ポク太郎です。
しばらくシーズン8のネタは控えるつもりでしたが、それ以外に気が向かず何も思い付かないのでネタバレスイッチ内に書くことにしました。
『ゲーム・オブ・スローンズ』とは何の物語だったのか。現時点でのその解釈を書き連ねます。
シーズン8含むすべての
です。 を押すと中が表示されます。既に視聴済の方向け。ご注意下さい。
ゲームオブスローンズ大意と結末
その殲滅に要する兵器ウェポンも安寧のため直後に排除し、何千年、特に直近世代が決戦の単なる部品として踏みにじられた悲劇を描いた物語。
光の王は対夜の王向けのウェポン作成のため、ヴァリリアの民にドラゴンを与え古代ヴァリリア帝国を築かせた。
結果、できたウェポンは、
一.ターガリエン家
一.顔のない暗殺術
ただし、千年単位で準備を要する決戦。軌道修正のため、直前に、
○ベリック・ドンダリオン、ハウンド
○ジョン・スノウ
○ティリオン・ラニスター
を遣わせた。
夜の王は強力な魔法により亡者ワイトを大量に操ります。その大群を一掃する必要があり、その役目はターガリエン。
また、ドラゴンの炎が効かない夜の王を直接突き刺すのは顔の無い者。
ベリック・ドンダリオンはその勇者を導くため無理やり生かさせる。これが度重なる復活の理由。
よく考えればハウンドにもその傾向が。アリアは思い留まりトドメ刺さず、ハウンドと同じ境遇の司祭が救い奇跡の生還。
この二人が勇者を導くための光の戦士なのかも。
夜の王打倒後、世の安寧に対して邪魔となるのはあまりに強力過ぎるウェポン。
最後の炉端城ラスト・ハースでアンバー少年が磔にされた背後にはホワイトウォーカーの紋章。炎の剣で刺すとその紋章へ炎が燃え移りました。
反時計回りに回転する8本の渦巻き。燃え上がるとターガリエン家のエンブレムに酷似していることに気付きます。
脅威を排除するためのウェポンは、排除後には新たな脅威へ。
その異常な血を氷で冷まし遣わせたのがジョン・スノウ。強力過ぎるウェポンを使用場所まで誘導、利用後は排除。これがジョン・スノウ復活の理由。
ただし、強力過ぎる故に迅速な排除が必要。
そのために世界有数の名家によじれた悪魔を植え付け、ミアに居た少年の股間を引き千切り、あらかじめウェポンへと誘導しておきました。
良識ある悪魔は度重なる失策を進言。エイゴン六世の存在で不安定になるウェポンの乱心を促し、崩壊を加速させる役割でした。
これは神が世を正す壮大な物語。当然、全ての部品たちは使い捨て、つまり関連人物全員がバッドエンド。
最初の人々に挑発され森の子らが作ってしまった諸悪の根源。地上に存在してはならぬものが出来上がってしまいました。
修正可能なのは神業のみ。問題視した光の王が出動。出張ってきてくれました。次の存在してはならぬものも含め、全てを地上から消し去りやっと元通り。
光の王にとっては使われた部品たちは埃以下。気にも留めずに立ち去ります。
パッと見ではジョン・スノウが一番哀れな悲劇の主人公に見えます。
が、上のように解釈すると一番哀れなのは“必要な無能役”として準備されたティリオン・ラニスター。言わずと知れたコミカル担当。
もちろんジョン、ティリオンだけでなく全てのキャラが埃以下。ヴァリスの股間も埃以下。
すべては光の王のおぼし召し。
埋められたすべてのパズル~光の王のおぼし召し(追記
シーズン8で明らかになったすべての謎。
- 6回ものベリック・ドンダリオン復活理由。
- 暗殺者集団誰でもない者黒と白の館の存在理由。
- 古代ヴァリリア帝国が1日で消滅した理由。
- 光の王の使者メリサンドル
が氷
と炎
を会わせた理由。
- ヴァリスの股間が引き千切られた理由。
- ティリオンをデナーリスに導いた理由。
- ジョン・スノウ復活、正統な後継者である理由。
- ドラゴンがヴァリリア半島北部の火山に居た理由。
夜の王打倒を果たす勇者を守る必要性。
ドラゴンの炎が効かない夜の王を直接刺す暗殺者が必要。
他に存在してはならぬ必要なウェポンがウェスタロスで確保済となったから。
結局ドラゴンは一旦絶滅してしまいますが、“ドラゴンの家系”故に商人イリリオから再入手。
大量の亡者を一掃するドラゴン所有者約束の王子を戦場へ導く必要性。
小評議会に入り込み、無能ティリオンを女王に導く必要性。失策続きでも使われ続けるために名家出身の知識人が必要。
無能っぷりで強大過ぎるウェポン
を狂わす必要性。
ドラゴンの北部誘導に向け近親相姦家系が惹かれるであろう北部ターガリエン
の存在が必要。また、夜の王同様存在してはならぬもの
を狂わす、排除する必要性。
近親婚文化を持つヴァリリア人に発見させウェポンとするため。打たれ弱く狂いやすい血統を利用することで、用済み排除しやすいウェポンを得るため。
すべては光の王のおぼし召し。
酷評も多い最終章シーズン8。各エピソード解説用に情報をまとめてると、一話一話がものすごく長いことに気付きます。
短時間に映画並みを連続視聴。掴めてないことも多く簡単には理解できないもの。
最終話の公開直前に書いたシーズン8の感想は、
真意は、あの難しいゲームオブスローンズが戻った、を表したつもりでした。
難しいことを喜んでるのでなく、見返すたびに解釈が変わり、線と捉えてた点が全く別の線に繋がるアレだ、と判断しました。
シーズン6、7とは異なる元々のゲースロの雰囲気です。まだ十分に話を掴めてない状況で、過去の経緯から予想して上記判断。
が、最終話を見てビックリ。第五話までにかなり複雑な解釈してさすが!と感じてた所へ、最終話デナーリスの確定的な演技でストレート解釈しかできなくなり混乱。
その時期に投稿したのがこちら。
ですが、これもまた『ゲーム・オブ・スローンズ』なのかも。
物語を一番良く分かってるのは当然脚本家を始めとする製作陣。作ってる側ですから。
自分の解釈で何なのこれ?と思うなら、これまでの自分の解釈が間違ってたということ。本ブログ運営開始以降も解釈を修正したことが何度もあります。
解釈を修正したからといって、つまらない、取るに足らない内容と判断することは一度もありませんした。
特に、演じてるキャストはこれまでずっと演じ続けてきた、視聴者より物語をよく知る方々。非ダイコン役者であることは証明済。
もちろん、シーズン7の描写は散々ディスってますし、元小説のないシーズン6以降別物では?と感じることもあります。
が、クソ難しくてクソ面白いクソドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』。
「自分が正しかった」より「自分が間違ってた」を期待し、時間を掛けて解釈していこうと思います。当然、自分よりも『ゲーム・オブ・スローンズ』を信じます。
(追記)
本投稿を読んだ方は全シーズン視聴済の方。全 解禁のGOT掲示板を開設してみました。なかなか見つからないゲースロ仲間を探してみて下さい。
以下はレンタル開始に合わせて書いた論文。もし『ゲーム・オブ・スローンズ』を誰かに薦める場合には添えて頂けるとありがたく存じます。
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