ポク太郎です。
主要人物ごとに周囲の動きをまとめた全シーズン全エピソードの解説。見方・使い方はブログ最上部メニュー“GOT解説”からどうぞ。
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〈問〉王都での休戦協定。怒って退出したサーセイを説得しに行ったのは誰? |
怒った理由は「ジョン![]() ![]() ![]() |
〈問〉船の中でジョン・スノウは誰の部屋を訪問した? |
既に野人イグリット![]() ![]() |
〈問〉本エピソード、アリアが呼び出されたウィンターフェル城大広間で何が行われた? |
いよいよ終盤て感じで、ゲームオブスローンズの陰謀・策謀![]() |
シーズン7エピソード7『竜と狼』解説記事内目次
- サーセイ・ラニスター周辺 デナーリスとドラゴンピットで休戦協定
- サンサ・スターク周辺 策に溺れたリトルフィンガー処刑!
- デナーリス・ターガリエン周辺 真実知らず結ばれる女王とジョン
- 本エピソードで初登場した人物、死亡した人物
- 本エピソードの注目点や伏線、分析、感想など
今回と以前のエピソード概要
“今回”登場の人物を振り返る場合は、“前回”を探し→無ければ“更に前”で探して下さい。大抵は前々回、違うなら記載してあります。
今回 | ![]() ![]() ![]() |
前回 | ![]() ![]() ![]() |
更に前 | ![]() |
サーセイ・ラニスター周辺 デナーリスとドラゴンピットで休戦協定
:主に王都内
デナーリスが休戦協定に向かう王都。穢れなき軍団アンサリードが包囲。
ブロン、ジェイミーが指揮する王都軍と対峙。
→ドスラク兵が穢れなき軍団に合流。
●大船団上
ティリオン、ジョン、ダヴォス、ミッサンディ、ジョラー、ヴァリス、シオン。
ハウンド、箱に閉じ込める亡者ワイトを確認。
●王都サーセイ部屋
サーセイ、マウンテンに命令。
トラブル起きたらデナーリス→ジョン→後は好きな順にと殺害命令。
●王都
デナーリス陣営は会合の場へ徒歩で。
ティリオン、ジョン、ダヴォス、ミッサンディ、ジョラー、ヴァリス、シオン、ハウンド。
他方からブロン、ブライエニー、ポドリック。
★ティリオンとポドリック再会。
★ブライエニーとハウンド再会。アリアの生存情報がハウンドに。守ってたつもりらしい。
★ティリオン、ブロン、ヴァリス、ポドリック会話。対スタニス戦の盟友。
●王都竜舎ドラゴンピットで会合
ブロン、ポドリックを連れ酒場へ。
ジェイミー、マウンテン、クァイバーン、ユーロン・グレイジョイを引き連れたサーセイ登場。
ハウンド、再会した兄マウンテンに宣戦布告してから亡者を閉じ込めた木箱を取りに行く。
ここでデナーリス、ドラゴンに乗って登場。
→ティリオン、会談開始。
→しばらく罵り合い。
→ハウンド、亡者を見せる。
→全員、驚愕。
ユーロン、亡者が泳げないこと確認し、鉄諸島へ帰る。
サーセイ、休戦を受諾「北の王ジョンとはその後も休戦。対デナーリス戦を邪魔しないこと。」
→ジョン、既にデナーリスに誓ってること暴露。
→サーセイ、怒って退出。
ブライエニー、サーセイに追従するジェイミーを引き止めるが×。
→ティリオン、直談判へ。
●王都サーセイ部屋
サーセイ「タイウィン不在だからミラセアとトメン死んだ。ティリオンのせい。」
ティリオン、初耳。ジョンの誓いも初耳。
会話が進み、
ティリオン、サーセイの妊娠に気付く。
●王都会合の場
デナーリスとジョンの会話。
デナーリス、もう子供産めない←子羊人の町ラザールの妖女談。※シーズン1のドラゴン生まれる直前。
ティリオン、戻る。
サーセイも戻り、対ホワイトウォーカー戦で共闘と宣誓。
●王都
ジェイミー、北進の準備中。
→サーセイ、人払い後裏切りを発表。
・ドラゴン対ホワイトウォーカー-バケモンの同士討ち狙い。
・奥の手は鉄の銀行経由の黄金兵団ゴールデンカンパニー。
→ユーロンが船で迎えに行ってる。
→ジェイミー、指揮官である自分でなくユーロンと共謀かと責める。
→サーセイ「お互い様。」※ジェイミーは敵ティリオンと停戦協議の密談。
→ジェイミー、サーセイの元を去る。
解説
~ サーセイの思考回路
ミラセア死亡もトメン死亡もティリオンのせい。
サーセイの言い分は、絶対権力者タイウィン健在ならケンカ売れるヤツ居なかった→つまり、ティリオンのせい。サーセイなのでね。
○ティリオン拉致されなければ戦起きず王の手タイウィンが王都に健在、誰も王都に攻め込まなかった。だからタイレル居座りもティリオンのせい。
○ティリオン拉致されなければジェイミーは王都離れずわざわざランセルと関係する必要無かった。だからすっ裸行進もティリオンのせい。
ティリオンが拉致された理由はここでは目を瞑ることに。これらはサーセイの思考を真似ただけですが、何でもアリ。サーセイなのでね。
因みに現在はオレナ・レッドワインからジョフリー暗殺の真相を聞いた後。
当時犯人と決め付け決闘裁判までして争ったティリオンと再会した訳ですが、その件に関して上記会話で何か触れたかをよ~く調べ直してみましょう。サーセイなのでね。
ラニスター窮地に陥った理由はタイウィン死亡←決闘裁判もつれ←どう見てもジョフリー暗殺犯でないティリオンを投獄したから。
サンサ・スターク周辺 策に溺れたリトルフィンガー処刑!
:ウィンターフェル城
サンサ、手紙でジョンがデナーリスに誓ったこと知る。
→リトルフィンガーを前にジョンの文句。殺し屋集団に居たアリアも反発と愚痴。
リトルフィンガー、助言。
「相手の言動の奥にある最悪の行動を考えるゲーム。」と、アリアの行動予測を悪い方にこじつける。
●大広間
サンサ、アリアを広間へ呼ぶ。
裁判を行う模様。甲冑姿の兵士も出席する中、被告人とされたのは、アリアでなくリトルフィンガー。容疑は殺人と裏切りの罪。
○ライサ・アリン突き落とし。
○ジョン・アリン殺害。
○スタークvsラニスター画策。
○サーセイと共謀しエダード欺いた。
○ティリオンの短剣も嘘。
アリア、命乞いをするリトルフィンガーを処刑。
●城内
知識の城を飛び出したサムウェルが到着。
→壁を抜ける際、夜の砦ナイトフォートで鉢合わせしたブランと再会。
→ブラン、三つ目の鴉になったこと告げる。
ジョン・スノウの出生の秘密が話題に。
本当はレイガーと叔母リアナの子、ドーンで生まれたのでジョン・サンド。
→サムウェル、ジリが読んだ婚姻破棄の資料思い出す。
→ブラン、再度鴉潜り。
→レイガー・ターガリエンとリアナの正式な婚姻の元に産まれた子。
ジョン・スノウ=エイゴン・ターガリエン。
●城壁上
サンサとアリアの会話。
アリア、サンサ城主を認める。父エダードの言葉を姉妹で再確認。
「冬には一匹狼は死ぬが群れは生き延びる。」団結せよという意。
●北の森
ブラン、鴉潜り中。東の物見城イーストウォッチ見る。
トアマンド、ベリック・ドンダリオンが見張り台。
→亡者の大群来襲。
→夜の王を乗せた青い目のドラゴン、電撃らしきものを吐いて壁を破壊。
→死の軍団、壁南へ侵入。
解説
~ 落とし子ジョン・サンド
サムウェルの話を聞く前から、ブランはジョンがレイガーの子と知っておりました。
なので、落とし子の姓は家ではなく出生の場所で決めるようです。ジョンのように父方か母方か決められない場合もあるからですかね。
因みに落とし子の姓はwikiにこうあります。
北部: スノウ |
鉄諸島: パイク |
リヴァーランド: リヴァーズ |
谷間: ストーン |
王都: ウォーターズ |
岩: ヒル |
嵐: ストーム |
リーチ: フラワーズ |
ドーン: サンド |
解説
~ リトルフィンガーが残した謎
上記の落とし子の話で疑問が。リトルフィンガーが以前ジョンのことを“南で産まれた落とし子”と表現。なぜコイツが知ってるのでしょう?
問題の部分シーズン6エピソード10-ジョンスノウの項を確認。
ブランが知ったのは上記の直前で場所は壁北。この件を知ってるのは妻キャトリンにすら言わなかったエダードのみ。謎です。侍女は一人居たけどさ。
て、よく考えたらロバートの反乱=王都決戦の戦場から連れ帰ったのはみんな知ってることだった。
…とは思うが、ならなんで今更ブランはジョン・サンドだと注目したのか。単に出身地が明確になったってだけの話のつもりだった?
解説
~ アリアとサンサの姉妹喧嘩は何?
元々お姫様を夢見てたサンサ。既に興味はないが正義を生み出せる王后という可能性を持ち出すリトルフィンガー。
信用に値せずと判断してるも、断ち切る覚悟ができなかったサンサ。谷間の援軍の件もあるし。
「確信できるよう、アリアが協議の上で策を仕掛け、サンサにリトルフィンガーの行動を試させた。」
上記のように見るのが正解かなと思っております。
ブランとの再会時にアリアが鴉潜りを見て驚いております。そのとき話題になったのはブランへのヴァリリア鋼所持した刺客の話。
顔のゲームでピシピシ叩かれ、嘘を付く&見抜く達人となったアリアが疑うのはもちろんサンサよりリトルフィンガー。
その後、サンサもブライエニーを追い払い自ら丸裸に、ジョンとアリアに怒って見せる等、いかにもリトルフィンガーにけしかける行動。
もちろん一つの見方。まぁどう解釈しようが大勢に影響なし。
それよりゲーム・オブ・スローンズの一大要素「陰謀・策謀」が終焉を迎えました。いよいよ終盤、寂しい限りです。
解説
~ ジョン出生の秘密で困惑起きる“義と責任の人”
判明したジョンの正体。七王国随一の家系の血を引く、狂王の正式な孫でした。つまり、母親方の爺が父親方の爺に焼き殺された風変わりな孫。
ブランがロバートの反乱を「嘘から始まった戦争」と表現しますが、その嘘に加担したのが義と責任の人エダード。真相を知ってました。
そこで深く考えさせられるのが『ゲーム・オブ・スローンズ』における善と悪。対照的な二人として故エダードと王殺しジェイミーは常に対立し反目し合っていました。
非常に深く考えさえせられる内容なのでたくさん書いております。合わせてどうぞ。
デナーリス・ターガリエン周辺 真実知らず結ばれる女王とジョン
:ドラゴンストーン城
上項の王都で一応休戦協定を結んで、デナーリス軍の北部入りの方法協議。
〇ジョラー:狙われるので女王だけドラゴンで。
〇ジョン:敵とみなされないよう船で。
→デナーリス、船で。
●城内
ジョンにシオンが話。
→ジョン、自分が許せる分は許す。
→ジョン、シオンにヤーラ救出を促す。
●海岸淵
シオン、逃げようとしてる部下にヤーラ救出を命令。
→無視されるが、反抗する一人を倒して信頼奪回。
●北部へ向かう船内
※これはウィンターフェル城でのブランの鴉潜りに挟まれた描写。
ジョンとデナーリス密会。
ジョンが部屋に入る瞬間を見つめる神妙な表情のティリオン。
解説
~ 覗き魔ティリオンの表情
デナーリスの治世を望むティリオンは後継者を望んでいました。
喜ぶべきことですが、ラニスター家を落ちぶれさせた親殺しはターガリエン家だけでなく宿敵スターク家も持ち上げる立場に。
飲んだくれて認められずも家のためと貢献してきたティリオン。大人物と評価するジョンであってもその辺多分複雑。
この表情、演出家含め製作陣もどう理由付けするか決めてないっぽいですが、シーズン8でどう結論が出るでしょうか。
登場人物情報 シーズン7エピソード7
初登場の人物 シーズン7エピソード7
なし | なし |
散った人物 シーズン7エピソード7
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蔵相→リヴァーランド領主→谷間領主 リトルフィンガーこと ピーター・ベイリッシュ |
視聴時の注目点や伏線、分析、感想など シーズン7エピソード7
結局最終的に顔を出した構図は、シーズン1の初回エピソードで大々的に取り上げられるスターク家、ラニスター家、ターガリエン家の三つ巴。
スターク家とターガリエン家は繋がったが、そこの使命は玉座だけでなく対ホワイトウォーカー。いい感じで力が均衡、…?
それにしてもサーセイ女王、ドラゴンが亡者退治無理なら自分らも無理、潰し合い後に黄金兵団で対抗、などと論理思考。
と思いきや、「ミラセアとトメンの死もティリオンのせい。」と飛躍論理。
トメンの死は己の爆破によりもたらされた絶望が原因。ミラセアの死は己の買収工作により擁護者ブロンの代役オベリンを引き出したのが原因。
どーも前者はスタニスvsボルトン潰し合い後に谷間の軍でと画策したリトルフィンガーの猿真似のようです。上手くいくのでしょうか。
自己顕示力の塊デナーリスが二匹しか連れてきてない=何かあったとか、マージェリー=腹黒とか、そーいうのは即見抜くんだけどね。
そのサーセイの論理思考元、『ゲーム・オブ・スローンズ』の一大要素「陰謀・策謀」を担ったリトルフィンガーが死亡してしまいました。
リトルフィンガーの全嘘を紐解いて初めてゲースロ攻略。
陰謀・策謀が終焉を迎え、いよいよ終盤。
子供向けのような安っぽい★印がたくさん。
ここ2、3エピソードをディスっておりますが、シーズン8はそれを跳ね返す出来に仕上がってることを期待します。
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