ポク太郎です。
これは『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン1最終話となる第10話『黒装の女王』が配信された10月24日に準備したもの。
自分が発信するのに他人のブログ見る猿が鬱陶しいので公開を保留しておりました。本日11月6日に遅延公開。
本ページは用語的・歴史的解説、それに関わるトリビア紹介に留め、不要な
は回避しますが、複雑な人間関係等は 内で解説します。U-NEXTの『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』カナ振り
★エイゴン…王后アリセント

★エイゴン…レイニラ王女


での新規字幕表記。
アラックス/Arrax | 次男ルケアリーズ・ヴェラリオンのドラゴン。アーラックスではありませんでした。 |
タイラクセス/Tyraxes | 三男ジョフリー・ヴェラリオンのドラゴン。ティラクセスではありませんでした。 |
ヴァーミサー/Vermithor | 調停王ジェヘアリーズ一世のドラゴン。ヴァーミソールではありませんでした。ことごとく外してます。 |

王都とドラゴンストーン城の対立と交渉条件
王都エイゴン擁立、レイニラ王女説得 | |
![]() ・クリストン・コール「王后支持。」 ・次男エイモンド「兄気に入らんが次の継承権。」 ・ラリス「王の手支えつつ、七王国一の美女支持。」 ・王の手「戦乱必至だからレイニラ殺害。」→王后に従う。 ・タイランド・ラニスター「王の手に従う。」 ・法相ジャスパー・ワイルド「王の手に従う。」 ・学匠オーワイル「王の手に従う。」 ・ハイガーデンタイレル家「(多分)王の手に従う。」 | ドラゴン戦力 ・エイゴンのサンファイア。 ・エイモンドのヴァーガー。 ・ヘレイナのドリームファイア。 |
ドラゴンストーン城レイニラ王女擁立 | |
![]() ・財務大臣ライマン・ビーズベリー「王が後継者変更する筈ない。」 ・デイモン王子「亭主として支持。」 ・レイニス王女「女王支持。」 ・コアリーズ「妻支持。」 ・各地の諸侯「既に王女を後継者として誓い立てた。」 | ドラゴン戦力 ・レイニラ王女のシアラックス。 ・ジェイスのヴァーマックス。 ・ルークのアラックス。 ・ジョフリーのタイラクセス。 ・デイモン王子のカラクセス。 ・ベイラのムーンダンサー。 ・レイニス王女のメレイズ。 ・(騎竜者不在)レーナーのシースモーク。 ・(騎竜者不在)調停王のヴァーミサー。 ・(騎竜者不在)調停王后のシルバーウィング。 ・(他)野生のドラゴン奪取予定。 |
立場不明 | |
・バロス・バラシオン「見返り要求(王都からは婚姻要請)」レイニス王女のお里 ・リヴァーランドタリー家「日和見。」 ・ヴェイルアリン家「(不明)」当主は女性でレイニラ王女のいとこ。 ・北部スターク家「(不明)」忠誠に忠実で既に王女に誓い。 | ドラゴン戦力 なし |
巨大ヴァーガーの強さが気になるが、戦力だけ見ると圧倒的にレイニラ王女。ドラゴン戦力だけでなく海蛇コアリーズ・ヴェラリオンの三頭市退治により狭い海側を完全支配。
戦争に最も必要な“金”はヴェラリオン<王都の金庫も抑える富豪ハイタワーとラニスターかな。リーチが味方すると富豪タイレルと富豪レッドワインも居るね。
元親友レイニラ王女と対立したくない王后アリセント側の交渉は、
- 王エイゴンに忠誠誓えば、
- レイニラ王女と長男ジェイスにドラゴンストーン城やる。
- 次男ルークにドリフトマークやる。
- 四男エイゴンを王エイゴンの従士に。
- 五男ヴィセーリスを王エイゴンの酌取りに。
- レイニラ王女に加担した諸侯全員恩赦。
デイモン王子は一蹴しますが、レイニラ王女は元親友の慈悲に「後で返答」と言伝。
水道ガレットと海蛇コアリーズの方針
ドラゴンストーン島、ヴェラリオン家拠点ドリフトマークに南から接近する岬がマッシーの鉤状岬。その先端部とドリフトマークで形成される海峡のことを“水道/ガレット”。
因みにデイモン王子が「バー・エモン公、マッシー公に使い鴉」と言ったのはマッシーの鉤状岬が拠点のバー・エモン家、マッシー家を味方に付けたかったから。バラシオン家の旗手です。
狭い海を支配する海蛇コアリーズ・ヴェラリオンの方針は王都孤立化。この海峡さえ封鎖すれば王都への海上交通が遮断されます。
海からはそこで封鎖、西側からの陸軍封鎖が次の課題。
その陸軍候補としてタリー家、アリン家、スターク家、バラシオン家に期待しているようです。
でもこの時代はマーテル家が完全敵対国なのが不気味。ウェスタロス南周りがしにくい状況です。
また、グレイジョイ家は両陣営に相手されてるんでしょうか。海賊だから蚊帳の外状態?少し心配になります。
ルークのおばあ様とはレイニス王女
たくさんの脇役それぞれ紹介
人物名 | 紹介 | 備考 |
マッシー公 | ドリフトマーク南のマッシーの鉤状岬にあるストーンダンスを与るバラシオン家旗手。 | 家名 |
バー・エモン公 | ドリフトマーク南のマッシーの鉤状岬先端部を与る、多分バラシオン家旗手。 | 家名 |
ローレント・マーブランド | ドラゴンストーン城に居た鎧着た坊主頭。マーブランド家とはタイウィン公![]() | |
ステッフォン・ダークリン | ドラゴンストーン城に居た王の盾。ヴィセーリス一世にも仕えた。ダークリン家とは王都周辺ダスケンデールを拠点とする貴族。 | |
バーティモス・セルティガー | ドラゴンストーン城北東の島クロー島を与るセルティガー家当主。原作では第三のヴァリリア貴族、HBOドラマではまだ扱い不明。戦略会議に居た老人。 | |
エリック・カーギル | 前話エイゴンを見捨て、レイニス王女を王都から脱出させた王の盾。レイニラ王女に忠実。双子の兄弟はアリック。王の手にエイゴン捜索を命じられた方。 | で捜索中の不甲斐ない|
ジェイン・アリン | 現在のアリン家女性当主。レイニラ王女のいとこにあたる。 | 字幕だけ |
クリーガン・スターク | 現在のスターク家当主。ジェイスと似たような年代らしい。 | 字幕だけ |
グローヴァー・タリー | 現在のタリー家当主。日和見とのこと。黄金の歯城とはリヴァーラン城南西のラニスター陣営東端。そこが分離目安になるのはとりあえずタリー家懐柔予定だから。 | 字幕だけ |
ボロス・バラシオン | 現在のバラシオン家当主。レイニス王女のいとこにあたる。 |
詳しくはこちら。
「夢が我らを王にしたのでない…ドラゴンがしたんだ。」
そのセリフの出所が遂に登場。ドラゴン核兵器に頼ろうとするデイモン王子が制止するレイニラ王女に言い放った場面。
“ヴィセーリス一世がレイニラ王女
しか後継者として認めてないことを知る描写”でした。
『ゲーム・オブ・スローンズ』最終章トレイラーのジェイミー台詞「その誓いを守る」もそうでしたが、発言スピード変えるだけで全くイメージが変わりますね。
トレイラー見ながらどこで使われるかを考えても絶対予想不可なのを痛感してしまいました。
海蛇コアリーズの立場と決断
そのヴェラリオン家の立場と決断を整理しておきます。
無事生還した海蛇コアリーズ・ヴェラリオン。が、弟ヴェイモンド処刑を知らされ反省→「鉄の玉座にこだわらず中立守る」。
ここで、長男レーナー-レイニラ王女婚姻を認めた時点で既に発生した問題を妻レイニス王女が再認識させます。
あの小娘が元凶と憤るも、関係者はすべてエイゴン側から敵視・狙われる訳なので。
理解したコアリーズはレイニラ王女を全面支持。それしか道がありません。勝つか死ぬかです。
亭主コアリーズの方は簡単。問題は妻レイニス王女。
前話エイゴンを認めたものではありませんでした。「支持を拒否した」とキッパリ。頭にあったのは上記“レイニラ王女全面支持しか道無し”だったのかな。
の立ち去りは何もせず立ち去った理由は「第一矢報いるべきは自分でない。」
届けられたヴィセーリス一世の冠を被るレイニラ王女をそんなレイニス王女は応援するかのような表情。
非灰の女王、王土のため自ら仕掛けず、ドラゴン兵器は最終手段と冷静に判断する女王に期待でもしたのでしょうか。亭主コアリーズと積極的に作戦に加わります。
女王と期待され&排除され苦悩し続けたレイニス王女。上記施策のようにヴィセーリス一世の遺志を継ぐ女王姿見て多少見直したてことかな。落とし子量産王女は名誉挽回?
んでも、なんでルーク一人に任せるかな。
海蛇コアリーズがドラゴン乗れないなら、メレイズ持つレイニス王女に随行頼みゃよかっただけじゃん。ボロス・バラシオンはレイニス王女のいとこだぞ。
「ドラゴンなら力も見せ付けれる」て、コアリーズが降りてくりゃ全員ひれ伏すが、ただのガキじゃ威厳ないわ。レイニス王女さえ居れば罵られる状況にもならなかった筈。
下らん挑発で何か起きる=大戦争のきっかけ。ウェスタロス民はたまったもんではありません。
エイモンドにしてみれば左目奪った仇敵
ですが、意図せず事故起こし敵軍に大義名分→上空で焦っておりました。
敵に大義名分与えてしもたと理解してるのでバカではないのは確かですが、でもやることやっぱりバカですわ。つまり両陣営バカ。
これにて『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン1は終了。
しばらくオアズケになった後のシーズン2はレイニラ王女の鬼の形相から始まりそうです。サーセイ・ターガリエン登場なるでしょうか。

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