ポク太郎です。
やっぱり『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』。視聴し掛けるとその映像に引き込まれ、瞬時に1時間が経ってしまっています。
『ゲーム・オブ・スローンズ』を超えるオープニング存在せずと突き付けて来た第2話『王弟』が配信されました。
本ページは用語的・歴史的解説、それに関わるトリビア紹介に留め、不要な
は回避します。
『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』U-NEXTの字幕表記カナ振り
レーナ/Laena | レイナでなくレーナ・ヴェラリオンでした。12歳の小学生。リアナ・モーモント![]() |
ミサリア/Mysaria | ミザリアでなくミサリアでした。ニッポンDNAが誇る美人女優ソノヤ・ミズノ![]() |
ヴァーガー/Vhagar | 征服王エイゴンの姉ヴィセーニャが乗ったドラゴン。原作の日本語表記そのまま。ハンバーガーみたいでちょっと違和感。 U-NEXTは高知ヴァリリア読みしない原作翻訳に近いもので表記するようです。 |

用語解説とトリビア~“黒い恐怖”とはバレリオン
第一話でドラゴンの間に巨大な頭蓋骨が写っていましたがそれ。ヴィセーリス一世が受け継ぎ、この時代に死亡しました。
通り名“黒い恐怖”の由来は、あまりに巨大すぎてその影が町一つ全体を覆うからだそう。
因みにバレリオンはこの時代の300年ほど前、ターガリエン家がエッソスヴァリリア半島から移住した時に連れて来たもの。
だから300年生存したドラゴン。シーラカンスみたい。

用語解説とトリビア~“踏み石諸島”とはステップストーン
前回からコアリーズ・ヴェラリオンが必死で進言していましたが、“蟹餌作り”なる勢力が出没し問題を起こしてるようです。それを支援するエッソス自由都市の支配者の影も。

HOTDの基礎知識ですが、“ドリフトマーク”とはヴェラリオン家の領地。ドラゴンストーン島の脇に浮かぶ少し大きめの島。同じくブラックウォーター湾内にあります。
ステップストーンが抑えられると、狭い海ナロー・シーから南のサマー・シー(地中海みたいな海)に繋がる経路が遮断され、貿易活動に大打撃を喰らいます。
コアリーズ・ヴェラリオンが“海蛇”と呼ばれる理由は、サマー・シーから更に東の知られざる地で囲まれる海ジェイド・シーまで遠征し富を築いたから。
地図内に見えるミア、ライス、ペントス、ヴォランティスなどの沿岸都市は自由都市と呼ばれる都市国家。植民地にした古代ヴァリリア帝国滅亡に伴いそれぞれが独立を果たしました。
ウェスタロスの逃亡者ジョラー・モーモント演じた俳優イアン・グレンが映像特典で説明しております。蚤の溜まり場どころでない結構カオス状態な風土のようです。
話戻して、“踏み石諸島”のトリビア。
この飛び石状態の島々は太古の昔は陸続きでドーンの腕と呼ばれてたとのこと。1万2千年前に青銅器で武装した最初の人々はそこから侵入してきました。
対抗するウェスタロス原住民森の子らはその最初の人々の数に苦慮→後続を断とうと“水のハンマー”を振り下ろし水浸しにしました→結果、飛び石状態に。
『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』はファンタジードラマです。
用語解説とトリビア~“海の護り城”とは双子城脇シーガード
すぐ西に見えるのが海賊家系グレイジョイ家の鉄諸島。
つまり、鉄人からウェスタロスを守る防衛拠点。『ゲーム・オブ・スローンズ』の9年前、グレイジョイの反乱時もそこで防衛しました。

また、シーガードとは関係ありませんが“黒い聖域城”の名前も。
こちらはストームランド南西ブラックヘブン城のことで、兄弟団ベリック・ドンダリオンの家系が治める城。この時代の敵対国ドーン向けの最前線。
登場するクリストン・コールはその城の“家宰”の子供。
用語解説~ヴァリリア神殿中の“アノーグリオン”とは
下が『ゲーム・オブ・スローンズ』初期シーズンの特典映像。ターガリエン家の出自です。
説明された“アノーグリオン”は「血の魔術が行われた場所」。これは原作に登場しない要素・名前で、ドラマ化に向け新たに構想されたものと思われます。
“ヴァリリアの血盟士”が使ったとか、高い地位の役職なのでヴァリリアの神殿内に特別な中枢部を設けられたのでは?とか。
思い出すのは絶対に超える物無き『ゲーム・オブ・スローンズ』のオープニング。今度は =液体も交えたギミック仕立て。
盛隆の原動力ドラゴン発見場所である火山の火口部は特別な力があると信じ込むヴァリリア人の思考を展開させていきます。
謎に包まれた古代ヴァリリア帝国の秘密が明かされるかもて要素でも『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』に期待大。
作り話であろうとも誰もがワクワクする謎に包まれた古代文明。そこ狙ってきたようです。そんなモン惹き付けられるに決まっとるやないか的な反則技。
用語解説とトリビア~ドラゴンストーンは後継者が城主
征服王エイゴンはウェスタロス征服後、居城を王都に構えますがウェスタロス移住先となったこのゆかりの城を“後継者の城”としました。
『ゲーム・オブ・スローンズ』時代の17年前はヴィセーリスらの長兄である長男レイガーがドラゴンストーン城城主でした。
後継者エイモンが戦場で死亡。となると後継者はその子であるレイニス王女のはずなのに、ジェへアリーズ一世がすぐに弟ベイロンをドラゴンストーン城城主に任命しました。ベイロンはヴィセーリス一世とデイモン王子の父。
“後継者の城”をベイロンに渡したことで、レイニス王女の嫁ぎ先海蛇コアリーズとヴィセーリス一世&デイモン王子が海上で一触即発。
結局弟ベイロンも直後に死亡し、戦争勃発を確実視したのか、ハレンの巨城での大評議会=選王会議を開いたとのこと。結果のヴィセーリス一世当選が『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の冒頭部。
『ゲーム・オブ・スローンズ』時代の城主はスタニス・バラシオン。ロバート王
の弟。
でもそれは“後継者”だからでなく、とっ捕まえに向かったこいつらに逃げられた罰。ストームズエンド城死守後、派遣された時には既に逃亡済だったのに。
ドラゴンが居るなら海上交通の守り手を担うことで潤いますが、居なければドラゴンストーン城は領地内に漁村数個しかない貧しい城。
それで怒り狂ってるのが上記スタニス・バラシオン。こちらで演じた俳優スティーヴン・J・ディレインが説明しております。ゴミ与えられた恨みつらみを感じ取れるので笑えます。
それにしてもこの『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』。
後で見るんだけどちょと再生!とかしようもんなら、気付いた時には1時間後。惹き付けられ度があまりに違います。
思えば『ゲーム・オブ・スローンズ』最終章シーズン8。エピソード一つが映画並みでしたが、アレ位欲しいね。アレでも体感上は一瞬だったけど。
苦痛で仕方ない1時間もあれば、時間を忘れる1時間も存在。人間とは欲たましいモノでございます。
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