トアマンド|大女好きの人気者“真の北部”とは「壁北の方が幸せ→お前もな」

ポク太郎です。

解説の方で何度もわからんわからんと書いてる『ゲームオブスローンズ』の人気者トアマンドの“真の北部”表現。

wikiにある「壁北より南が“北部”扱いされてることに違和感があるから自分らの壁北を“真の北部”と呼ぶ」との内容だと会話が意味不明になるのでわからんと騒いでます。

トアマンドだけに着目したあらすじから、トアマンドの発言する“真の北部”について考えてみました。

ただし、その発言はすこぶる意味不明なので、かなりの決めつけ、かなりの拡大解釈アリ。

またその結果からトアマンドが何故人気キャラなのか理由を考え、言葉で表現してみました。

シーズン8までのネタバレを含みます。


ゲームオブスローンズ人気者:野人トアマンド

ゲーム・オブ・スローンズ登場人物|野人トアマンド役俳優クリストファー・ヒヴュ。巨人殺し 野人の戦頭“巨人殺し”:
トアマンド
俳優:巨人殺しトアマンド役俳優クリストファー・ヒヴュ
ナイツウォッチの敵、野人の戦頭。

野人は自らを“自由民”と呼び、誰からも支配されず自由気ままに生きることを選択。ただし、居住地がウェスタロス最北の厳しい環境。

ウェスタロスは一つの季節が数年続く不思議な土地。長い冬を避け南下し王政の七王国と衝突。境界である壁に居るのはナイツウォッチ。つまり壁の敵。

トアマンド野人の戦頭、いわば特攻隊長。各部族の戦士を率いて壁に迫ります。

クリストファー・ヒヴュ俳優情報

配役、俳優名の英語・日本語表記

クリストファー・ヒヴュの俳優情報
英語 日本語
役名 Tormund トアマンド
俳優 Kristofer Hivju クリストファー・ヒヴュ

ノルウェーのオスロ出身の俳優さん。心配されてますがコロナウィルスに感染してしまったとのこと。回復をお祈りいたします。

クリストファー・ヒヴュSNS情報

クリストファー・ヒヴュの公開、関連情報
クリストファー・ヒヴュのTwitter@kristoferhivju
クリストファー・ヒヴュのInstagram@khivju
クリストファー・ヒヴュのFacebook@kristoferhivjuofficial

リアル雪男=トアマンド似顔絵

似顔絵で覚えるサイトなのでイラストでお顔の特徴。

ヒゲ全開でまさに雪男て感じの風貌。リンク先の写真で分かるが常に目を見開いてカメラに向かうサービス精神旺盛な役者さん。

髭の存在感で一発で覚える風貌だが、お顔の特徴は割と少なく似顔絵を描くのが難しい。

かなり苦労したが、見つかった特徴はこの程度。
●耳から、目鼻口パーツの乗る面まで垂直に飛び出す。
●釣り目でなく目尻は下がる。が、二重まぶたの外脇が上がる。
●大男故のお顔のゴツゴツ感。
●鼻はごついが、尖ってるイメージ。

あまり「これがトアマンド!」て感じの特徴が見つからない。やはり髪型とヒゲ。意外とシーンによってかなりお顔が変わる俳優さんでもあります。

トアマンド一人に着目した全シーズンあらすじ

トアマンドはシーズン3で初登場。

シーズン3 トアマンドあらすじ


初登場は北方の野人の野営地。スパイとして入り込んだジョン・スノウの面談。マンス・レイダーと同時に初登場。

ジョンを受け入れた後、マンス・レイダーが指示。「壁を登り、壁南に潜伏し攻撃の合図待て。」

スパイとして野人中に入り込んだジョンですが、女イグリットと結ばれてしまいます。またイグリットジョン=スパイに気付いてる模様。

トアマンド、狼潜りオレルイグリットジョンが壁を乗り越え、民家を襲撃。狼潜りオレルの詮索によりジョン=スパイがばれ、ジョン逃走。

一人で逃亡したジョンに唖然としたイグリットが追い、ジョンを射抜きますが急所を外します。

シーズン4 トアマンドあらすじ


トアマンドは弓の名手イグリットが急所を外した報告を受けわざと見抜きます。ただし、野人の戦頭であるトアマンドですが、厳しく追及することはせず。

野人が続々と壁南入り。トアマンドらは黒の城からナイツウォッチをおびき出すため北部の小さな村を襲い続けます。

オリーの村も全滅、土竜の町モウルズタウンも襲われました。

マンス・レイダーの攻撃開始の合図は巨大なかがり火。それを受け黒の城で決戦。

初戦である籠城戦を制したのはナイツウォッチトアマンドは捕虜へ。イグリットオリーに射抜かれました。

ただし、ナイツウォッチ側ももう戦力無し。ジョンが一人でマンス・レイダーの元へ交渉へ。

その交渉中に思わぬ敵。冬到来の知らせを受け北部入りしたスタニス・バラシオン軍野人を制圧。壁は難を逃れました。

壁に戻り戦死者の葬儀。

壁北の弔い方を聞きに来たジョントアマンドイグリットは殺す連発。愛してたってこと。イグリットは真の北部人。分かるよな?」

シーズン5 トアマンドあらすじ


捕虜となったマンス・レイダースタニスが「跪け。」その交渉役に指名されたのはジョンでした。

ジョンマンス・レイダーを説得。が、「民を他人の戦いに巻き込めず。選ばれた責任。」とマンス・レイダーが固辞。火炙りの刑に。

「火炙りで叫ぶのは嫌だが跪けない。」と聞いてたジョンマンス・レイダーが叫ぶ前に弓矢。苦しまずに逝かせた処刑現場をトアマンドも見ていました。

壁はこのとき総帥不在。ジオー・モーモント前総帥が反乱で命を落としていました。

総帥選が行われ、立候補もしてないジョンサムウェルが推し、ジョン・スノウが第998代総帥へ。

壁の問題は忍び寄る冬。ホワイトウォーカーが迫っています。総帥ジョンは一大決心「野人も引き入れ共に死の軍団と戦う。」

トアマンドを引き連れ野人の拠点堅牢な家に説得へ。ちょうどその場で死の軍団に襲われますが、生き残った野人を何とか壁南ギフトの地に招きました。

ここで大事件。壁の元々の使命は対死の軍団。が、既に神話化し現在の壁の使命=対野人施設。現在のナイツウォッチ使命を重んじる配下が総帥ジョンを刺殺。

シーズン6 トアマンドあらすじ


黒の城はクーデター側が制圧。ジョン信奉派が包囲され籠城。そのとき救援要請受け駆け付けたのが野人トアマンド。クーデター側を制圧。

が、総帥ジョン死亡は変わらず。ジョンサイドに居た元スタニス参謀ダヴォス・シーワースが妖術使いメリサンドルに復活の術を依頼→成功しジョン復活。

このときウィンターフェル城は北部の嫌われ者ボルトン家に占拠されていました。ジョンは自身を信頼してくれる野人軍と共にウィンターフェル城を奪回。

シーズン7 トアマンドあらすじ


ジョンの命題は対ホワイトウォーカートアマンドには壁最東の砦東の物見城を任せます。

かねてより気になる女戦士ブライエニーから離れることに気付かないのか、トアマンドは快諾「俺たちがナイツウォッチだ!」

ジョン自身は戦力確保。デナーリス・ターガリエンを頼り兵器用ドラゴングラスをゲット、ドラゴン参戦の約束もとり付けます。

デナーリスは王都サーセイと戦争中。そのため、ジョントアマンドらは亡者一匹捕獲→サーセイ目前に突き出し停戦協定。

このときデナーリスの人物を確信したジョンデナーリスに忠誠。また、男女としても結ばれてしまいました。

シーズン8 トアマンドあらすじ


いよいよ死の軍団ホワイトウォーカーとの決戦。北部の各拠点を放棄しウィンターフェル城に結集せよと使い鴉。

トアマンドも、黒の城を放棄したエディソン・トレットに合流しウィンターフェル城へ到達。

絶望的な決戦、勝てるわけない決戦、全員死ぬ覚悟の決戦。何とか夜の王を粉砕し生者側勝利。

ジョンが忠誠を誓ったデナーリスの目標は鉄の玉座。次は王都戦。

出立時にトアマンドジョンに別れ。もう既に野人ナイツウォッチもない状況。居ていいと言うジョントアマンド「故郷でないから壁北へ。」

ジョンが壁北でしか生存できないといわれる大狼ゴーストを「壁北の方が幸せ」と託すとトアマンド「お前もな。」

この辺りでの軋轢。ジョン=王子レイガー・ターガリエンの血を引く正統後継者と判明し、デナーリスが不安定状態に陥っていました。

向かった王都戦では精神的、戦力的に窮地に立たされたデナーリスが民を虐殺。女王の手ティリオンに説得されジョンデナーリスを刺殺→牢獄入り。

死の軍団で一つになった各陣営もそれぞれ対立。結局、落とし所は女王殺しジョン・スノウナイツウォッチに。

全ての戦いが終わりジョンが向かったのは壁。そこで待っていたのはトアマンド自由民

ジョントアマンド自由民を引き連れ壁北へ向かいフィナーレ。

トアマンドの発言する“真の北部”とは

分からない分からないと言ってるのは、トアマンドの発する“真の北部”発言。

問題のシーンはシーズン4第10話『世継ぎたち』、シーズン8第4話『最後のスターク家』の場面。

黒の城でのナイツウォッチvs野人の決戦。結局野人らが捕らえられ捕虜。

黒の城で戦死者の葬儀が行われた後、ジョン・スノウが捕虜トアマンドと会話。

トアマンドイグリットは殺す連発=愛してた。イグリットは本当の北部人。分かるよな?」この後、ジョンイグリットを壁北で弔いました。

死の軍団に勝利したジョン・スノウトアマンドら。ジョンは王都の玉座奪取戦へ、トアマンドは故郷壁北へ。

戦友となったトアマンドは出発するジョンにハナムケ「真の北部が味方。」

また、ジョンが大狼ゴーストを託し「壁北の方が幸せ。」→トアマンド「お前もな。」

決め付けで予想するトアマンドの“真の北部”

まずウェスタロスの歴史。

おおよそのウェスタロス歴史(“詳細には不明”て設定の模様)
時期
1 1万2千

8千年前
原住民森の子らと侵入者最初の人々が戦争、講和。
100年間冬が続いた“長い夜”が存在。
ブランドン建設王が森の子ら巨人の力を借りを建造。
2 6千年前 アンダル人来襲。
七王国が形成され始める。
3 3百年前 ターガリエン家がウェスタロス征服。
マーテル家だけはしばらく後。
4 17年前 ロバートの反乱
5 9年前 グレイジョイの反乱

野人は歴史書など持ちません。文字・学問とは無縁なことはジリイグリットらから伺えます。

トアマンドイグリットらの台詞を拾うと、 1の“最初の人々”は高頻度で登場、仲間には巨人が居ます。なので、その辺りは知ってそう。

確かに野人リーダーマンス・レイダーナイツウォッチ脱走者。なので、言い伝えだけでなく知る人間も入り込んでいます。

が、トアマンドが数字を聞くと「うえぁああぁぁ!」。文字は読めませんから上表を口頭で説明→何年前と言いかけた瞬間高確率で「うえぁああぁぁ!」。

そのように予想できるので、下を決め付けてみます。

トアマンドの敵は壁南。
トアマンドから見れば北の王国ターガリエン王朝バラシオン政権も同じ=全て自分らと違う“身分制度”。

アンダル人来襲時に要塞ケイリンが防波堤となり、それ以南はアンダル人に支配されました。それで七王国へ遷移するので北の王国へと変わることに。

が、それまではブランドン建設王を祖、リーダーとした“最初の人々”の大陸。“身分”の概念が希薄だったと思われる地域。

壁の建造時に北側に居ただけで自分らのルーツは“最初の人々”と知ってます。

つまり、トアマンドの捉える“真の北部”とは、“身分肩書立場を気にしなくてよい土地”という意味では。

そう考えると辻褄が合います。

トアマンドの発言
イグリット=本当の北部人」 野人イグリットは“真の北部人”だから敵である鴉ジョン・スノウを愛した。トアマンド「ホントに愛してたって分かるよな?アイツは“真の北部人”なんだから。」
「真の北部が味方」 落とし子であろうが正統な後継者であろうが、ジョン・スノウを支持する連中が味方。
「壁北の方が幸せ→お前もな」 落とし子には身分制度は不都合、あるいは、正統な後継者であることがトラブルの種。
また、壁総帥ジョンは冬到来に際し、敵野人を壁南に受け入れた人物。下らない身分・立場にこだわらない人間は壁北の方が、て意味。

いづれも“身分肩書立場へのこだわり”に注目した観点。

かなりの決め付けを要しますが。

ついでにトアマンドの人気の秘密を文章表現

細けーことはよく分からんトアマンドの論理思考

トアマンドが数字を聞くと「うえぁああぁぁ!」ですが、すごくシンプルで論理的な思考を行います。

以下に気になる描写を列挙。

●「次からは俺が屁をこく度に跪け。はっはー。」
●弓の名手イグリットの矢が命中したのに急所でなかった→「わざと。」
イグリットジョン殺す」連発=誰も手出さないよう周囲威圧=愛する者守るため。
ジョンが火炙り中のマンス・レイダー射抜く=死確定者殺害は慈悲以外あり得ない。
●「船燃やされるかもだから総帥ジョンも堅牢な家へ同行しろ。」
●神のイチモツが小さいわけない。
●壁の拠点東の物見城守備を命じられ即座に「俺たちがナイツウォッチだ!」
マンス・レイダーをディスるのでなく、跪かず徹底が原因で犠牲者多数を謙虚に認める。
●敵であってもジョンの行動は自分らと同じ対死の軍団なこと理解。
●総帥ジョンが自分らを壁南に入れる難易度を十分に認識。

気になる描写はこんな感じ。

トアマンドが気にするポイントは下の二点だけ。

野人の目的は「迫りくるホワイトウォーカー回避目的の南進。」
野人の理想は「何にも縛られない自由。」

それを言葉少なく、でなく、言葉は多いが語彙力少なく発言。

この二ポイントと上記行動を見るに、イグリットの想い、ジョンの気苦労、北部人の野人に対する感情、戦における策謀、すべて理解しています。

またマンス・レイダーを否定するのでなく、間違えについても己を疑うことを欠いていません。

トアマンドの魅力を言葉で表現

物事・思い・論理を明確に言葉で一対一に言い表すのは非常に難しいこと。

これを読んでる方は知らないはず。本体ブログでのポク太郎の叫び声は「お前は何を言うておるんだ!!!?」←自分で自分の文章を読んだ話題時の定番。

それをできるようにするためこのようにブログを書いていますが、すごく難しいのです。

トアマンドはその難しいことを目指しません。が、行動からすべて理解してることが伝わります。つまり頭の中ではすべて整理されてる証拠。

イグリットジョンを見逃す理由は愛。その裏切りは自分らが嫌う“身分”から発生したもの→しつこく追及せず。

ジョンマンス・レイダーに慈悲。ジョンだけは自分らと同じ対死の軍団→策謀的な可能性だけ排除し、敵ジョンの方針に従う。

上記二文だけでも言葉で正確に言い表すのには結構苦労します。

トアマンド好きが多い理由は単に、主役側ジョンの強力な味方になった、風貌が雪男でゴツくてかっこいいブライエニーを追い求める姿がかわいいてだけなのでしょうか。

「言葉で余計な表現しないがすべて理解してるワイルドマン」←視聴者がこれを感じ取った結果かも。

他のキャラも同様のことが言えますが、このトアマンドというキャラ。設定したのは制作陣でしょうか、俳優クリストファー・ヒヴュでしょうか。

誰が設定し完成したのかわかりませんが、この辺が『ゲームオブスローンズ』の凄さ。他のドラマと異なるポイントなんですよね。

不親切で説明足らずなドラマなので解釈の自由度が上がるのは確かですが、矛盾なくスジが通っちゃう。不親切ドラマの特徴なんでしょうか。

※あまり不親切ドラマ見たことないので常識分からず。

関係ないがゲームオブスローンズの魅力へ話題展開

これ書いてて思い出したことが。

この『ゲームオブスローンズ』の登場人物。ほぼすべて典型的なキャラで構成されています。

トアマンドは上述ワイルドマン、ジョンは我の弱い私生児、ロバートは典型的なぐうたら王、ジョフリーは口だけチキン王子、ヴィセーリスは落ちぶれ王族。

この典型的なキャラ、典型的な緒名家を複雑怪奇に絡めて描く。これが原作。

原作の情報に遭遇すると“典型的”な印象を受けないでしょうか。イラストではふんぞり返ってるのがサーセイです。まさに典型的暴君女帝。

それをどう捉えるかですが、そんなイカニモ的な物語が爆発的ヒット!と言われてすんなり信用できるでしょうか。

その“典型的”物語の実写版が『ゲームオブスローンズ』。俳優さんの顔が付くことでその“典型的”から若干脇に外れます。

例えばサーセイ女優レナ・ヘディさんは、姿勢は悪くありませんがふんぞり返る姿を見せることはありません。

ゲーム・オブ・スローンズ登場人物|サーセイ・ラニスター役女優レナ・ヘディ

典型キャラで構成される物語を映像化したことにより、サーセイの場合は七王国中から嫌われる理由が“典型的”からは外れ現実味を帯びて視聴者に伝わります。

それは他のキャラ、タイウィンジェイミーでも同様。結果的にリアル感→奥の深い、噛めば噛むほど味が出るドラマになったのではないでしょうか。

人気キャラトアマンドで始めた本記事は、人気キャラサーセイで締めくくりたいと思います。異論は認めず。

トアマンドの人気の理由は、語彙力ないがすべて分かってる。いちいち言葉で説明せずとも行動に表れる人間性。『ゲームオブスローンズ』の人気者。

一方、言葉・文章で一対一に物事を言い表そうと奮闘するのはジジイポク太郎。目指すは人気ブログ。

……………。

文章力を磨けば磨くほど人気ブログから遠ざかる?ジジイポク太郎、方針を間違えてたようです。

※投稿するにはまずい時期だったかも。俳優さんの状況が心配です。

ゲースロファンはワクチンの早期完成と楽しませてくれた俳優クリストファー・ヒヴュさんの回復を祈りましょう。

ゲーム・オブ・スローンズ

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