ポク太郎です。
クソ難しい不親切海外ドラマ『ゲームオブスローンズ』。何だかんだ視聴させられ、細部に気付き始めるとどんどん辻褄が合ってくる不思議ドラマ。
演技力か?それとも説明不足故都合よく筋が通るのか?その辺がよく分からないサンサ・スターク演じる女優ソフィー・ターナー。
撮影の時間軸から考えて演技力でない筈なのに、その演技に辻褄が合う解釈を書き連ねます。
シーズン8までの
を含みます。
名女優発掘?サンサ・スターク演じた子役ソフィー・ターナー
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北のお姫様: サンサ・スターク |
俳優:サンサ役子役ソフィー・ターナー | |
父エダード・スタークに初めての女の子。生まれたのは長女サンサ・スターク。裁縫の得意なお姫様。
スターク家は現在の価値観に通じる素朴な誠実一家。物語開始時、サンサはちょうど思春期。興味は妹アリアでなく年頃の男の子。 ロバート王からの申し出は王子 |
ソフィー・ターナー俳優情報
配役、俳優名の英語・日本語表記
英語 | 日本語 | |
役名 | Sansa Stark | サンサ・スターク |
俳優 | Sophie Turner | ソフィー・ターナー |
ソフィー・ターナーSNS情報
ソフィー・ターナーInstagram@Sophie Turner |
ソフィー・ターナーFacebook@SophieTurnerOfficial |
ソフィー・ターナーは半年ほど前にTwitterのアカウントを削除。熱狂的に入り込んだファンから犯罪予告が出たらしい。redditにこんな投稿があります。
しっかしInstagramの方はフォロワー数1500万人。凄いな。
白雪姫から氷の女王に至る子役ソフィー・ターナー似顔絵
似顔絵で覚えるサイトなのでイラストでお顔の特徴。
奥目で目が小さい美少女。まぶたの具合が日本のタレント千秋のような。だからといって千秋を描くと全然似ない。似顔絵描くのにすごく苦労するポイント。
結構頬骨が出てたりゴツゴツしてるが、アゴが小さい、眉毛が細くキリッ、鼻スジ通ってるので線が細いイメージ。
“美少女”ってことでシーズン1の大量の人物中であっても覚えられない方は少ないかと。が、そのポイントがちょうど成長期。
意識して見直すとシーンによって別人並みに異なります。複数の写真から特徴を捉えて描くとしっちゃかめっちゃかに。それも苦労ポイント。
オーディションでの採用は子役時代。が、子役は育つもの。長編ドラマなので当然成長後も想定して採用したはず。
北部の女性役なことから、恐らく成長後の雪女イメージを重視したと予想します。雪女、氷の女王、やはり欲するはそーいうイメージ。

サンサ一人に注目した全シーズン簡易あらすじ
シーズン1 サンサ簡易あらすじ
シーズン2 サンサ簡易あらすじ
が、王都を牛耳るラニスター家に恩を売ったのはタイレル家。その見返りはマージェリーを后に。
フィアンセ鞍替えに喜ぶサンサ。が、そこへリトルフィンガーが近づきます。
シーズン3 サンサ簡易あらすじ
タイレル家長男は花の騎士ロラス・タイレル。夢見るお姫様にうってつけの美男子。
大喜びのサンサの態度で察知したリトルフィンガーがチクり、最高実力者タイウィン命令=「サンサは小鬼ティリオン」と結婚。
自分の愚かさを嘆くサンサの名言は、
シーズン4 サンサ簡易あらすじ
王毒殺を取り仕切りサンサを脱出させたのはリトルフィンガーでした。叔母の居るアリン家の高巣城へ。ここからリトルフィンガーがサンサに野望を語り始めます。
シーズン5 サンサ簡易あらすじ
そこに居たのは恩人スターク家を裏切った後ボルトン家に捕われたシオン・グレイジョイ。また、保護のため監視するのは忠義者ブライエニー。
サンサはボルトン家のキチガイラムジーと結婚。が、ここでも虐待。シオンはラムジーに完全調教されてるも、罪悪感からサンサを連れて城脱出。
シーズン6 サンサ簡易あらすじ
サンサを利用したいリトルフィンガーはアリン軍を北部に駐留、参戦を打診→信用しないサンサが追い返しました。
それでもジョンを焚き付けウィンターフェル城奪回作戦。が、思うように戦力集まらず。戦の指揮を執るジョンに、サンサは何言いいたのかよく分からない反対。
対ボルトン家との戦になりジョン側勝利。が、勝利の決め手はサンサが呼んだ援軍=リトルフィンガー準備のアリン軍でした。
かつては蔑視してた腹違いの兄ジョン。が、北の王と祭り上げられた兄にサンサはニンマリ。
シーズン7 サンサ簡易あらすじ
旗手としての暦年の貢献重視するジョンと戦功行賞重視するサンサ。
ジョンの目的は対死の軍団、鍵となるドラゴンストーン城へ。不在を任されたサンサの元に立て続けに家族の帰還。
ただし、その家族ははねっ帰りのおてんばアリア。旗手らによるジョンへの文句をただ聞いてたなど因縁。が、その不仲を利用しようとするのはリトルフィンガー。
結局、世を混乱に貶めた犯人=リトルフィンガーを証明され、スターク姉妹弟に処刑されてしまいました。
シーズン8 サンサ簡易あらすじ
そうなると火花を散らすのはデナーリスとサンサ。サンサの不満の根拠は“女の感”。
〇元凶としての存在王都、ターガリエン。
〇考えがまとまった結果、希望は北部の独立。
また、エッソスを席巻し万人が認める統治者デナーリスにとっては、サンサは生まれて初めて遭遇するライバル統治者。
ここで明らかになった驚愕の真実は「ジョン=エイゴン・ターガリエン六世」。
死の軍団戦後、向かった王都での玉座奪取戦。不安定状態に陥ったデナーリスが民を虐殺→失望され暗殺されてしまいます。
リーダー不在でコトが進まず選王会議招集→弟ブランが推されるもサンサ「北部はこれ以上誓えない程戦った」と独立宣言。
戦こりごりの面々からは反対も出ず、結局六王国の守護者ブラン王と北の王国の独立。サンサは北の女王となりました。
辻褄合うサンサの成長とソフィー・ターナー演技
シーズンごとにサンサの態度を並べる
状況 | 態度 | |
S1 | 王子の許嫁として王都に。 | おとぎ話を夢見るお姫様。 |
S2 | 王子の正体は暴君。 | 何も知らず策なく怯えるお姫様。 |
S3 | 王都嫌だが舞い込んだ話は花の騎士。 | 新世界が見え復活したお姫様。 |
S4 | 結婚するが王都脱出、高巣城へ。 | 意味不明に連れ回され諦めの表情。 |
S5 | 故郷占拠するラムジーと結婚。 | 覚悟決めたが悲惨過ぎて逃亡決意。 |
S6 | 壁のジョンと合流し城奪回。 | 敵でないジョンには要求三昧。 |
S7 | 城統治開始。 | ジョンに口出しアリアと揉める。 |
S8 | 対死の軍団、対ターガリエン。 | 女王に対抗しジョン困らす。 |
初めて自分で選択し行動したのはシーズン4、リトルフィンガーと共謀した“ライサ・アリン自殺”。
が、シーズン5でボルトン家への輿入れ聞いた際の抵抗方法は「絶食する」。一番時間の掛かる自害方法。暗い表情であるもまだお姫様のままでした。
シーズン5で悲惨な目に会いやっと覚醒。と思いきや、…ここからが注目の演技力。
注目1.シーズン6~7のサンサの成長
シーズン6は「壁のジョンと合流し城奪回」。
サンサは特権階級に憧れるお姫様。HBOでは描写はなしですが、落とし子と呼ばれる腹違いの兄をどー扱ってたかは想像に難くありません。
その兄に保護された身で、ラムジー相手には何もできず、そのくせ敵から離れた瞬間にジョンに何だかんだ口出し。戦のことも分からないのに口出し。
「サンサ 嫌い」との検索が非常に多いのは、この辺りの描写が原因では?と予想します。
それは置いといて、シーズン7で「城統治開始」しジョンと対立。対立理由は旗手の往年の貢献重視vs戦功重視。
ここでサンサが明確に表現。
「ジョンはスターク家の人間。サンサが王都時代から見てきた“付け込まれた高潔さ”を受け継いでる。」
つまり、シーズン6での鬱陶しい口出し
は、上手く表現できずもどかしく、でも高潔なジョンが心配で仕方ない状態を演技してたもの。
注目2.シーズン7~8のサンサの成長
シーズン7での波乱はリトルフィンガー。惑わされたかにも見えるアリアとの対立。本サイトの見解は姉妹の策。
が、策かどうかいづれにせよ、サンサはブライエニーに指摘されても城奪回の主勝因谷間の援軍について絶対に軽んじませんでした。
リトルフィンガーが手の内を披露してきたサンサなら、いくらでも処刑の理由を付けれたはず。が、実際に尻尾を出すまではしぶとく待ちました。
変わってシーズン8は「対死の軍団、対ターガリエン」。
現れたのはデナーリス。当初はジョンの色恋を疑うも、会談でハッキリしたのは北部の独立を阻む敵。サンサはジョンとは違い王都との関わりに辟易としています。
最終章一番のトピックは“生まれて初めてライバルに遭遇するデナーリスの劣等感”。
シーズン7でリトルフィンガーを慎重に慎重に裁いたサンサ。理由は、戦功行賞を強く主張する立場が城奪回の決定打リトルフィンガーを軽く扱えないから。
秀でた統治者とは公正な裁きを遂行する人物。ハーピーの息子たちを勝手に私刑にした自身の参謀モサドールを処刑した人物
のように。
つまり、シーズン7の慎重なリトルフィンガー処刑は、デナーリスのライバルとなり得る統治者としての成長を演じたもの。
成長と演技が辻褄合わないかい?
いづれも次シーズンを見てサンサの前シーズンの心理状態が判明するもの。
先を知ってからジョンに対する物言い、リトルフィンガーに対する態度を見返すと、女優ソフィー・ターナーの演技がその心理状態に矛盾なく当てはまります。
特に後半は次シーズンの台本が存在しない状態で撮影してるものかと。
なので以下のいづれか。
●女優ソフィー・ターナーが掴むサンサの人物像が制作陣の想定と完全一致。
●不親切ドラマ故の肥大化可能な解釈で視聴者が勝手に辻褄合わせてるだけ。
どれでしょう?
気になることがもう一つ。
次のシーズン見ないと演技の意味が掴み取れない場合、それは演技力が高いと表現するのでしょうか、ダイコン役者と表現するのでしょうか。
だんだんだんだん謎が深まっていきます。
何なんだこのドラマ。不思議なドラマですわ~。
サンサが抜擢されたのはちょうど成長期に入った頃。オーディションで決めたものと思われますが、どんな天才子役であろうが将来を見抜くなんて通常不可能。
サンサの場合どっちなんでしょう。天才女優になると見抜いた?不親切ドラマ故の拡大解釈が都合よくつながった?
もし前者であれば、ピッチャーであったイチローを野手として獲得したオリックス陣営みたいなもん。
そういえば最終章のハウンドに向けたサンサの台詞で物議。「“襲われたから成長した”なんて襲われた被害経験者に配慮不足」とか何とか。
『ゲームオブスローンズ』は古代の物語。現在の常識を混入させたら世界観は伝わらず。大昔の常識が全く当てはまらないなら批判も理解できるが。
歴史上の事実、史実から目を背けるから平和ボケ→繰り返しループに。それ防止のためのリアルな描写が『ゲームオブスローンズ』の特徴。
ツイッターでの殺害予告の件と言い、現実と物語の区別付かなくなる輩多過ぎ。
でもまぁ、“それだけ入り込んでしまう名作”な証明とも言えます。
なので、ドラマ、特に外国に伝わりにくい海外ドラマにおいては、本サイトのように現実との区別を後押しするメディアが必要に。
『ゲームオブスローンズ』は都合よくファンタジーが登場し、都合よく大波乱に絡んでくるドラマ。
本記事も都合よく自ブログの存在意義を主張しながら締めくくりたいと思います。
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