雀聖下ハイスパローの目的を探りながら修正点を振り返る|すべてのパズルを埋めてくれ

本ブログでは各緒名家に関連する名称はこの色使いで強調しております。家名、人名、地名など。サイドバー内には簡易地図。
ターガリエン家スターク家バラシオン家
アリン家ラニスター家タリー家
タイレル家グレイジョイ家マーテル家

ポク太郎です。

大人気海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』。衝撃、感動的なシーンが多数存在。が、個人的に選ぶ傑作はシーズン4~5。同じく夢中になった方は多いかと。

原作からの修正点が功を奏したと思ってますが、その点について振り返ります。

シーズン6までのネタバレを含みます。


雀聖下ハイスパロー

雀聖下ハイスパローは七神正教の過激派の指導者。原作では登場しない人物の模様。

狂信者集団の指導者:雀聖下ハイスパロー

ゲースロキャストicon|雀聖下ハイスパロー/High Sparrow

演じるのは俳優ジョナサン・プライス。映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』でのお花畑なスワン総督。

逸話として話すのは、リトルフィンガー並に分かりづらい己の過去とそこから生まれた思想。

若くして父を亡くし継いだ靴屋。自分の作る靴は趣を凝らし好評。
→貴族に売れて金が入り豪遊。
→酒に溺れ気付いたら一緒に豪遊してた仲間の姿。
→それは自分が蔑んできた物乞い、貧乏人そのもの。
→その姿こそが真実。だから以降炊き出し人へ。

「そぎ落とす」ことを善とし、無欲でないこと=罪と考える狂信者。「七神の前では皆平等」が下のように飛躍してしまった模様。

物欲が罪の根源。物欲を満たしたがる者が存在するため民が不幸に→物欲を持つ人物は犯罪者。

雀聖下の策略

堕落した自分らの姿が真実だと悟ってからは物欲は放棄しました。なので、してたのは蚤のたまり場での炊き出し。

一応「特別な者は居ないと説いたら皆が自分を特別扱い。心地ええわ。」との発言はありますが、特に欲はなし。

あるとすれば下の発言。
○物資供給停止で脅すオレナに対して「多数が少数を恐れないとどうなるかね。」
ジェイミーが脅した際には「犠牲も出るだろうが、団結すれば帝国も倒せる。」

なので、物欲でなく自分の信念を貫き支配すべきと考えてたのではと思います。支配欲てか、雀聖下自身がそれを正義と思い込んでるだけ。

つまり、雀聖下の目的は王都始め七王国の支配。サーセイらに幻想と呼ばれる己の理想を広めるだけ、と解釈しています。

策略的なものと言えば下程度。

マージェリーの贖罪に怯えるトメン王雀聖下は頑として面会を許しませんでした。許したのはマージェリー雀聖下の信念を受け入れたとき。

その昔、マージェリーを見た瞬間にサーセイが腹黒と断罪しましたが、その腹黒を自分で認めたときでした。(民衆を抱き込んでジョフリーを制御してた件)

これは洗脳されたふりをするマージェリーの策でもありました。

が、洗脳であるか演技であるかにかかわらず、雀聖下がお人よしトメン王を言いくるめるためのエサになりました。

大事で大事で仕方のないが自分の信念通りの発言をする→お人よしは自由自在に。

結局、これで雀聖下の王都制圧は完了。

が、これから本番てところで爆薬を入手したアホが七王国を救いましたが、上記が雀聖下の目的というか策略というか。

もっと重要なハイスパローの目的

どちらかと言えば上の話はどうでもよくて、雀聖下にはもっと重要な目的があります。

サーセイ「悪人は富によって罰を逃れてる。」
雀聖下「神々の前では罪人は皆同じ。」

サーセイが、雀聖下に武装化を指示したときの会話です。

タイウィン公亡き後、タイレル家に怯えるサーセイが策謀。

狂信者集団に権力を与えタイレルを投獄し、思い通りに成果を挙げるハイスパローを大絶賛し褒め称えるサーセイ

が、直後に自分も投獄。サーセイの心の叫びは「総司祭に取り立ててやったのに!」

結局、最初に根を挙げ、保釈条件があの贖罪。神々の前では罪人は皆同じ。大自爆劇を演じ上げました。

原作ではこれはサーセイ発案の策でなく、七神正教からの借財免除のためサーセイが権力を与えざるを得なかったとされてる模様。

つまり、HBOでの修正により、“策謀大好きマヌケ王后”という大絶賛キャラクターが完成しました。

これこそが雀聖下ハイスパローが画面上で暗躍し続けた目的。しっかりと製作陣の目的を果たしております。

どの目的の話やねん、と罵声が聞こえますが、こういった修正を経て傑作シーズン4、5が生まれたんだと思います。

原作小説からの修正点はこちらに→原作とドラマの違い|HBO視聴立場からの比較

シーズン4では娼婦シェイの役割修正から物語とティリオンの行動動機に重厚な意味づけ。

シーズン5では上述のように雀聖下を利用した大人気キャラクターの確立。

が、大幅な修正はその要因である人物、雀聖下や娼婦シェイのキャラ自身は投げっぱなしで何者か分からぬまま結末となるパターンが多いです。

傑作とされればされるほど、それらの人物を深く追求したくなるのが人間の性。

願わくば投げっぱなしでなくすべてのパズルを埋めておいて欲しいものです。

俺は何を書いてるんだろうか。

まーいい。

ハイスパローが嫌いと言う方が結構多いようですが、大人気キャラクターゲースロキャストiconサーセイ・ラニスター/Cersei Lannister確立への最大貢献者。なので、かなり大スキ。何モンか不明だが大スキ。

でもこの辺りの話で気になるのはケヴァン・ラニスターゲースロキャストicon|ケヴァン・ラニスター/Kevan Lannister。息子ランセルを取り戻すため一旦はサーセイに説得されました。タイレル軍が聖堂へ攻め入ったとき。

なのに、その後もトメン王=つまりは雀聖下に従ったままでした。

この辺りは、物語修正の歪が残ってしまったんですかね。または、「ゲースロキャストiconサーセイ・ラニスター/Cersei Lannister=役立たず」を再認識して徹底したか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました