ポク太郎です。
巷では原題『A Knight of the Seven Kingdoms: The Hedge Knight/七王国の騎士:放浪の騎士』=『ダンクとエッグの物語』がHBOから2026年配信決定と発表されたとか何とか。
それが2026年てことは2024年シーズン2が発表されてる『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の“シーズン3完結2025年”の目途が立ったということかえ?
と疑問を感じながら、久しぶりの『ゲーム・オブ・スローンズ』ネタです。
既に古ドラマ扱いかも知れませんが、『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン7までの を含みます。
話題はターガリエンとバラシオンの血縁
ロバート・バラシオン王のプロフィール
本投稿で話題にするのはロバート・バラシオン王。『ゲーム・オブ・スローンズ』物語開始時点の七王国の王様です。
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七王国の王:ロバート・バラシオン |
俳優:ロバート王役俳優マーク・アディ | |
嵐の王国に生まれ、バラシオン家の長となるべく出生した長男。
弟が二人居り、スタニス・バラシオン ターガリエン王家から嫁いだレイル・ターガリエンが祖母とされ、長男ロバートがAC252年に出生。弟二人の出生年、年齢は本サイトの調査では“不明”。 ロバートはアリン家の里子として育ちました。同じく里子となった義兄弟がエダード・スターク
他家の里子になるのがこの世界の風習か修行。
17年前、狂王エイリス・ターガリエンの後継者レイガー王子がロバートの婚約者であったエダードの妹リアナを連れ去り失踪。 抗議したエダードの長兄ブランドンと父である家長リカード・スタークを狂王が処刑し反乱勃発。 ロバート軍が勝利し、ターガリエン家から玉座を奪ったバラシオン家が七王国の王となりました。この事件がロバートの反乱。 |
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バラシオン家とは七王国中最も新しい新興の緒名家貴族。
300年前にターガリエンの落とし子オーリスが興した家系。征服戦争でウェスタロス大陸全域を初制覇した征服王エイゴン・ターガリエンの腹違いの兄弟で軍の司令官でした。初代王の手との噂。 ウェスタロスに元々君臨してた七王国の一つ嵐の王国は8000年前などと言われる伝説の英雄デュラン・ゴッズグリーフの末裔を名乗るデュランドン家を長とした王国。 傲慢王と呼ばれた300年前の嵐の王アーギラック・デュランドンを倒したのが司令官オーリス・バラシオン。 勝利したオーリスはその娘アージェラ・デュランドンを娶り、デュランドン家の牡鹿エンブレムと標語“氏神は復讐の女神”を受け継ぎ嵐の王国を存続させました。 なので、デュランドン家の血は后アージェラから後のバラシオン家に受け継がれます。 つまり、8000年前?から存続する嵐の王国は300年前の征服戦争時に家名デュランドン家がバラシオン家に入れ替わった王国てことに。 |
ロバート王近親者の年齢
ここで話題するのはターガリエン家とバラシオン家の血縁関係なので、近親者の年齢を抜粋。オーマンドがレイル・ターガリエンと結婚したロバート王の爺、ステッフォンは父です。
年齢 | 生誕年 | 出生した時代 | |
壁の学匠エイモン![]() |
96歳 | AC202 | ベイラー一世? |
エッグエイゴン五世 | 不明 | 不明 | メイカー一世 |
ステッフォン | (69歳) | AC229 | メイカー一世 |
狂王エイリス | 不明 | 不明 | エイゴン五世 |
ロバート![]() |
46歳 | AC252 | エイゴン五世 |
レイガー | 40歳 戦死AC280:享年28歳 |
AC258 | エイリス二世 |
ヴィセーリス![]() |
22歳 | AC276 | エイリス二世 |
ジョン・スノウ![]() |
18歳 | AC280 | AC279年勃発のロバートの反乱中 |
デナーリス![]() |
17歳 | AC281 | AC279年勃発のロバートの反乱中 |
矛盾を生み出すのはHBOでの修正
(原作:ひぃひぃ爺、HBO:ひぃ爺)世代=メイカー一世 | |||||
デイロン | エイリオン | 壁の学匠エイモン![]() |
デイラ | レイ | エッグエイゴン五世 |
(原作:ひぃ爺、HBO:爺)世代=エイゴン五世 | ||||
ダンカン | シェイラ →HBOで狂王エイリスに修正 |
ジェヘアリーズ二世 →HBOで狂王の后レイラに修正 |
デイロン | レイル =ロバート王(46歳)の婆 |
(親)世代=狂王エイリス二世 | ||
レイガー(40歳) | ヴィセーリス![]() |
デナーリス![]() |
原作通りの家系図だと壁の学匠エイモンがジョン・スノウ
のひぃひぃ爺の兄貴ってことになってしまいます。ジョンはレイガーの更に子世代なので。
恐らくいくらエイモンが長生きでもそれ異常ってことで、せめて“ひぃ爺の兄貴”にするためジェヘアリーズ二世を一代削除し無き者にしたと思われます。
上記と同様次はバラシオン家の家系図。
婆レイル・ターガリエンと爺オーマンド・バラシオン |
ステッフォン・バラシオン |
(親)世代ステッフォン・バラシオン | ||
ロバート![]() |
スタニス![]() |
レンリー![]() |
ややこしいので、上記表・HBOによる修正を施した後の周辺家系図。

以下から、年齢が判明する孫世代ロバート王が子世代レイガーの6歳年上なことを利用し、狂王の后レイラの出産年齢を計算して矛盾を突きます。
孫世代の筈の年長者ロバート王が最短で出生しないと追い付かないので、極端な仮定=婆レイル、父ステッフォンの両者共、15歳で子を儲けたとして計算します。
レイガー40歳とロバート王46歳の差は6年なので、狂王の后レイラが妹レイルより以下の年数分遅く長男レイガーを設けてないと矛盾します。
15歳+6年=21年。その時のレイルの年齢を15歳としたので、姉である狂王の后レイラの年齢は姉妹年齢差α年プラスして⇒21年+15歳+α年⇒36+α歳←これが長男レイガー出産時の年齢。
次に、長男レイガーと末子デナーリスの歳の差は40歳-17歳=23年。
つまり、狂王の后レイラは36+α歳で長男レイガー出産、その23年後の59+α歳で末子デナーリスを出産して死んだってことに。
高齢すぎ出産やないか。ヴァリリア人は閉経しないのか。
今、最短でロバート王が出現するよう15歳と仮定しましたが、婆レイル+父ステッフォン分を足して10年遅れれば更に10歳高齢になるし、もっと極端に12歳と仮定してもアラシクス出産は確定。
(※)先日までアラセブと書いてましたがそれは計算間違い。レイルの年齢分を二重に足してました。
おかしいやないか。
バラシオン家も一代省くしかないがまた矛盾
となると、狂王はロバート王の叔父であり、レイガー兄弟をロバート兄弟のいとことしないと矛盾します。





つまり、ロバート王の母親がターガリエン家。
そうなると、また別の方面で矛盾します。
今度はバラシオン家説明動画で矛盾
語り手:ロバート・バラシオン![]() |
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1 |
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「氏神は復讐の女神」。バラシオンの牡鹿の標語だ。我、ロバート・バラシオン一世が狂王エイリス・ターガリエンから鉄の玉座を奪取し、300年近い王朝に終止符を打った時、勝鬨が国中に響き渡った。 | |
2 |
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バラシオン家は、征服戦争においてエイゴン飛竜王がウェスタロスに侵攻した際に生まれた。エイゴンは司令官であるオーリス・バラシオンをストームズ・エンド城に送り込んだ。最後の嵐の王アーギラック傲慢王は愚かにも安全な拠点を離れた。結局バラシオンの将軍との野戦になった。アーギラックは大敗し、オーリスは彼の土地、財産、娘を奪った。 | |
3 |
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オーリスはエイゴン・ターガリエンの異母兄弟だと言われている。もしこれが本当なら、当時はドラゴンの血と雄鹿の血が少し混ざっていたことになる。 | |
4 |
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バラシオン家の居城は英雄時代に建てられた伝説の天守閣ストーム・エンド城だ。船壊し湾を見下ろす場所にあり、伝説によれば、初代嵐の王デュランがスターク家のブランドン建設王の助けを借りて砦を築き、ストームランドと北部との何世紀にもわたる結びつきを築いたと言う。 | |
5 |
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エイゴンが七王国を征服した後も、バラシオン家はターガリエン王家が去来する間も忠誠を誓ってきた。相続人である卑劣な息子レイガー・ターガリエンが我の婚約者、我が最愛のリアナ・スタークを拉致した時だ。忠誠にも限界がある。行動する時だ。我々は旗を掲げ、バラシオン、スターク、ジョン・アリン、そしてタリー家は連合し、レイガーとその父である狂王に反旗を翻した。 | |
6 |
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我々は勝利し、鉄の玉座を手に入れた。我の血筋に流れるドラゴンの血が上手く働いた。長期間無関係だった先祖オーリスのターガリエン王朝の血がそれを導いたのだから。真実はこうだ。我がそれを手に入れた。我が鉄の玉座に座り赤の王城から七王国を統治している。
先祖オーリスのターガリエン王朝の血がそれを導いた…受け取れる意味は二つ。
・無関係なほど大昔だからターガリエンに逆縁を突き付けられた。 ・“玉座の後継者候補”と主張できた。ロバート王は一応その血を根拠に支配しています。ウェスタロスの法律があるので。 |
ロバート王のバカレベル高すぎになり矛盾
矛盾するからと軽々しくバラシオン家を一代省いてしまうと、今度はこちらで矛盾発生。
自分の母親がターガリエン家出身であることすら頭から抜け落ち、何十世代も前の先祖オーリスにしか目が行かないレベルのバカってことに。
仇敵レイガーが自分のいとこであることにも触れてないことになるし。
複雑家系の爺婆ならいざ知らず、いくらバカでもそらあり得んだろて矛盾が発生します。
なので、修正するとすればレイルを学匠エイモンの妹、エッグの姉として一世代上げ、根本的に家系図を書き換えないと辻褄が合いません。
ここでの矛盾追求法とその結果まとめ
- (恐らく)学匠エイモン
とジョン・スノウ
の世代関係が酷過ぎ、狂王世代を1代繰り上げた修正施し。
- でもロバート
とレイガーの歳の差利用して計算すると、狂王の后レイラの出産年齢に矛盾。
- だからといって、バラシオン家も1代繰り上げようとすると、ロバートが自分の母親の出身家すら気づかないレベルのバカに。
- だからといって、バラシオン家に嫁入りした婆レイルの存在を抹消すると、ロバートの玉座支配の根拠が無くなりまた矛盾。
どうもHBOが施した最初の修正がちょっと中途半端だったみたい。
「嘘を付いちゃいけません。」その真意は辻褄合わせるには回収不可能な膨大な矛盾を回収しないと結局バレちゃうから。
それと同じく、最初の設定をミスるとここで示したようにドンドコドンドコ矛盾が出てきてしまいます。
まぁそれでも少年漫画『北斗の拳』に比べりゃ、その少なさは圧倒的。
これだけ壮大な世界設定でこの程度の矛盾しか見つからないのは、逆に言えば細部まで突き詰めた超大作ってことになるのかしら。
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