ポク太郎です。
主要人物ごとに周囲の動きをまとめた全シーズン全エピソードの解説。見方・使い方はブログ最上部メニュー“GOT解説”からどうぞ。
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GameofThrones公式S3-01解説
今回と以前のエピソード概要
“今回”登場の人物を振り返る場合は、“前回”を探し→無ければ“更に前”で探して下さい。大抵は前々回、違うなら記載してあります。
今回 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
前回 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
更に前 |
ティリオン・ラニスター周辺 キャスタリーロック要求するも悪魔だから却下
:主に王都内







●王都の娼館
ティリオンの使いポドリックが大慌てで護衛ブロン呼びに来る。理由は下。
●王都ティリオン亭
尋ねて来たサーセイにティリオン警戒(戦中に背後から狙われたから)。
が、来たのは父タイウィンに面会する理由を探るため。
部屋の前でブロンとマリーン・トラントが揉めるが大事にはならず。
●ティリオンとブロン散歩
じゃれ合い。ブロン「報酬倍にしてくれ。」娼館で全部使ったらしい。
●王都タイウィン公の部屋
ティリオン、味方に顔面を切られながらも王都守った息子の見舞いに来ない父詰問。
→ティリオン、キャスタリーロックを要求。
→タイウィン、却下。
理由は出生時に母親を殺したから。飲んだくれて娼館巡りしてる出来損ないだから。
●王都港
サンサ、侍女シェイの会話中、リトルフィンガーがサンサに話。
リトルフィンガー「キャトリンとアリアに会った。」
リトルフィンガー「王都離れる叙任受けるので、いつでも逃げられるよう準備を。」
近くで待つ付き人二人の会話。
娼婦シェイ:サンサの侍女。
娼婦ロス:リトルフィンガーの娼館に勤めるヴァリスのスパイ。
→娼婦ロス、シェイにサンサとリトルフィンガーから目を離さぬよう助言。
●王都蚤のたまり場
御輿車で通りかかったジョフリー王、戦争孤児を支援するマージェリーに遭遇。
→マージェリー、せっせと孤児の支援活動。
●王都食卓
ジョフリー、サーセイ、マージェリー、ロラスの会食。
マージェリーの施し活動が話題。
→サーセイ、先の暴動の件を憂慮し危険と助言。
→マージェリー、飢えのせい。施し用品が十分に王都へ届くから大丈夫。
→サーセイ、何か見抜いた様子。
解説
~ ティリオンのキャスタリーロック要求
長男ジェイミーは王の盾。王の盾はすべての相続権がないので後継者になれず。
ティリオンが王の手代理を任命された際、タイウィンに「息子だからだ」と言われ驚いてたのを覚えてますでしょうか。
父親に認められるかもとティリオンは全力で王都を防衛。一縷の望みを持ち続けました。
この場でタイウィン、ティリオンを後継としない理由をキッパリと返答。出生時の迷信と飲んだくれて娼館巡りしてる態度をごちゃ混ぜにし差別。
繰り返しになりますが、ティリオン自身も、母親殺害、自分は小鬼インプと信じ込んでる節が。鎧としてまとってるだけでなく。
タイウィンの城、家への強い思いはあるものの、迷信を起点とした息子への態度、迷信を受け入れる本人を21世紀の映像で見る。かなり辛いものがあります。
解説
~ リトルフィンガーがサンサにアリア情報
リトルフィンガーが「アリアに会った。」と伝えています。
ハレンの巨城で指揮するタイウィンに酌取りにされてたアリア。その場に現れたのはリトルフィンガー。
「アリアに会った」発言の可能性は二つ。一つは嘘、一つはハレンの巨城時に気付かないふり。
本サイトの見解は、キャトリンとの交渉内容をタイウィンに報告→わざわざ“娘二人”と表現。情報戦大好きリトルフィンガーが欲するのは自分だけが知る情報。
なので、以前の描写はタイウィンが酌取りアリアの正体を知らないことを確認したものと解釈しています。
解説
~ シェイの監視
娼婦ロスが娼婦シェイにアドバイス。シェイは「監視してる。」
王都をコケ降ろし船の話ばかりするサンサは、愛人ティリオンの大切な兄である捕虜ジェイミー奪回の鍵→シェイは敵視はせずとも逃がす訳に行かず。
サンサを愛おしく感じてる様子もあるが、それは別の話。
そこへ密談しに来たのが怪しいリトルフィンガー。
サンサのことをよく知る北部出身の同業者ロスは、リトルフィンガーも監視要とアドバイスしました。

ロブ・スターク周辺 ハレンの巨城に到着
:南へ進軍中



●ロブ軍、ハレンの巨城に到着
タイウィン公の命令でマウンテンが守るハレンの巨城に、ロブ、旗手ルース・ボルトン到着。
→が、マウンテン、城内の北部出身者皆殺し→既に撤退済。
→ロブら、生き残りクァイバーン発見。
また、ロブ、捕虜ジェイミーを無断で勝手に開放した母キャトリン監禁命令。
:王都へジェイミー護送中
:ジョンを目指し壁へ
スタニス・バラシオン周辺 メリサンドルに切れたダヴォス投獄
:ドラゴンストーン城



●海上の岩上
岩上に打ち揚げられてたダヴォス、海賊サラドール・サーンの部下に救助される。
ダヴォス、メリサンドルが異端者を火炙りにしてる噂聞き、止めるためドラゴンストーン城へ。
●ドラゴンストーン城
到着したダヴォス、スタニスに謁見。
→ダヴォス、その場にいたメリサンドルに噛み付く。
→メリサンドル反撃「自分なら鬼火に対抗できたのに、待機命令出させたのはダヴォス。」
息子マットスの死で挑発され、ダヴォス、メリサンドルに襲い掛かる。
→スタニス、ダヴォスを地下牢へ。
解説
~ メリサンドル置き去りで大失敗
王都へ攻め込む前、レンリー軍を吸収したスタニスにダヴォスが進言。
「妖術使いメリサンドル随行させればスタニスが操られる、もしくは部下がそう勘違いする。」
→スタニスは鬼火に対抗できたはずのメリサンドルを野営地に待機させました。
→結果、妖術鬼火に惨敗。
この痛い経験により、以降ずっとメリサンドルに釘を刺されることに。この妖術絡みの出来事がスタニスの運命にどう関わるかご注目。
ジョン・スノウ周辺 野人マンス・レイダーとトアマンドに謁見
:捕虜、スパイとして野人の中へ





●ジョンはスパイとして単身野人内に潜入、ナイツウォッチ本隊は壁へ帰還中。
●壁北
サムウェル、ホワイトウォーカーに襲われる。
→大狼ゴーストを連れたジオーが救助。
→ナイツウォッチ本隊、壁へ向かう。
●壁北
二本指クォリンを裏切り(に見せかけ)、信頼を受けたジョン・スノウ案内中。
→野人の野営地到着。巨人も初登場。
ジョン、野人を率いるリーダーマンス・レイダー、戦頭トアマンドと面会。
下で信用得る。
「野人クラスターがホワイトウォーカーへ生贄出してる件を壁の総帥ジオーは元から知ってた。」→「本当の仲間欲しい。」
解説
~ そもそもなぜ対立
ややこしいので書いてしまうと、ナイツウォッチとしては「野蛮な野人は壁の南に入るな。」
ですが、現在ホワイトウォーカーなる化けモンが出没してる状況。それ故、野人としては「壁を通して南へ行かせろ。」
つまり、ナイツウォッチ-野人-ホワイトウォーカーの三つ巴状態になっています。
そこでジョンは「敵はホワイトウォーカーなので、味方はクラスターの行為に目を瞑るナイツウォッチでない」と主張し、信用を得ました。
デナーリス・ターガリエン周辺 奴隷兵得るためアスタポアへ
:富と船を入手し奴隷商人湾へ



●船上
ドラゴン三匹、結構大きく育ってる。
デナーリス一向、軍隊購入のため奴隷商人湾の都市アスタポアへ。
●アスタポア
デナーリスら、到着。
穢れなき軍団アンサリード8000人の売買交渉。奴隷商人は高地ヴァリリア語しか話せないので奴隷ミッサンディが通訳。
契約前の顔合わせ。
●アスタポア街内
デナーリス、ジョラーと徘徊。
→黒魔術師の子供、中にサソリを忍ばせたボールをデナーリスに仕掛ける。
→元王の盾総帥バリスタン・セルミーが現れ、救助。
バリスタン・セルミー、狂王守れず、デナーリス守れず、ロバート王に仕えたこと陳謝。
→女王の盾にと嘆願。
解説
~ デナーリスの現在位置アスタポア
クァースでザロ・ゾアン・ダクソスらから富と船を奪ったデナーリスが来たのは奴隷商人湾のアスタポア。奴隷兵士を購入するつもりのようです。
解説
~ 元王の盾総帥バリスタン・セルミー登場
王の手エダード投獄後、ジェイミーを王の盾総帥にするため無理矢理引退させました。恐らくサーセイの意向。
生涯仕えるつもり&寝耳に水だったバリスタン・セルミーは玉座の間で激怒していました。シーズン1第八話『進軍』。
狂王守れず、デナーリス守れずと謝罪。バリスタン・セルミーは狂王時代からの盾なのでロバートの反乱ではターガリエンサイドで戦っています。
原作小説ではデナーリスが後にバリスタン・セルミー=裏切り者と気付くシナリオだそうですが、HBOドラマでは信義の人。
ロバートの反乱後ロバート王に仕えたことに対し「二度と裏切りません。」←“裏切り者”要素をこう修正したものと思われます。
解説
~ 側近ジョラー・モーモントはヴァリスのスパイ
王都側に居た人間がデナーリスの元へ。その側近はジョラー・モーモント。
ジョラーがスパイであることを王都側は知っています。が、王都の小評議会のシーンではバリスタン・セルミーが映っていませんでした。
このシーンでは特にクローズアップされてないので、バリスタン・セルミーはその件知らないてことにしておけばいいのかな。
:ハレンの巨城脱出
登場人物情報 シーズン3エピソード1
初登場の人物 シーズン3エピソード1
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野人の戦頭 トアマンド |
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野人を統率するリーダー “壁の向こうの王” マンス・レイダー |
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知識の城を破門にされた学匠 クァイバーン |
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アスタポアの奴隷商人“善良なる親方たち” クラズニス・モ・ナクロズ |
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19の言語を話す通訳奴隷 ミッサンディ |
散った人物 シーズン3エピソード1
なし | なし |
視聴時の注目点や伏線、分析、感想など シーズン3エピソード1
以下に注目させようとしているのでしょうか。
・王都へ入り込んだタイレル家がどんな戦略を立ててるのか。
・ロブ軍の南進は快進撃を持続できるのか。
・惨敗したスタニス陣営が何を頼りにどう動くのか。
・スパイとして野人の中へ入り込んだジョン・スノウは成功するのか。
・富を得たデナーリスが奴隷商人湾でどう軍隊を調達するのか。
このエピソードで触れられないブランとアリア、その他ブライエニーの動向もお忘れなく。
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