ポク太郎です。
海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』をまだ見ぬ未視聴者のために、再度大元情報から振り返る資料。
今回の注目はフレイ家。トライデント河支流を最短で渡れる橋双子城の通行料で太った低級貴族。強欲ジジイ・恥知らずな老齢・通行料がキーワード。
低級貴族フレイ家の自慢は双子城
〇History and Lore House Frey – Catelyn Stark
通行料で増長~双子城がフレイ家居城
双子城はトライデント河支流に掛けられた橋のような要塞。
勝手に渡れないよう入口には軍が守るための仕掛けがたくさんあり、そこに家主フレイ家が鎮座しております。
そこの当主が恥知らずな強欲ジジイ。90過ぎて跡目を譲らず、90過ぎても大量の妻を娶り、90過ぎても大量の子供を作る恥ずかしい爺です。
結婚式の招待をエダード・スタークに無視されたなど恨み節をドラマ内で吐いていますが、それは90過ぎてもなお何度も何度も結婚式に呼ぶから。
フレイ家~映像特典動画
語り手:キャトリン・スターク | |
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力で権力を握る家もあれば、富で権力を握る家もある。フレイ家は狡猾さによってその称号を獲得した。何世紀も前、その創設者は地図を見てトライデント河が地峡ネックをどのように槍で突き刺し、北部と南部を切り離しているかに気づいた。彼は、最短で渡れる橋を所有する者に金の川が流れると気づいた。
トライデント河が地峡ネックをどのように槍で突き刺し、北部と南部を切り離している…地峡ネックは大陸の細くなった部分で湿地・泥沼帯。そこに大河トライデントが流れてるので、橋を作ればまさにスエズ運河・パナマ運河。
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フレイ家が祖先のビジョンを完成させるまでに3世代掛かった。荷馬車2台が並んで通過できる滑らかな灰色岩の巨大なアーチだ。工事が完了すると、彼らは入口を守るため高いカーテンウォール、深い堀、重い門を築き、片方の岸にずんぐりと醜い恐るべき天守閣、つまり双子城を築いた。道路と川の両方には指揮できるように弓兵用の切れ目、殺人穴、桟橋があり、フレイ家立ち退き願いと通行料の支払い無しでは誰も渡れないようにした。計画は上手く行った。一家は裕福で権力を得、領主、商人、貧しい農民から金を徴収した。橋の通行料で面倒を見ないといけないフレイ家の人数を考えれば、これは良いことだ。 | |
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現在の領主であるウォルダー・フレイは90以上の命名日を迎え、嫡子・落とし子かどうかにかかわらず、とにかく多くの子供を作った。他の領主にとっては恥ずべきことだが、ウォルダー・フレイは気にしない。他の領主にとっては危ないことだが、ウォルダー・フレイは相続人や相続人の焦りを恐れていない。おそらくフレイ公は全ての相続人より長生きするつもりなのだ。彼がフレイ家内での内紛を後押ししてることを考えれば、おそらくそうなんだろう。いずれにせよ、フレイ家では存続に勝るものはない。
彼がフレイ家内での内紛を後押ししてる…相続人が増えれば増える程、後継争いが熾烈になるのは必至なので。
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鉄諸島人がリヴァーランドを征服し破壊してたとき、フレイ家は城に隠れていた。エイゴンとタリー家が鉄諸島人を島に追い返した時、フレイ家は城に隠れていた。エイゴンの新しいトライデントの筆頭領主として私の先祖が忠誠を要求したとき、フレイ家は城に居ながら跪いた。
リヴァーランドを蹂躙してたハレン・ホアレ暗黒王率いる鉄諸島人を300年前の征服王エイゴンとそれに寝返った盟主エドミン・タリーが鉄諸島に追い返しました。上記を見るにフレイ家は常に現在の当主ウォルダー・フレイと同様の行動を採っていたようです。
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狂王に反旗を翻した父ホスター・タリー公の招集にウォルダー公が応じなかったとしても、恐らく私らは驚かなかったはずだ。フレイ家が城に隠れて待機している間、ウェスタロス最古の緒名家であるバラシオン家、スターク家、アリン家、タリー家は大義のために戦い血を流した。もしレイガーがトライデントで勝っていたら、ウォルダー公は通行料を受け取り夫の北部軍の残党始末に北部への安全な道を提供したに違いない。しかしレイガーは倒れ、ほれ見よ、フレイ軍が既に勝利を収めた我が軍に加勢しようとしてきた。皆、自分のズボンから発射した軍隊が成長するのをウォルダー公が待っていたのではと嘲笑した。領主らを笑わそうと私の父は“フレイ遅参公”と名付けたが、今でもウォルダー公はこの軽蔑を気にしている。
17年前のロバートの反乱時の話。ホスター・タリーはキャトリンの父親、レイガーは狂王の第一王子。天下分け目のトライデントの戦いが終わってからフレイ軍が到着しました。理由が全然違うが、関ケ原の合戦に遅参した徳川秀忠みたいな。
自分のズボンから発射した軍隊…自分の大量の息子ら。 |
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しかし、多くの点でウォルダー公は賢明だった。勝利の保証はなくもし彼が最初から戦い我が軍が敗北してたら彼は家の自慢の橋を失っていただろう。「名誉より自慢」それをフレイ家の標語とすべきだ。しかし私は、恐怖からでなく希望からウォルダー公は待ってたのではと疑う面もある。我らが滅ぼされ、彼がトライデントの最高領主として我が家の地位を引き継ぐことになるとは。稼ぐことを拒否するのでなく、彼らが常に望んだ尊敬を買うために。いや、ウォルダー公ですらここまで不誠実であるはずない。
いや、ウォルダー公ですらここまで不誠実であるはずない…何言ってんのか分からない説明。本動画は の特典映像。信じられないような不誠実な事件があったのでしょう。
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成金小貴族フレイ家紹介動画
アリン家の高巣城、先日取り上げた地峡ネックリード家のグレイウォーター・ウォッチ灰泥の物見城?。それら天然の要害でなく、入城さえできれば簡単に持ち主交代となってしまう双子城。
その場から離れず守る必要がある故に、引き籠って戦争に出てこない、通行料頼みの小貴族、弱みに付け込む強欲ジジイ他辻褄の合うキャラ設定。
非常に説得力のある家柄設定が原作者G.R.R.Mの特徴。これによりファンが魅了されました。
幼少期に飼ってたカメにキャラを設定し、それを書き留め続けたのが原作『氷と炎の歌』の原型だとどこかで読んだ気がしますが、それって普通は心配される怪しい子供。
そんな人物が世界を席巻する物語を生み出すって色々分からんもんですな。
「変な子だから矯正しないと」と考えるのは凡人故なのか、凡人決め付けてるから凡人目指すべきとした間違いなのか、色々難しい問題です。
現代人のようにたくさんの空想物を見聞きしてる現代人でも、こういった典型的なキャラ設定を好んだってことは、辻褄が合うってのは大切なことなんでしょうな。
辻褄が合ったキャラが複数動いて辻褄が合う事件を起こす、でもそこには奇想天外・予想外が無いとダメ。
物語作成って大変な仕事なんですな~。(マンガ描き始めた素人目線)
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