ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ解説第四話『七人』

ポク太郎です。

2026年2月9日執筆)ナイト・オブ・ザ・セブンキングダム/A Knight of the Seven Kingdoms』第4話『七人』。

AKOTSK第4話までネタバレを含みます。


あらすじっぽく第4話整理

エリオン王子を殴った罪で投獄されたダンク。最初の真っ暗状態は暗黒房の演出でしょうか。

嘘をついたとエッグを責めます。エッグは、「兄デイロンが出る気なくて、従士してても槍試合行けなかった。アタマ剃ったのはデイロン。」

王位後継者ベイラー王子ダンクに聞いたのは「武術の腕は?」。

エリオン王子の告発は「ドラゴン侮辱し反乱を扇動した女タンセルに肩入れし王族に手を上げた」「王子エッグを誘拐した」。いづれも言いがかり。

つまり、ベイラー王子の質問の意図は、決闘裁判で対抗するしかないから。

ベイラー王子は巨人ダンクとの決闘を匂わせて甥っ子を黙らすつもりだったようですが、エリオンが“七の審判”を主張し始めます。

七の審判”とは7on7の決闘裁判。7人集めれなければ負け。そんなものを持ち出すエリオンを父親メイカー王子が責めますが言うことを聞きません。

ダンクはあと6人の仲間を探し奔走。エッグの要請で集まったり、裏切られたり、急遽騎士に叙任したり、屁をコキ付けられたり、なんだかんだ。

あと1人が足りないダンクの陣に、決闘裁判を持ち出しダンクを窮地に陥れた責任を感じる王位後継者ベイラー王子が入りました。

七の審判とアンダル人の考え方

七の審判について、番組内で言われたのは「アンダル人や“七神”とともに伝わった」「6000年前のアンダル人の風習」。

まず歴史を。

6000年前、ペントス北のアンダロスの地からアンダル人最初の人々の居たウェスタロスへ来襲→北部以外はほぼ征服しました。アンダル人の信仰が七神正教。何千年の間に七王国へと集約されていきます。

300年前にそれをドラゴンの戦力で征服したのが現在の王族ターガリエン家。古代ヴァリリア帝国の末裔でヴァリリア人です。銀髪・紫の目。俳優さんがカラーコンタクトを付けてないのは「俳優は目で演技をするから」。GOTの脚本家が決断しました。

ヴァリリア人の信仰とはどちらかといえばドラゴンの力、ヴァリリア魔法、ヴァリリア建築。その他、純潔を守り続けようとする近親族と言ってもいいかな。ルーツの異なる七神正教ではありません。

七神信仰を主とするウェスタロスを統治するため、300年前の初代征服王エイゴン七神正教に改宗しました。ですが、七神正教における禁忌は近親婚←ヴァリリア人と最も相容れないポイント。

征服王エイゴン七神教団に配慮し続けましたが、その子孫らはキチガイ王族。信仰に関して常々紛争を起こしてきました。

七神正教の考え方は「神が正しい方を勝たせるはずだ」。それが決闘裁判の根拠です。意味不明ですが代理人を建ててもOK。「正しい方には神が強力な擁護者を与えるはずだ」。

また、何びとも決闘裁判を要求する権利を持ちます。

「6000年前の風習」だと発言されましたが、直近で行ったのは残酷王メイゴル。初代征服王エイゴンの次男で3代目の王様、暴君です。

ライオネル・バラシオン七の審判は100年ぶりと発言してましたが、正確にはこの時代から150年以上前。

一夫多妻を強行した件、王位継承権を争う裁判だったと記憶してますが、七の審判を一人だけ生き残りました。

少し出たメイカー王子の人柄

ちょっと出たメイカー王子。クシで銀髪をキッチリとかしてまとめてるあのお方。現王様デイロン二世の四男です。つまり承継順位4位の第四王子。ドラ息子らを抱えた悩める父親です。

長男デイロンは飲んだくれチキン、次男エリオンは暴君気質、三男エイモンは役立たず、四男エッグは行方不明。

三男エイモンとは、ジョン・スノウゲーム・オブ・スローンズ登場人物|ジョン・スノウ役俳優キット・ハリントン。落とし子を指南した学匠エイモンゲーム・オブ・スローンズ登場人物|壁学匠エイモン・ターガリエン役俳優ピーター・ヴォーンのこと。武勇が重んじられるこの世界では、やはり知識の城に居るのは出来損ない。

ただ、このシーンではチキンエリオンを怒鳴り付け、アンダルの風習も無視しない、割とまともな人物として表現されていました。ドラ息子エリオンの擁護者になるのも“仕方なく”。

“まともな”王族のトラウマとはやはり残酷王メイゴル。偉大なる征服王エイゴンの息子でありながら、ウェスタロスをボロボロにした暴君です。

ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』でも表現されましたが、もしデイモン王子ハウス・オブ・ザ・ドラゴン登場人物|王子デイモン・ターガリエン役俳優マット・スミスが暴君気質でなければ、女系相続の問題にも波及せず、“双竜の舞踏”も起きなかったとの分析なんでしょう。

デイモン王子が排除され続けた理由は常に脳裏に残酷王メイゴルが浮かぶからだし、双竜の舞踏が誘発したドラゴン絶滅ってのはターガリエン王家にとって痛恨の大打撃。

残酷王メイゴルを輩出した失敗に学ぶ故、この地の七神正教による法律は無視できず、その気のあるエリオンを叱りつけるものと思われます。

つまり、メイカー王子も第一王子ベイラー王子と同様の“まともな”王族なんだと予想します。

ドラ息子だらけでイラついてるだけ。

HBOのドラマなのでその辺りも含めて表現してるのでは?と分析します。←ホメてるのではないよ?この世界を常識として知らない視聴者を突き放すって意味よ?

なので、興味ある方は残酷王メイゴルと『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の前史をどうぞ。

意味深なデイロンの正夢

七人裁判が決まった後、飲んだくれデイロンエッグダンクの元にやってきました。

デイロンは八百長宣言「エリオン側で勇ましく襲い掛かるが、音が出る程度に兜を殴ってくれ。」やはり、ただの飲んだくれのようです。

そのデイロンが意味深発言。正夢を見るとのこと。見た夢とは「ダンクが生きてて、ドラゴンが死んでた。」これが「冴えない男の、皮肉な大きな才能」だそう。

ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の王様ヴィセーリス一世ハウス・オブ・ザ・ドラゴン登場人物|ヴィセーリス・ターガリエン一世役俳優パディ・コンシダインはドラゴンより強力な力として、征服王エイゴンの夢先の能力に注目しました。

ターガリエンの血を受け継ぐ人間にはこの能力を持つ者ハウス・オブ・ザ・ドラゴン登場人物|ヘレイナ役女優フィア・サバンが多く登場します。ターガリエンを名乗ってない人物も複数。似てなけりゃネタバレにもならんから便利だわ。

このデイロンがそれなのかは分かりませんが、『ナイト・オブ・ザ・セブンキングダム』のファンタジー要素として意識しておくとよいかもしれません。

屁をコキつける直前にフェードインさせた、あのジャンジャカジャンジャカ演奏。

なんだね、あれは。

何がしたいのかね。この製作陣は。

ベイラー王子の登場を盛り上げたいのは分かるが、いろいろとタガを外し過ぎだろう。

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