ポク太郎です。2024年7月15日執筆分。
『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン2。第5話は『摂政』。
不必要にないよう気を使って書く、HOTDシーズン2第5話の感想と用語解説です。
エピソードタイトル「摂政」
まぁ瀕死状態。となると執政者不在となるので継承権次点のエイモンドが摂政に。ただし、これは太后アリセントの失脚が多分一大テーマ。
ドラゴンストーン城のレイニラ王女側でも散々描写されてますが、戦争開始した世では“女に指揮できず”と判断されたもの。ラリス辺りはすごくきな臭い感じはしますが。
んで、四面楚歌となったアリセントに対し、一歩早く抜け出したそうなのがレイニラ王女。ミサリアの進言を採用し駒を動かしました。
ミサリアの主張は当然“民の力”。騒乱扇動でも狙ってるのでしょうか。
もう一つは男の戦争。あまりに脅威なヴァーガー対抗としてドラゴンライダー捜索の方針を打ち出しました。
巨体ドラゴンは調停王のヴァーミサーとアリサン王后のシルバーウィング。2体とも現在ドラゴンライダー不在です。
大叔父とか父とか止めてくれ
混乱するベイラの会話
レイニス王女の悲報を受け、その逸話が語られます。
保有ドラゴン、史上最速のメレイズは、ドラゴンピットを知り尽くすレイニス王女が奪ったとのこと。それで“父”が激怒したとな。すっと“父”が思い出せません。
家系図がすぐ頭に浮かばないと“激怒した人物”が分かりませんが、正解はデイモン王子。メレイズは元々デイモン王子の母親アリッサが乗ってたから。
今現在デイモン王子がハレンの巨城の呪いで幻覚に見るあのお方です。なぜそーいう裸幻覚を母親相手に見る訳？
ただし激怒する資格は無くて、デイモン王子のカラクセスはレイニス王女の父親エイモンが乗ってたもの。文脈から想像するにデイモン王子が強奪し返したのかな。
ジェイスの大叔父て誰だ？
こちらも正解はデイモン王子。大叔父とは爺ヴィセーリス一世の弟て意味。
会話相手フレイ家も視聴者も即座にこの異常な家系図が頭に浮かぶと思い込んでるようです。全キャラ似顔絵準備する人間でも混乱してんのに。視聴者全員ついて来れてんのかね、コレ。
「海蛇コアリーズの弟ヴェイモンド生きてんのか！？」て混乱したわ。ハレンの巨城話題だからストロング家も頭をよぎるし。自分の姪と再婚する異常な家系において大叔父とか叔父とか呼ぶな。
＝“母親の再婚相手”と呼べ。別家系の血でヴェラリオン名乗る“王の後継者”
てだけでも分かりづらいのに。前髪伸ばして調子乗ってんなコイツ。
以下、『ゲーム・オブ・スローンズ』クイズ。それぞれ何の事件のことか分かりますか。
●ジェイス＝自分の大叔父が自分の大叔父の顔面割った。
●ジョン
＝自分の爺ちゃんが自分の爺ちゃん焼き殺した。
●ジェイスらを“落とし子”と呼んだヴェイモンドの顔面をデイモン王子が玉座の間で真っ二つに切り裂きました。
●レイガー王子によるリアナ誘拐を抗議された狂王が当主リカード・スタークを王都に召喚し、玉座の間で鬼火使って焼き殺しました。
後継者指名されたベイラが血と炎
これも分からなくなりますが、ヴェラリオン家跡継ぎとして海蛇コアリーズに声を掛けられたベイラは、ベイラ・ターガリエンなので炎と血です。台詞では順番入れ替わって血と炎でしたが。
んで、落とし子疑惑を回避したいレイニラ王女の意向で、ジェイスとベイラが婚約しています。故ルークとレイナも。
レイニラ王女側の思惑は、即位時に改名し王ジェイス・ターガリエン＋王后ベイラ・ターガリエンとする予定。当のヴェラリオン家は、故ルークと妹レイナが結婚し跡継ぎとなる予定でした。
このターガリエン家の色で書くベイラ
・レイナ
がヴェラリオン家の血を継いでおり、ヴェラリオン家の色で書くジェイスらが血を継いでないってのがまたややこしい。
ベイラ・レイナの母親はレーナ
、ジェイスらの実の父親はハーウィン・ストロング
なので。
乙女池の町と鋏み割りの蟹爪岬～地名解説
登場した地名は乙女池の町メイドンプールと鋏み割りの蟹爪岬クラッククローポイント。
〇鋏み割りの蟹爪岬はドリフトマーク・ドラゴンストーン島北の岬のこと。ブラックウォーター湾を形成する北側の岬。ここより北は谷間です。
つまり、ブラックウォーター湾周辺地域を制圧したクリストン・コールの更なる北上を見据え、守備兵増員を考えたもの。レイニラ王女の小評議会員は「獲られた城奪回」主張してましたが。
判明したデイモンの思惑
デイモン王子が王に即位すれば、后であるレイニラ王女は女王。レイニラ王女を欲した理由がそれだけかはわかりませんが、それが狙いだった様子。
結局、王都の小評議会と同じで「戦の世になったら女には無理。」これはデイモン王子も一致した意見のようです。
んで、そのデイモン王子。脅しの効かない兵を欲し、ブラッケン家狙いでブラックウッド家を使いました。そこが落とし穴。
ブラックウッド家に宿敵ブラッケン家を蹂躙させ味方に招き入れましたが、その常軌を逸した蹂躙にリヴァーランドの他家が猛反発。
夜中に駆けつけてきたのはブラッケン家でないリヴァーランドの旗手。特にマリスター家の女性当主にボロクソに責められました。
マリスター家とは鉄諸島真東の海岸沿い海の護り城シーガードを守る家系。海賊アイロンボーンからウェスタロスを守る防衛拠点です。
抗議に来たのはマリスター家を筆頭に、ダリー家、ムートン家、パイパー家らしい。いづれもタリー家旗手。
母親アリッサとのイカガワシイ幻覚を見続けるデイモン王子。大丈夫なんでしょうか。なぜそーいう裸幻覚を母親相手に見る訳？（2回目）
アリセントの失脚はあったもののエイモンドがまだ動かず、特に話が進まなかった第5話。
締めの話題も無いのでドラゴンのトリビア話。
壁の黒の城西にスノウゲートなる砦があり、その砦はアリサン王后がシルバーウィングに乗って訪れたことから“クイーンズゲート”に改名されました。この時代の数十年前の話。
調停王夫婦は夫婦揃って北方の責務に協力的だったようですね。
以上、どうでもいいトリビアで本投稿を締めくくります。
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