ポク太郎です。
相変わらず大好きなサーセイについて考えております。これほど慈悲深く、優しい女性がいるでしょうか。
シーズン6までの
を含みます。
サーセイの調査

が、そのとき息子トメン王は狂信者雀聖下ハイスパローに操られ、また、小評議会が王をガッチリガード→決闘裁判廃止を宣言。
決闘裁判で切り抜ける予定だったサーセイが絶体絶命に陥いる場面。
ドラマ中ではハッキリ発言されてませんが、そのピンチ状態のサーセイにクァイバーンが何かを報告。
後に判明しますが、これは狂王がベイラー大聖堂を始め王都中に貯蔵させた鬼火の件。
つまり、スタニス相手に鬼火ワイルドファイアで対抗しようとしてたサーセイですが、王都中に作られた貯蔵庫については知りませんでした。
何故鬼火の貯蔵庫を知らないんだ
少なくとも17年前から、王都の至る所に鬼火が貯蔵されてることを知ってた方がいらっしゃいます。
そうです。サーセイの双子弟で愛人ジェイミーさんです。
王の盾総帥バリスタン・セルミーに並び狂王に詳しく、ずっと横で護衛をしてた方。
その中で、狂王は鬼火が大好きで王都の至る所に貯蔵という話。
「ベイラー聖堂の地下、蚤のたまり場、旅籠の地下、赤の王城にも。」
引用:『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン3
ジェイミーはサーセイとベッドを共にする間柄。姉弟なので期間は17年どころでは。また、味方の居ないサーセイにとっては人生中最も会話の機会が多い相手。
エダードを襲い王都から逃亡、ロブに捕らえられ捕虜になってたとかは17年後以降の話。
深まる疑問。何故サーセイに言わなかったのでしょう。
ジェイミーが教えなかった理由
つまり、17年以上、かつ、戦乱がなく平穏な期間が前後に8、9年間、その間ベッドを共にしたサーセイに話をしなかった理由とは。
●可能性1 鬼火の話をする機会がなかった。
●可能性2 サーセイに教えるのは危なっかしいと黙ってた。
立場上、可能性2はあり得ないとしないといけないので、ここで採用するのは可能性1のみ。
狂王と言えば必ず繋がる話はジェイミーの王殺し。大切な弟兼愛人ジェイミーが蔑視されることになった事件。
サーセイは狂王の話、王の盾時代の話を避けてたものと思います。
なので、サーセイは鬼火に関しては何も知らなかったということに。
危なっかしいサーセイと認識してるにも関わらず、「姉を愛してる。笑いたけりゃ笑え。」と堂々と姉を全面擁護するジェイミー。
ん?間違えた。正しくは下。
守る必要もない民を守った挙句、“王殺し”と蔑視される弟の心情を察し、長きに渡り狂王時代の話を避け続けるサーセイ。
なんと心優しき姉上か。また一つサーセイを好きになる理由が増えましたね。
『ゲーム・オブ・スローンズ』はグロい残酷な描写も点在する常に緊迫したシリアスなドラマ。
なので、「ラニスターに非ずんば人に非ず」とタイウィン公の唯我独尊思想を受け継ぐ女帝が周囲にどう扱われているかなどは見落としがちに。
が、こういった“高飛車な女帝の扱われ方”を探し回るのも『ゲーム・オブ・スローンズ』の楽しみ方の一つ。リトルフィンガーしかり、オレナ・レッドワインしかり、ジェイミーしかり。
あれ?
コメント
長編だし、群像劇で登場人物多すぎるし、地名も訳分からんしで観てこなかったゲームオブスローンズですが、先にこちらのサイトを軽く読んでからイッキに観ています。とてもありがたい解説ありがとうございます!
さて、毎シーズン終わった所で理解を深める為にこちらの解説を読んでるのですが、ポク太郎さんのサーセイ愛が強くてサーセイを語る記事を楽しく読ませて頂いてます!笑
他の方と同じく、サーセイ憎しで観ていたので新鮮でした。今シーズンの何が良かったってあの憎くきサーセイが屈辱と恥辱を与えられる所ですかね。自らの失策でってとこもポイント高かったです。スッキリしました笑
長かったシーズンも残すところ2つです。また見終わり次第コメントさせて頂きます。
アリア眉がすこさん
閲覧頂きありがとうございます。本ブログは視聴のお役に立ててますでしょうか。
実は原作では、ここは自爆ではなくやむを得ずその状況に陥った場面だったようです。
これはドラマ化の際の神修正の一つと思っています。
ハイスパローの記事に少し書いてあります。ご興味あればどうぞ。