズは“分かる訳ないクソドラマ”

これが最初に知るべき最も重要な情報。原作を前提とし、物語の理解に必要な情報が番組内で紹介されぬ“分かる訳ないクソドラマ”です。
にもかかわらず、そこが分かるとクソ面白いのでこんなブログを運営しております。

頑張って視聴する方は以下にご注目。
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この高難易度ドラマの理解に要するものが全部揃う“似顔絵ブログ”をどうぞよろしく。
エダード・スターク周辺 忍び寄る影と北の名家
:ウィンターフェル城







●(冒頭部)壁の北-壁…ウェスタロス北限に建造された防壁。
冥夜の守人ナイツウォッチ三人が壁北で野人の死体発見。生き残った一人が亡者ワイト目撃。
●ウィンターフェル城内
スターク家の家族紹介。夫婦エダード、キャトリン
+子供5人+落とし子1人。





落とし子:ジョン・スノウ

●城内
冒頭で亡者を見て脱走したナイツウォッチを、武術指南役ロドリック、シオン
が捕らえて処刑決定。エダード
の人柄紹介的内容。
●北の森
牡鹿と大狼ダイアウルフの死。その脇で見つかった大狼の子五匹+一匹をスターク家の子らそれぞれが飼うことに。
●北の森
手紙届き、エダードとキャトリン
にジョン・アリンの死伝わる。アリン家のライサとロビン案じる。
また、王がウィンターフェル城へ来る→王の手就任依頼を予想。
●城内
ロバート王の到着シーン。ブラン
、塔を駆け下りる。アリア
、兵士の兜を被り王の行軍に目を輝かす。二人の人柄紹介。
●城内の地下墓所
ロバート王がエダード
を王の手に任命。また、故リアナ・スタークの墓参り。
●城内大広間
歓迎の宴会。
・エダードとベンジェン
会話:亡者出現案じる。
・キャトリンとサーセイ
会話:サンサ
とジョフリー
婚儀の話。
・ジェイミーとエダード
会話:誓いを破った王殺しと忠義の士対比。
●城内寝室
エダード、キャトリン
の元へ学匠ルーウィン
がライサからの手紙持参。内容は「王の手ジョン・アリンは暗殺。犯人はラニスター家。」
→キャトリン、危険と判断し即手紙を暖炉へ。
→キャトリン、王の手就任反対。
→が、学匠ルーウィンは「王の救援要請。エダード
の責務では?」
→エダード、王の手就任決意。
●城内翌日朝
ロバート王、エダード
ら猪狩りへ出発。ブラン
が見送り。
●城内塔の上
いつものように塔を登ったブラン、落下。
解説
~ まず地理的な位置関係
登場したのは壁黒の城の地点、ウィンターフェル城。話題になったのはアリン家高巣城の地点。王様の居る首都は王都キングス・ランディング。
解説
~ 牡鹿と大狼の死体
バラシオン家の紋章は牡鹿、スターク家の紋章は大狼。仲のよい両家の死体に不穏な空気。
スターク家の子は5人+落とし子1人。最初に見つかった五匹をジョン・スノウが「子供一人づつに育てさせたら。」と提案。
その後に見つかった真っ白な奇形は落とし子ジョン・スノウに。
上記提案の際、ジョンは父エダード
を「ロード・スターク」と呼んでいます。他の子らは「父」。※ロード…当主、領主に付ける敬称。
ジョン・スノウの人柄・立場を視聴者に紹介する内容。
解説
~ アリン家とスターク家の関係
キャトリンの実家はタリー家。ジョン・アリンの嫁ライサはキャトリン
の実妹。ライサの息子ロビン、つまりキャトリン
の甥が高巣城に居ます。
因みにジョン・アリンはエダードとロバート王
の里親←幼少期に里子に。何かの風習か修行。
なのでエダードとロバート王
は義兄弟で、かつ仲がよい。
解説
~ 到着直後にロバート王が向かった先
即座に向かった先地下墓地には王の元婚約者リアナが眠る墓。故リアナはエダード
の妹。
王后でなく元婚約者しか頭にない王
。立場上追従必須なエダード
はサーセイ
の顔をチラッと見て会釈しております。
解説
~ 王殺しジェイミーと王后サーセイの秘密
宴会中エダードと言い合いしたジェイミー
は元ターガリエン王側近の護衛。なのに先の大戦で王様を刺し勝敗決着。“王殺しキング・スレイヤー”と裏切り者的に蔑視されます。
“忠誠の誓い”を重視する世界観。対するエダードは義務・責任を重んじる忠義の人。
塔を登ってきたブランが目にしたのは、王后サーセイ
と王殺しジェイミー
の密会。実はこの二人、ラニスター家の長女と長男で双子の姉弟。
近親相姦の秘密を守るためジェイミーがブラン
を突き落としてしまいました。
ティリオン・ラニスター周辺 小鬼インプの紹介
:主にウィンターフェル城



●城外の娼館
弟ティリオン




●宴会中の屋外
剣術の稽古をするジョン・スノウと会話。疎外される落とし子に親近感。
ジョン・スノウ周辺 スタークでない落とし子紹介
:ウィンターフェル城


●上エダード・スタークの項の後
●宴会中の屋外
奥方キャトリンに「スタークでないスノウは出席を遠慮しろ。」と追い出された落とし子ジョン・スノウ
は屋外で剣術の稽古。
●宴会中の屋外
エダードの弟ベンジェン
到着。ベンジェン
は壁の哨士長。冥夜の守人ナイツウォッチの紹介的内容。
●宴会中の屋外
ティリオンと会話。小人症ティリオン
の言葉は「弱点を鎧とすれば弱点にならない。」口が悪いので気付きにくいがアドバイス。
解説
~ スタークでないスノウは入るな
この世界は徹底した身分制社会。正室キャトリンの子でない落とし子は城主エダード
の子であってもスターク姓を名乗れません。
北部で生まれた落とし子が名乗るのはスノウ。別の地域では別の姓。
また奥方キャトリンは城を切り盛りし、息子ブラン
を優しくしつけています。キチガイには見えないと思います。
このドラマは登場人物に何かしらの嫌われポイントを持たせ人間味を強調しています。そういう演出。
にしても宴会場にはサンサの友達始め非スタークな北部人が大量に出席してるのに酷い話です。
解説
~ 壁と冥夜の守人ナイツ・ウォッチ
ウェスタロス北方に建造された壁は、それ以北に住む蛮族野人から大陸を守る防衛線。神話的に語り継がれるのは“白き魔物ホワイトウォーカー”から人々を守るため魔法で建造された施設。
壁を守る兵士が冥夜の守人ナイツ・ウォッチ/Night’s Watch。“夜の見張り番”として誓約の家族となり結婚禁止など厳しい誓いを課せられますが、大陸全土に仕える名誉ある修道士。
叔父ベンジェンはそこの哨士長(剣士の長)。
疎外感に悩む落とし子ジョン・スノウはそのナイツ・ウォッチを目指してる模様。
デナーリス・ターガリエン周辺 エッソス亡命中の元王族
:エッソス大陸の自由都市ペントス




●商人イリリオ

ターガリエン家はウェスタロスを支配してた元王族。現王様ロバート・バラシオン

ターガリエンの生き残り兄ヴィセーリスと妹デナーリス
の紹介的内容。
ヴィセーリス:妹を道具として扱うドラ息子の模様。
デナーリス:何もわからずただ怯える少女。16、17歳位の設定。
商人イリリオ亭で騎馬民族ドスラク人の族長カール・ドロゴ
とお見合い。兄ヴィセーリス
は玉座奪還用戦力として期待してる様子。
●ペントス付近
カール・ドロゴとデナーリス
の婚礼の儀式。
デナーリスへの贈り物は、
・ジョラー・モーモント:七王国の歌等の書物
・商人イリリオ:ドラゴンの卵x3
・カール・ドロゴ:白馬
解説
~ ターガリエン家が現在居る場所
元王族ターガリエン家の生き残りは現在、東のエッソス大陸の自由都市ペントスに匿われています。
解説
~ デナーリスの熱湯入り
侍女に止められるもデナーリスが熱湯の中に平気な顔で入りました。熱くないんでしょうか。記憶に留めておきましょう。
解説
~ 突然の家臣ジョラー・モーモント
兄ヴィセーリスが招いたのか誰が招いたのか、婚礼の儀式中に突然家臣が現れました。名前はジョラー・モーモント
。
登場人物情報 シーズン1エピソード1
初登場の人物 シーズン1エピソード1
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スターク家当主 エダード・スターク 愛称ネッド |
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スターク家奥方 キャトリン・スターク |
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長男 ロブ・スターク |
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長女 サンサ・スターク |
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次女 アリア・スターク |
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次男 ブランドン・スターク 愛称ブラン |
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三男 リコン・スターク |
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父エダードの落とし子 ジョン・スノウ |
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当主エダードの弟 ベンジェン・スターク |
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スターク家武術指南役 ロドリック・カッセル |
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スターク家学匠メイスター ルーウィン |
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スターク家司祭女セプタ モーディン |
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スターク家家来 ジョリー・カッセル |
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スターク家被後見人 シオン・グレイジョイ |
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スターク家従士 ホーダー |
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七王国を治める王 ロバート・バラシオン一世 |
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ロバート王の后、ジェイミーの双子の姉 サーセイ・バラシオン |
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第一王子 ジョフリー・バラシオン |
後に俳優変更 | 王女 ミラセア・バラシオン |
後に俳優変更 | 第二王子 トメン・バラシオン |
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ラニスター家長男、サーセイ王后の双子の弟 ジェイミー・ラニスター 通称王殺し |
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ラニスター家次男 ティリオン・ラニスター 通称小鬼(インプ) |
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ジョフリー王子の護衛 サンダー・クレゲイン 通称ハウンド |
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北部の娼婦 ロス |
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ターガリエン家生き残り兄 ヴィセーリス・ターガリエン |
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ターガリエン家生き残り妹 デナーリス・ターガリエン 愛称デニー |
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ターガリエン家家臣 ジョラー・モーモント |
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ドスラク民族族長 カール・ドロゴ |
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エッソス大陸ペントスの豪商 イリリオ・モパティス |
散った人物 シーズン1エピソード1
ウィルら | 逃亡し捕まったナイツウォッチ 壁北で襲われたナイツウォッチ |
視聴時の注目点や伏線、分析、感想など シーズン1エピソード1

一発目ということで大量の登場人物の紹介的内容。何がなんだか分からないはずなので着目すべきポイントを以下に。
1 | ウェスタロス大陸北限に壁という防衛線。 |
2 | 北部のスターク家![]() ![]() |
3 | 五人の子供![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
4 | もう一人落とし子ジョン![]() |
5 | ロバート王![]() ![]() |
6 | 后![]() ![]() ![]() |
7 | 元王族ターガリエン家![]() ![]() |
出来事として大きなのは、
大陸北限からホワイトウォーカーなる化けモンが忍び寄る空気。 | |
疎外されるジョン・スノウ![]() |
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南の王都では陰謀渦巻き王の手ジョン・アリン暗殺→エダード![]() |
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ラニスター出身の王后![]() ![]() |
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デナーリス![]() |
もし面白そう、視聴してみようと思った方は、この初回エピソードを1.3倍速で二、三回見直し、顔判別だけは可能にしてしまった方が吉(名前は置いといて)。
上はいずれ覚える人物。数を見ただけで視聴者の99%が逃げ出すレベル。これが社会現象を巻き起こす程大ヒットしたなんて未だに信じられない異常なドラマです。
視聴試すなら事前情報、世界地図、家系図、相関図の在処を確保

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