ポク太郎です。
主要人物ごとに周囲の動きをまとめた全シーズン全エピソードの解説。見方・使い方はブログ最上部メニュー“GOT解説”からどうぞ。
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弔いと祝勝会
ウィンターフェル城:君主デナーリス
多いのでおおよそのグループ分け
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他 | 学匠ウォルカン |
ジョラーの死嘆くデナーリス。シオンの死嘆くサンサ。
→サンサ、スタークのカンザシをシオンの胸に。
●城外
弔いの儀式。ジョンが追悼の辞「語り継ぐことで借り返す。彼らは人の領域を守る盾。」→火葬。
●大広間
祝勝会。王の位置にはジョン、右にサンサ、ブラン、左にデナーリス。
→デナーリス、ジェンドリー呼び止めストームズエンド城主に任命。ジェンドリー・バラシオン襲名。
ウェスタロス側に味方が欲しいデナーリスの策的なものでも。
→玉座争奪戦再開。
デナーリスとジェンドリー | デナーリスの父狂王を倒したのがロバートの反乱を起こしたロバート・バラシオン。その後もロバート王は執拗に生き残りデナーリス暗殺狙う。ジェンドリーはロバート王の落とし子。
バラシオン家の血を引くのは次兄スタニスと娘シリーン、末弟レンリー。ジョフリーら=ラニスターは既に公知。全員他界しバラシオン家滅亡は確定済。 落とし子だとジェンドリーが知ったのは、兄弟団→メリサンドルに渡された際の船上-シーズン3。 |
ジェンドリーとダヴォス | メリサンドルの生贄間際だったジェンドリーを逃がしたのがスタニス参謀だったダヴォス-シーズン4。
後に、壁北での亡者捕獲の戦力としてジェンドリーを連れて来た-シーズン7。 上記ターガリエン家との因縁を懸念し偽名使用を命じたが、ジェンドリーはダヴォスの話を完全スルーしてた-シーズン7。 |
●ティリオンがうろつき会話
ダヴォス=ジョン参謀とティリオン=デナーリス参謀の会話。
→メリサンドルの話から光の王の話。目的は?
→ティリオン、遮る。
→玉座争奪戦再開を認識。
ティリオンとブランの会話。
→学匠ウォルカンの車椅子の話。
【逸話】120年前デイロン・ターガリエンが甥に作ったのと同じ物。
ティリオンはブランが城主と思ってるが、ブランは「何も望まず。」
●城主席付近
宴会モードのトアマンド、ジョンに一気飲み強要。
→トアマンド「ドラゴン女王に乾杯!」
→デナーリス「英雄アリア・スタークに乾杯。」
サンサ、デナーリスを見て席を立ち離れる。
トアマンド「ドラゴンに乗るジョンに付いてくと決めた。」
→ジョンの人望を目の当たりにしたデナーリス、表情に陰り。
→ヴァリス、その様子に気付く。
●ラニスター席付近
ジェイミー、ティリオン、ブライエニー、ポドリックがいつかの過去を言い当てるゲーム。
→ジェイミー対ブライエニー。
→全員ジェイミーのスパイ。
次はティリオン対ブライエニー。
→今度はジェイミーがブライエニーのスパイ。
→ティリオン、不味い質問で気まずい雰囲気に。
→そこへトアマンド。→メンバーが散開。
→ポドリック、トアマンドに向かい笑顔。
ジェイミー、ブライエニーの部屋へ→結ばれる。
●ハウンド席付近
→トアマンド、ブライエニーに想い届かずハウンドに愚痴→娼婦?で我慢。
サンサ、ハウンドのテーブルへ。
→ハウンド、王都を連れ出せてればラムジーと関わらなかったのに。
→サンサ、リトルフィンガーやラムジーの相手したから小鳥から成長、とハウンドを気遣う。
サンサとハウンド | 王都にてジョフリー護衛ハウンド、人質サンサ。マリーン・トラントとは違い、悪ぶりながらもサンサに助言し守ってた。暴動時もサンサを救ったのはハウンド-シーズン2。
が、サンサが必死に隠す初潮をサーセイに報告したのもハウンド。主従関係には逆らえないので-シーズン2。 ハウンドが火の海となった対スタニス戦で逃亡し向かったのがサンサの部屋で、家へ送るとの誘いをサンサが受けなかった-シーズン2。 |
●場外のアリア付近
ジェンドリー、場外で弓矢を放つアリア発見。
→ジェンドリー・バラシオンとしてプロポーズ。
→アリア、最初からレディでないと断る。
●ジョンの部屋
デナーリスとジョン。
→ジョン「女王守っての絶命は本望だった筈。」とジョラー死への慰め。
→イマイチ盛り上がれず。原因はジョン=直系男児。
・ジョンは王位望まずだが、望まぬ北の王に祭り上げられた人望が。
→劣等感で一杯のデナーリス、隠し続けろと嘆願。
→ジョン「妹二人には言う。」←デナーリスにとって最も都合悪い相手。
→デナーリス「関係続けられる。言わなければ。」
解説
~ デナーリスの文末条件:○○すれば
デナーリスが最後に付ける条件。フラッシュバックのように蘇ります。あの時と同様に絶対に譲らないと暗示してるのでしょうか。
鉄の玉座奪取へ
王都攻城側:君主デナーリス
王都防衛側:君主サーセイ
裏切って退避→
デナーリスの玉座奪取に向け軍事会議。
穢れなき軍団アンサリード、北部兵、谷間の軍、ドスラク兵すべて減らされ、黄金兵団ゴールデンカンパニー入手したサーセイと拮抗。
デナーリス:根絶やしに。
ティリオン:非“灰の女王”。
状況:ヤーラは鉄諸島奪還、ドーンの新王子がデナーリス支持。
ジョンの策:兵糧攻めで、狙うはサーセイ一人。
○王都包囲し、物資補給のユーロンはドラゴンで叩く。
○ラニスター軍、黄金兵団は戦場で応戦。
ここで、サンサは兵の回復優先主張。
→デナーリス、自分は対亡者戦に駆け付けた。
→サンサ、あなたの人民でもある。
→ジョン、妹抑えることを女王に証明するように妹二人を見ながら、女王の全命令に従う宣言。
以下が決定。
○ジョン、ダヴォスは北部兵、ドスラク兵、穢れなき軍団と共に王の道を南下。
○小隊を白い港からドラゴンストーン城へ、ドラゴンが上空から護衛。
○対王都で信用ならぬジェイミーは賓客として城に残留。※恐らくブライエニーへの褒美。
デナーリス、王国が正統な女王の元で開放、とサンサと睨み合う。
ジョン、退出時にアリアとサンサに引き止められる。
●神々の森
上のジョンの宣言で文句。
ジョン主張「デナーリスのおかげ。」
サンサ主張「アリアが夜の王にトドメ。感謝するが忠誠の理由にならず。」
に対し、アリア主張「女王への忠誠は尊重。援軍必要だったから。」
→「だから言う。デナーリス信用ならず。同盟不要でスターク四人だけでいい。」
→スノウだったと言うジョンにサンサ「同じ父ネッドの子。」
→ブランに促されたジョン、他言せずを誓わせ、正体話せと指令。
解説
~ アリアが「デナーリス信用ならず」
これは大きな出来事。記憶に留める必要がありそうです。
一方、幼少から人を見る目のないサンサは都合のいい時だけ発言を連発。女王にはあなたの民、ジョンを同じネッドの子。
が、サンサが長けてるのは女の勘。以降だんだん整理されてきます。
また、秘密にとジョンに都合のいいこと頼んでるのはデナーリスも同じ。どちらも切羽詰まってるようです。
●客間
ティリオンとジェイミー会話。
ブライエニーが城に残るのはスタークの娘守ると誓ってるから。
→ブロン乱入し、ボウガン突き付け交渉。
○サーセイはリヴァーランドを約束。
○ティリオンの以前の台詞「暗殺指令側の二倍出す。」
→ティリオン、ハイガーデン城主を約束。
解説
~ 同じく切羽詰まる平民ブロン
対ドラゴン戦の経験者ブロンはサーセイ側負け確と分かっています。つまり、失敗許されず。なのでボウガン突き付け高圧的に交渉です。
得た約束は真・世界一の富豪城主。さすがブロン、目端が利きます。
王都側から得た約束はリヴァーランドとのことですが、最終章第一話では馬車満載の金でした。交渉でもした模様。
約束は双子城城主でしょうか、ハレンの巨城城主でしょうか。
廃墟ハレンの巨城は王都側が都合よく褒美として使う実体無き名目上の領主。ブロンなので後者ということにしておく方が笑えます。
●城外
デナーリス、ドラゴンを運動させる。
●城内
サンサとティリオンの会話。
ティリオン:「平和のため北部と玉座の良好な関係要。」
サンサ懸念:配下女王の手含めデナーリスに恐怖。北部人にとって王都でいいことなし。
→悩んだサンサ、デナーリスの治世信じるティリオンにジョンの正体明かす。
解説
~ 漠然とした憂い“女の勘”で動いたサンサ
北部がターガリエン=王都を信用しないのはこれまでの悲惨な経験則から。
300年前の冬の王トーレン・スタークが跪いた後、爺リカード、叔父ブランドン処刑。ターガリエン相手でないが、父が王都で処刑、自分も酷い目に。
北部にとってターガリエン家、王都はガン。実直で忠義に厚く激っしやすく愚鈍な北部人は偽計・裏切りで溢れる、特に騙し討ちラニスターと関わってしまう王都に辟易。
それとは関係なく、別の視点“周囲の怯えてる感”。
周囲が怯える象徴はこの物語一の異常者狂王=デナーリスの父親。サンサが“周囲の怯えてる感”に注目し重視する理由がそこに。
エッソスでの女王の活躍を見てきた視聴者とは異なるサンサが、漠然とした理由付けで行ったのは、どう転ぶか分からない大それた約束破り“ジョンの正体話す”。
“女の勘”で行動してしまいましたが、吉と出るでしょうか。
●城内
ジョンの出発時に各人が挨拶。
壁北へ戻る予定のトアマンド、ジョンに別れ。
→ジョン、大狼ゴースト託す。「その方が幸せ。」
→に対しトアマンド「お前もな。」
→トアマンド、ジョンにハナムケ「北部が味方、真の北部。」
サムウェルとジリが挨拶。
→ジリ、妊娠。「ジョンと名付けたい。」
解説
~ トアマンドがまた“真の北部”発言
どういう意味なんでしょうか。ウィンターフェル付近でなく更に最初の人々の色が濃い北部という意味なんでしょうか。よく分かりません。
また、「壁北の方が幸せ。」「お前もな。」←これもよく分かりません。身分制度ないので落とし子にとって幸せ?
んでもジョンは世界一高貴と判明済。トアマンドがそこ理解できてないか、「ジョンにとって“身分”なんて馬鹿げたもの。」て言いたいのかな。
●船上
グレイワームとミッサンディ。注目はグレイワームの笑顔。最終章入ってからやたらと表情が豊かです。
●船中
ティリオンとヴァリス、ジョンの正体で議論。知ってるのは、
○ブラン、サムウェル、ジョン、デナーリス、サンサ、アリア、ティリオン、ヴァリスの8人。
憂いはデナーリス<ジョン。
理由:ここは北部、野人、谷間が味方するウェスタロス。しかも癇癪起こさぬ正統後継者。が、叔母、甥の関係なので結婚は北部が受け入れず。
●上空
デナーリスのドロゴンとレイガル。
→突然レイガルに改良型蠍スコーピオンの矢二発。
→ユーロンの鉄水軍登場。
→デナーリス、何とか堪えて退散。
→鉄水軍、船に向かってスコーピオン。
→デナーリス船団、壊滅。
●赤の王城
戻ったユーロン、ドラゴン一体退治したこと報告。
サーセイ「地はラニスター、海はグレイジョイ。いづれ我が子が全部支配。」女王の手クァイバーン公認の託卵作戦の模様。
サーセイ、人民を盾にする作戦。
→ミッサンディが捕われてた。
●ドラゴンストーン城
被害:レイガル死、ミッサンディ人質。
→王都壊滅と息巻くグレイワームとデナーリス。
→ヴァリス進言「これは過ち。救うために来た筈。」
→ティリオン、降伏勧告し虐殺回避を進言。
→デナーリス判断:虐殺は決定。が、降伏勧告を蹴るであろうサーセイが滅亡の原因と周知するため会談。
●ドラゴンストーン城玉座の間
ティリオンとヴァリスが議論。
焼けずのデナーリスなので神格化して当然。が、それはヴァリスが仕えた暴君と同じ特徴。
→ジョンとの結婚案など思案し悩む。
ヴァリス、ジョンの王位について語り出す。
→明言しないが毒殺?
●王都前降伏勧告現場
城壁上:サーセイ、ユーロン、マウンテン。最前に人質ミッサンディ。改良型スコーピオン多数配置。
攻城側:ヴァリス、デナーリス、ティリオン、グレイワーム。
→女王の手クァイバーンと女王の手ティリオン交渉開始。
女王側「サーセイの無条件降伏とミッサンディ返還。」
女王側「デナーリスの無条件降伏、断ればミッサンディは死。」
→ティリオン、城壁下まで移動しサーセイに直談判。
「サーセイ=子供重視な非モンスター。王都の子供救え。」
→サーセイ、ミッサンディに「最後の言葉は?」
→ミッサンディ、デナーリスとグレイワームに向かい「ドラカリス!」
→マウンテン、ミッサンディを斬首。
解説
~ ミッサンディのドラカリス
また、19の言語を聞き取り親方脇で人物を見続け、デナーリスを絶対的に信頼、その威厳を他に対し高圧的に押し付ける方でも。
ミッサンディが見たウェスタロスの住民は北部人だけですが、人を見る目はデナーリス陣営で一番。
そのミッサンディの最後の言葉が炎を吐け命令。恐怖統治要する土地と伝えたのでしょうか。
「自分のことなど気にするな。」とも取れますが、言葉「ドラカリス」を用いるのにもっと重い理由を感じるので。
デナーリスにとってはグレイワームと並ぶ最も信頼する配下。女王の行動、決断に大影響必至。まぁ行動は既に決定済ですがね。

アリアの出陣
:ウィンターフェル城付近
●城から離れた所
ハウンド、一人で王都へ向かう。
→アリア、追い付き二人で王都へ。
ジェイミーの出発
:ウィンターフェル城
●城内
ジェイミー、ユーロンのデナーリス軍襲撃情報を聞く。
サンサ、ジェイミーに嫌味「サーセイの処刑見たかったが叶わなそう。」※恐らくドラゴンでフルボッコ確定だから。
→ジェイミー、悩んで夜中に出発。
→ブライエニー、行くなと嘆願。
→ジェイミー、ブラン突落しも、親戚殺しも全部サーセイのためと言い残し出発。
解説
~ ジェイミーは元から何も変わってない
守った筈の民から王殺しと蔑視され、整理できず説明できず虚勢を張ってきました。
サーセイ惨殺を確信し、また虚勢張って出発。今度は整理した上での虚勢。味方の居ないサーセイに寄り添ってやるため。
その昔大切な弟ティリオンと重なったのか、世間から蔑視される忠義者ブライエニーを見て誓いを守るものに。単身対亡者戦に参戦しました。
誓いを守った後はサーセイに寄り添って死ぬだけ。
ただし、このシーンの俳優ニコライ・コスター=ワルドーの演技。目が泳いでおります。ブライエニーへの罪悪感を表したものと思われます。
まだ続くので確定しませんが、物語当初からジェイミーは何も変わっておりません。元から“味方の居ない者を守る者”です。
強弱が定義されない誓いの板挟みに会い究極の選択を迫られた悲劇の人。捉え方の一つですが以下。
また、常に反目し合った誓約破り代表王殺しと義と責任の人エダードを対比してみました。
登場人物情報 シーズン8エピソード4
初登場の人物 シーズン8エピソード4
なし | なし |
散った人物 シーズン8エピソード4
デナーリスのドラゴン レイガル |
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デナーリスの侍女、通訳、側近 ミッサンディ |
視聴時の注目点や伏線、分析、感想など シーズン8エピソード4
生き残りの意でしょうか。元が多いので結構残ってる感ありますが現在四人。
アリアが同盟者不要と言い切りました。「敵は一人、アタイに任せろ」と言う意味かな。
宴会はいいとして、火種が以下。
○サンサとアリアがデナーリス認めず。
○ジョンの真実が周囲動かしてしまう。
○全シーズン通して初めて女王の打たれ弱さ露呈。
○デナーリス軍手痛い急襲。
『ゲーム・オブ・スローンズ』特有の一瞬で形勢逆転現象も登場し付いてくのが大変ですが、デナーリスに今までなかった類の窮地。注目です。
気になるのは、ウェスタロス側一番のアリアとエッソス側一番のミッサンディの眼力対決。価値判断面でのぶつかり合いも予想されます。
つまり、両陣営の判断基準の違いも火種。どう展開してくのでしょうか。
しかし納得いかないのは、長らくウィンターフェル城が主舞台だったせいか、完全にサーセイが悪の枢軸扱い。アホなだけで悪人ではないですよ。
悪人だから悪さするんじゃなくて、アホだから悪さしてるんです。お間違えなきよう。
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