ポク太郎です。
『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』第8話『潮の主』が配信されました。
“潮”とくればヴェラリオン家なので、ヴェラリオン家当主の話でしょうな。
本ページは用語的・歴史的解説、それに関わるトリビア紹介に留め、不要な
は回避しますが、複雑な人間関係等は 内で解説します。
U-NEXTの『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』カナ振り

またまたタイムジャンプ発生→同姓同名追加
各キャラの居場所と流木の玉座に対する状況は以下。
居場所 | キャラ | 備考 |
戦場 | コアリーズ | また三頭市が息を吹き返し自ら出陣。重体に陥るなどちょっと不穏な雰囲気。長男レーナー→その次男ルークを跡継ぎにと考えていました。 |
ドリフトマーク | レイニス王女 | 留守を預かってるようです。ヴェラリオン家の血を間違いなく受け継ぐベイラを跡継ぎにと主張しています。 |
ドリフトマーク | ベイラ | 長女の長女が婆レイニス王女に預けられてるようです。 |
ドリフトマーク | ヴェイモンド | 兄である当主の判断に従うとヴェラリオン家が乗っ取られると真実に気付いています。 |
ドラゴンストーン城 | レイニラ王女 | 後継者なのでドラゴンストーン城城主です。もしルークが跡継ぎから排除されてしまうとその理由が問題に。玉座の後継者ジェイスにも波及してしまいます。 |
ドラゴンストーン城 | デイモン王子 | 妻が後継者レイニラ王女=ドラゴンストーン城城主なので。その昔自分が城主だと乗っ取った城ですが。 |
ドラゴンストーン城 | レイナ | 父親デイモン王子と一緒に居ます。 |
ドラゴンストーン城 | ジェイス、ルーク、ジョフリー | 母レイニラ王女と一緒に居ます。 |
ベイラだけ親元を離れ祖母レイニス王女に預けられてる状態。ドリフトマークはドラゴンストーン城のすぐ横の島なのでドラゴンで即飛べるし。その割には長期間会ってない描写でしたが。
夕暮れ城とはどこにある?

その夕暮れ城とはタース島のタース家居城。GOTでの人気者ブライエニー・オブ・タースの育った城です。場所はストームズエンドが面する湾=船壊し湾に浮かぶタース島西海岸。
タース家の忠誠先はレイニス王女のお里バラシオン家。だからヴェラリオン家にとっては安心できる味方の城。
すぐ南には踏み石諸島。つまり、戦場すぐ近くに信頼のおける拠点がある形。その点は不幸中の幸いだったのかも。
GOTシリーズでよく登場する“芥子の汁”とは?
このシリーズでよく出てくる“芥子の汁けし”。ジェイミーも落とされた右手の治療の際に薦められました。
“芥子”とは大麻。なので早い話が大昔の痛み止め、医療用麻薬。現在も「手の施しようが無い」終末医療でよく利用しますが。
なので、レイニラ王女の別学匠あてがい発言はハイタワー家に対抗したいがためのもの。どう見ても芥子が必要な父に苦を強いる自分勝手な王女です。
が、王にとっては秘密の遺言まで伝えた一番大事な後継者。最後の力を振り絞り娘の望みを叶えます。かなり長時間のシーンでそれを強調しておりました。
その強調が娘の嘘庇ってるだけってのがまた何とも哀れなヴィセーリス一世てことに。
ヴァリリア生き残り=ターガリエンとヴェラリオンのみ
“破滅”とはThe Doom。ヴァリリア半島が破壊され古代ヴァリリア帝国が1日で滅んだ詳細不明な天変地異、厄災。
どー考えてもポンペイの火山爆発がモデルですが、それを回避したのがターガリエン家とヴェラリオン家だけと発言しております。
でも原作ではヴァリリア出身貴族にセルティガー家てのがもう一つ。ドラゴンストーン島北東にあるクロー島を本拠地とする、ヴェラリオン家と同じ船乗り家系。
『氷と炎の歌』だけでなく原作『炎と血』にも記述があるので、HBOドラマは『炎と血』にも修正入れるてことに。まぁ、映像化に向け無駄は省かないとね。
剣術スキルの塊クリストン・コールの武器は星球棍
Of Dornish descent, Ser Criston is the common-born son of the steward to the Lord of Blackhaven. He has no claim to land or titles; all he has to his name is his honor and his preternatural skill with a sword.
「ドーンの血を引くクリストン公はブラックヘブン城主の家令の息子として生まれた。領地も称号も持たず、彼にあるものは名声と異常な剣術スキルだけである。」
“異常な剣術スキル”。
クリストン・コールが使用した武器は星球棍。鉄球をブンブン振り回し相手にぶつけるアレ。
でビックリしましたが、異常な剣術スキル紹介された別に取り上げるほどのことでもありませんが正式名称が判明したのでメモってみました。
視聴者みたいに混乱させられるキャラ初登場
そのご老体が、レイニラ王女と見間違えた王后アリセントに向かい“征服王エイゴンの夢先”話。
キーワードは“エイゴン”、“約束の王子”。
エイゴンだらけにすればややこしすぎて混乱するのは視聴者だけでなく当人らも同じ→王后アリセントが勘違いしてしまいました。
ホレ見たことか。
散々混乱させられた視聴者は既に鍛えられ、約束の王子=デナーリスとも知ってるので混乱などせぬわ。既に先に進んでおるわ。
こいつかて“エイゴン”を増やした張本人。お前らはこれから酷い目に会うんだろうが自業自得だからな。ざまぁ。
レイニス王女の決断を振り返る
もちろん、嫁レイニラ王女の子供の正体がストロング家と分かっており、ヴェラリオン家守るため後継者をベイラと主張。
死んだと思ってるはずの長男レーナー殺害犯を誰と疑ってるのか不明ですが、亭主海蛇の後継者主張はレーナー→ルーク。
ルーク排除されては困るレイニラ王女が申し出=ジェイス-ベイラ、ルーク-レイナの結婚。
現在鉄の玉座を牛耳るのはハイタワー。なので「ハイタワー家が先制攻撃かます」と予測しますが、最後まで王女を庇う王が無理をおして出てきてしまいました。
そうなった時点で勝負アリ。
レイニラ王女の申し出を受ければベイラでなくレイナの血がドリフトマークに残ります。ハイタワー先制攻撃の予測は外れましたが、これで亭主海蛇の思い通り、かつ、自分の思い通り。
とはいえ、レイニス王女はあくまでヴェラリオン家の立場を考えただけ。宣言した通り、落とし子量産王女に味方するつもりではなかったようです。
…と、受け取りましたが如何でしょう。
結局ヴィセーリス一世が最後まで一番可愛いレイニラ王女優遇。「重圧に耐えられん」と泣き言言う王女救うため無理して出てきました。
大切な娘だから守る、大切な弟だから何度も歩み寄る。親切・良い人間が残した治世。どういう結末に至るんでしょうか。
番組全体が深刻になり、ちょっと暗くなってきましたな。
いじめられっ子エイモンドが歪んでデイモン王子みたいになってるとか。王の嘆願で親同士は歩み寄るも、そのいがみ合いは既に子世代に波及しております。
首斬りどころか、常識外れな顔面斬りまで登場する『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』。どう転がっていくのでしょう。気になって仕方ありません。早いとこ次配信して下さいよ、HBOさん。
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