ポク太郎です。
シーズン1の
感想文です。一番解りづらい王都での騒動に関してです。デナーリスや壁のシナリオについては触れていません。
まずネタバレあらすじ





その秘密が元で被害を受けたブラン。無実のティリオン
を仇と疑い、険悪になってしまったスタークとラニスター。真犯人はラニスターだから間違ってないんだけど。
得意の策略を仕掛け、各家を翻弄するピーター・ベイリッシュ(リトルフィンガー)。
「王子たちがロバート王の子ではないことを突き止めた。」と、サーセイに情けをかけ警告してしまった義の人エダード。
そんな中、ロバート王が死亡し王位争奪戦開始。構図は、
弟スタニス![]() | エダード![]() |
他人の子 ジョフリー ![]() | サーセイ![]() |
パイセル![]() | |
ピーター・ベイリッシュ![]() | |
ヴァリス![]() |
自身が立とうとする弟レンリーは、ロバート王の死直後に王都を脱出。
結局、赤の王城レッドキープでの悶着の末、バラシオン家の継承権を持たないジョフリーが継ぎ、話を作られて“王の手”エダードが謀反人とされてしまう。
初老の感想文
視聴しながら、初老は以下のように考えてしまいました。
“王の手”エダードはロバート王の弟スタニスの王位継承を主張しますが、そこに大義名分があったのでしょうか。
思い出すのは、太閤殿下豊臣秀吉の話。
秀吉かて数十年前に織田家から天下を奪い取った身。同じ目に会うのは世の道理。
だから秀吉自身も含め全員が家康の謀反を確信しておりました。
“太閤殿下の御恩顧”連呼vs世の道理で、結局家康勝利。
ロバート王は確かに暴君狂王エイリス・ターガリエンを倒した英雄ですが、名君であった訳ではありません。倒した動機も私怨。
エダードの主張も大勢が忠誠を誓った相手だというだけ。(特に自分にとっては共に父、兄、妹の仇討ちをした人ですし。)
となると、下のように見えてしまいます。
動機 | |
エダード![]() | “誓い”という風習に忠実。民衆は大事でも自分が立つ覚悟ができない。 |
スタニス![]() | 相続権を主張するだけ。 |
サーセイ![]() | 自分の子供に継がせたいだけ。 |
パイセル![]() | 自分をかわいがってくれる方を選ぶだけ。 |
ピーター・ ベイリッシュ ![]() | 自分がのし上がりやすい環境を構築するだけ。 |
ヴァリス![]() | 戦争が起きにくい方を選ぶだけ。(発言上は) |
バリスタン ・セルミー ![]() | 完全中立。 王位を持つ方に味方。王位継承の揉め事には無力。 |
レンリー![]() | 中途半端な相続権で良政を目指すと主張するだけ。 |
番組を観ていると、エダードが主役にも見えて忠義の人なので、一見正しいようにも見えますが、そもそも“正しい”とは何なんでしょう。
民主主義しか知らない人間から見れば、ヴァリスやレンリーが“正しい”と見てしまいますが、番組内は血筋を重んじるカースト制。
だから、エダードの主張もわからんではないがバラシオン家そのものも一代のみ。なので、“王の手”エダードの頼みの綱は“誓い”と自分の職責だけ。
いづれも時代が動くと無力化してしまうもの。動くとは思ってなかったでしょうが。
名君でもなく、一代のみ、単に自分にとって義兄弟で戦友てだけのロバートを支える気なら、力で国を抑え込む方法を採らないと筋も通せません。
上記メンバーで誰を?と選ぶならエダードでしょうが、信念があやふやなため周囲の虫どもにワラワラと蝕まれてしまいました。
最初から持ち前の軍事力発動を準備してなかったのがエダードの敗因かも。
直接トドメを刺したのはコイツ→ですが、その前に、
各キャラの動きを全部見れる第三者の目でみると上のように偉そうに分析しますが、もしその場にいたら状況も掴めず右往左往してるだけの自信あります。
せめてジョフリーの顔に牛糞を投げつける位はしたいところですが。
初老になると、ただの作り話相手にこれだけ考えてしまいます。大変ですわ。
これに関し、下でもなんだかんだと考えております。
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