ハウドラ第5話『我らは道を照らす』|ジェイン・アリンはレイニラ従兄弟|ネタバレ無しで人名解説

ポク太郎です。『ウォーキング・デッド』シーズン11に夢中です。

ですが、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』第5話『我らは道を照らす』が配信されました。ハイタワー家の標語です。

本ページは用語的・歴史的解説、それに関わるトリビア紹介に留め、不要なネタバレは回避します。

…、と思ってたが段々それ系のネタが無くなり、人間関係が複雑になってきたのでネタバレスイッチ内に過去の状況整理と判断理由を。


U-NEXTの『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』カナ振り

ほんのチョイ役ですが、第5話での新規字幕表記。

U-NEXTによる字幕表記のカナ振り
リネス ハイタワー家当主ホーバートの妻。ジョラー・モーモントゲーム・オブ・スローンズ|ジョラー・モーモント/Jorah Mormont役俳優イアン・グレン/Iain Glenを破滅させた浪費家妻リネッセと同名。
本ページの情報は執筆時点のもの。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認下さい。

ウェスタロス王家の結婚式は退屈な式

ゲーム・オブ・スローンズ』といい『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』といい、ウェスタロスには無事に終えられる結婚式が存在しません。

レッドウェディングゲーム・オブ・スローンズ|エドミュア・タリー/Edmure Tully役俳優トビアス・メンジーズ/Tobias Menziesティリオンゲーム・オブ・スローンズ|ティリオン・ラニスター/Tyrion Lannister役俳優ピーター・ディンクレイジ/Peter Dinklage。小人症の名優。エミー助演男優賞過去最多三回受賞結婚式、ジョフリー王ゲーム・オブ・スローンズ|ジョフリー・バラシオン/Joffrey Baratheon役俳優ジャック・グリーソン/Jack Gleesonの披露宴、サンサゲーム・オブ・スローンズ|サンサ・スターク/Sansa Stark役子役youngソフィー・ターナー/Sophie Turnerボルトン家嫁入り。

「3人死なないと退屈な式」を笑いますが、ウェスタロスもドスラク人ゲーム・オブ・スローンズ|カール・ドロゴ/Khal Drogo役俳優ジェイソン・モモア/Jason Momoa。騎馬民族ドスラク人族長並。

でもジョフリーの結婚式も今回も上記をクリアできておりません。つまり、ウェスタロス王家の結婚式は退屈な式。

『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』小評議会に居ない密告者の長

ゲーム・オブ・スローンズ』での小評議会に必ず居た役職は“密告者の長”ゲーム・オブ・スローンズ|密告者の長ヴァリス/Varys役俳優コンリース・ヒル/Conleth Hillゲーム・オブ・スローンズ|クァイバーンまたはカイバーン/Qyburn役俳優アントン・レッサー/Anton Lesser

スパイ天国王都を治めるに重要な要職でしたが『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』ではまだ姿を現しません。

この時代には居ないのかなと思ってしまいますが怪しいのが一人→ラリス・ストロング

鹿狩り時には女性陣の歓談に入り込み聞き耳を立てていましたが、今回から少しづつ顔出し。王后アリセントに接近し何やら吹き込んでいます。

目的は何でしょう。

注目ポイントは父親である法相ライオネルは王の手オットーのライバル。オットーは赤子エイゴンの爺で、ライオネルヴェラリオン家とのナイス縁組をに進言した方。

その辺を記憶に留めながら注意深く見ていきたいと思います。

デイモン王子が向かうと言った“ジェイン”とは

ロイス家の人物に追求されたデイモン王子ハウス・オブ・ザ・ドラゴン|王子デイモン・ターガリエン/Prince Daemon Targaryen役俳優マット・スミス/Matt Smithが「谷間に飛びジェイン公に申請する。」ロイス家の忠誠先アリン家の人物です。

この“ジェイン公”とは現在のアリン家当主。女性が当主でした。

レイニラ王女ハウス・オブ・ザ・ドラゴン|幼少期王女レイニラ・ターガリエン/Young Princess Rhaenyra Targaryen役子役ミリー・オールコック/Milly Alcockの母親はアリン家出身の王后エイマ

王后エイマの父親がロドリック・アリンで、その前妻の子が当主ジェイン父親ではないかとの推察(正確には不明だそう)

※後妻として調停王の娘デイラを娶ったことになります。王女をそーいう娶り方するって結構すごい話。ロドリックて相当な実力者だったのかな。

つまり、当主ジェイン父親と王后エイマが異母兄妹の関係。なので、当主ジェインレイニラ王女がいとこの関係に相当するようです。

谷間でも女性が当主となったことでアリン家内で結構な揉め事。ジェインはそれを抑え付け統治を継続してる方だそう。

『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』前話からのイザコザ状況整理

前回から引きずるトラブルはレイニラ王女の夜間抜け出し。

ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』各キャラの心理
王弟ハウス・オブ・ザ・ドラゴン|王子デイモン・ターガリエン/Prince Daemon Targaryen役俳優マット・スミス/Matt Smith 三頭市退治後と和解。王女救うつもりか策謀か、連れ出して娼館へ→策謀かヒヨったかで寸止め。にはヒヨらず完遂したと嘘。
王の手ハウス・オブ・ザ・ドラゴン|王の手オットー・ハイタワー/Otto Hightower役俳優リス・エヴァンス/Rhys Ifans に報告。もちろん王弟疑ってるので報告内容は全部信用。
王女ハウス・オブ・ザ・ドラゴン|幼少期王女レイニラ・ターガリエン/Young Princess Rhaenyra Targaryen役子役ミリー・オールコック/Milly Alcock デイモン王子に寸止めされ別人誘惑→王后に追求され嘘(厳密には嘘でないが純血破ったのは事実)結婚命令受諾と引き換えに王の手追い出し要求。理由は赤子エイゴンの存在。
王后ハウス・オブ・ザ・ドラゴン|幼少期アリセント・ハイタワー/Young Alicent Hightower役子役エミリー・キャリー/Emily Carey レイニラの嘘信じて説得←父親解任の原因が自分
ハウス・オブ・ザ・ドラゴン|ヴィセーリス・ターガリエン一世/Viserys Targaryen I役俳優パディ・コンシダイン/Paddy Considine 王弟(嘘)←信じる。だから中絶薬。
王の手←信じる。だから中絶薬。
王女(嘘)←信じてない。だから中絶薬。
王后←信じてない。だから中絶薬。

結局、ヴィセーリス一世が信じたのは「デイモンならやりかねん」だけ。繰り返し失望させられてきました。

なので、アリセントが「追放は自分のせい=レイニラの嘘のせい」と受け取っていますが、実際の所、ヴィセーリス一世の考えが判明しません。

レイニラ王女言うこと聴かすための王の手解任にも見えますが、追求した内容は王女の交換条件を真に受けたようなエイゴン擁立に関するもの。

王女信じる王后説得のため、父オットーのこれまでの行動を全部詳細に報告したのでしょうか。つまり、下みたいな感じの報告。

「父オットー自分に母親のドレスを着せ差し出し、常々エイゴンを後継者にと自分に要求→だからレイニラ陥れるため監視し続けた。」

これが無いとヴィセーリス一世の判断にスジが通らないので、王の手解任理由は①アリセントによる上記説明があったから、または、②レイニラ王女結婚成功させるための策的なもの。

画面だけから判断するに上記に見えますが、①②どっちなんでしょう。王の手解任の真相が待たれます。

各キャラの希望と信念

最大戦力である海蛇コアリーズに離反され気味のヴィセーリス一世が歩み寄り。配下ライオネル・ストロングのナイスアイデアを採用し自ら懐柔に向かいました。

案件はレイニラ王女レーナーの結婚。

各人の想いが交錯するので、絶対に譲れない信念と行動を整理しておきます。

ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』各キャラの心理と行動
ヴィセーリス一世 調停王が築いた王家の存亡 後継者レイニラ王女の嫁ぎ先決定必須。レイニラ王女がいつ何するか分からない状況なので。
コアリーズ ヴェラリオン家の王座 後継者レイニラ王女が産むであろう息子がヴェラリオンを名乗るのかとに確認するほど。ずっと気にしてるのは妻レイニス王女が戴冠できなかったこと。
レイニス王女 家族の安全 選王会議での結果“女王認めず”が王土の意志と受け取る。嫡男エイゴンが既に生まれた状況なので必ず擁立派が出現し必ず戦になると察知。
後継者レイニラ王女と関係すれば必ず命を狙われる立場になることを危惧。
レイニラ王女 王土への責任 後継者であることを受け入れ、望まない結婚を受諾。ただし、レーナー=ホモを利用し、好き勝手に生きる宣言。愛人打診したのは王の盾クリストン・コール
クリストン・コール 王の盾としての名誉 家系の責務に翻弄されるレイニラ王女にエッソスへの逃亡持ちかけ。でも唯一の誇りである王の盾の責務を放棄させる愛人提案に激怒。
アリセント 名誉と慎み レイニラ王女信じ、父オットー更迭。密告者ラリスから中絶薬の話聞き、レイニラ王女に激怒→クリストン・コールに事情聴取し真相判明→更に激怒。
王の手オットー 暴君でない男系後継者 “女王認めず”はレイニス王女と同じ認識。暴君デイモン王子でなく女王レイニラ王女でない、長年頭を悩ませた問題の解決策エイゴンがやっと生まれました。でもアリセントの進言によりハイタワー家への利益誘導を疑われ王の手更迭。←上項で書いた通りの真意は不明。

王土への責任果たすつもりで偽装結婚画策するとか、立場捨てて海外逃亡企てるのに王の盾の名誉だとか、好き勝手な解釈で自分を正当化します。

俺が評論できる立場ではないので、“女王認めず”なんかよりその“好き勝手な解釈”が戦争の原因だとは書かないでおきます。

ゲーム・オブ・スローンズ』のようにシナリオが複数並列に進む物語ではないのでその辺は普通の難易度。

不親切は相変わらずですが、そこさえクリアしてしまえば単なるドラマのように感じます。

HBOのくせに低難易度化を目指したのでしょうか。

ハウス・オブ・ザ・ドラゴン

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