ポク太郎です。
ターガリエン家の生き残りが復活を目指す地エッソス大陸。広大な地を5,000年支配し続けた古代ヴァリリア帝国が滅亡した後、たくさんの植民都市が独立を果たしました。
『ゲーム・オブ・スローンズ』の壮大な世界観を生み出す隣の大陸の諸事情を事前動画を見ながら勉強してみました。
些細な情報ですがシーズン5までのを含みます。
ブルーレイ映像特典であるYoutube動画の自動字幕参照
今回はその内の以下を見て、『ゲーム・オブ・スローンズ』の別大陸エッソスにある9つの自由都市それぞれの特徴を調べます。
●「History and Lore of Westeros – Free city」
エッソス大陸自由都市の地図
| 1 ヴォランティス |
ヴァリリア半島西にある最初に古代ヴァリリア帝国の植民都市になった大都市。ヴォランティス人のことをヴォランティーン。 |
| 2 ブレーヴォス |
エッソス大陸北西角にある古代ヴァリリア帝国の奴隷が逃亡し隠れた秘密都市。鉄の銀行アイアン・バンクや誰でもない者を養成する黒と白の館があります。 |
| 3 ペントス |
エッソス大陸西海岸縁にあるターガリエン家生き残りを庇護した豪商イリリオ・モパティス の屋敷がある街。ペントス人のことをペントシ。 |
| 4 ライス |
エッソス大陸南西の島上にある世界一の娼婦街を有する歓楽都市。ライス人のことをライシーン。デナーリスの侍女ドリアの出身地、海賊サラドール・サーン の根城。 |
| 5 ミア |
エッソス大陸西の海岸部地にある装飾品が有名な街。恐らくミアのソロス の出身地。ライスと常に戦争中。 |
| 6 ノーヴォス |
エッソス大陸ペントス東、ロイン川上流にある厳格な神権都市。ドーラン・マーテル大公の護衛アレオ・ホタの出身地。武術にも長けダーリオ・ナハーリス が「闘技場があれば自分もノーヴォスの導師のように戦えるようになる」と発言。 |
| 7 クォホール |
エッソス大陸中央ドスラクの海西端、ノーヴォスの少し東。ヴァリリア鋼の鋳直し職人で有名な街。蚤の溜まり場ジェンドリー の親方モットーの出身地。 |
| 8 タイロシュ |
エッソス大陸西のステップストーン上にある街。ダーリオ・ナハーリスの出身地。華やかな衣装で有名。ミアとライスが常に戦争中なので傭兵の供給口として発達。 |
| 9 ロラース |
エッソス大陸北西ブレーヴォスの東に浮かぶ島上にある街。ノーヴォスの北。 |
HBOドラマの“自由都市”逸話・言い伝え
語り手：ウェスタロスの逃亡者ジョラー・モーモント |
|
| 1 |
|
| 全盛期の古代ヴァリリア帝国は世界の半分を支配していた。かつての羊飼いにしては悪くないが、“破滅”が彼らに降りかかり、その首都は海に沈んだ。今のヴォランティスはその炎がこの世界から消えないようにしている古きヴァリリアの燃えカスだ。ヴォランティス人の誰もが言うように、ペントス人もペントスのことを、ライス人もライスのことを同じように言う。でも9つの自由都市で十分な時間を過ごせば、それぞれを単なる栄光の灰と見なすのは難しい。
“破滅”…“破滅/The Doom”と呼ばれる天変地異。原作では大規模火山噴火。ヴァリリア半島が砕けて海に沈み、大帝国が一日にして消滅しました。
|
|
| 2 |
|
| ヴォランティスは最も古い、最初のヴァリリアの植民地だ。“破滅”後、ヴォランティス人は自分たちの支配下で帝国を再建しようとしたが失敗。特に、ドラゴンを持つ最後のヴァリリア人、エイゴン・ターガリエンが参戦したからだ。現在、彼らは下層階級だけを支配することに満足している、と自ら言う。 | |
| 3 |
|
| ブレーヴォスは最も奇妙だ。自由権によってではなく、それに反して建てられた都市で、ヴァリリアの奴隷法から逃れた人々を隠すための、幻想と静寂の迷宮が作られた。“破滅”の後、都市は影から現れ、世界で最も偉大な銀行センターとなった。ブレーヴォスでは対価さえ払えばどんなものでも、特に死だが入手できる。街中で迷惑行為を働く威勢のいい剣士を攻撃すれば自分のものになるし、あなたが大金持ちだったりやけっぱちの状態であれば他人のものになる。
特に死だが…とある館の館長がマスクを集め暗殺任務を承っております。
|
|
| 4 |
|
| ライスは自由都市の中でも最も手軽な都市であり、どんな変態趣味であってもあらゆる人のための娯楽施設で溢れている。ライスで身を落とした男の多数は少なくとも生きている状態では発見されない。破産し逃げた男に、ライス人は別の特技である毒を盛ることもできる。
ライス人は別の特技である毒を盛ることもできる…王の手ジョン・アリンが使われた毒薬は“ライスの涙”と言う名前でした。
|
|
| 5 |
|
| ペントスは最も冷酷な都市だ。街の権威マジスターは偉大な家族の中からペントスの王子を選び、貿易、司法、戦争の権限を与えることを誇示するが、その前に彼らのテストに合格することが条件だ。ペントスに幸運をもたらすために、新年にはこの王子は山と海の娘をもぎ取らねばならない。正直なところ、どのようにして選ばれたのかは不明だし、目的を果たした後にどうなるのか？しかし、作物が不作になったり、戦争に負けたりした場合、マジスターは王子の喉を切り裂き、別の王子を選ぶ。
街の権威マジスターは偉大な家族の中からペントスの王子を選び、貿易、司法、戦争の権限を与える…ペントスでは王子が支配者だが、実際は名家からそれを選ぶマジスター小評議会/councils of magistersが権限を握ってる模様。Fandomで権威マジスターを検索するとイリリオ・モパティス
が出てきます。恐らく金で自由都市を牛耳る支配者のこと。 |
|
| 6 |
|
| 他の自由都市は名産品で知られる。ミアはレンズや装飾品、ノーヴォスは軸、クォホールはヴァリリア鋼を鋳直せる鍛冶屋、タイロシュは鮮やかな衣服、ロラースにも何かあると思うが思い付かない。
ノーヴォス…ペントス東に位置する神権都市。厳格な街でドーラン大公
 の護衛アレオ・ホタがノーヴォスの導師。クォホール…デナーリス懐妊情報を王都へ知らせるためジョラーが使い鴉を送りに行った場所。ドスラクの海西端。またジェンドリー の親方がクォホール出身の人でヴァリリア鋼の鋳直し名人。ロラース…ブレーヴォス東に浮かぶ島上にある都市。ノーヴォス北。 |
|
| 7 |
|
| 正直、この9都市は自分らが認める以上に似ている。同じ戦争のために同じ兵士を雇い同じ支配者のために戦う。マジスターやアーコンと呼ばれる金持ちはドスラキ部族が近づくと同じ略奪を避けるために同じ貢ぎ物を贈る。
同じ兵士を雇い…恐らく黄金兵団。ターガリエン王家転覆を計るブラックファイア家が常備軍を得る目的で作った傭兵軍団。
|
|
| 8 |
|
| 何千年もの間、ウェスタロスの犯罪者らは自由都市に排出するため東へ流されてきた。名誉ある男は男が金で売ったものは遠く離れた地で血と代償に奪回する以外買い戻すことは絶対できないと学んだ私より賞金額が上がらない限り何の価値もない。
男が金で売ったものは遠く離れた地で血と代償に奪回する以外買い戻すことは絶対できないと学んだ…奴隷商により名誉を売ったジョラーはデナーリスの玉座奪回を成功させる以外で堂々とウェスタロスの実家に舞い戻る方法はないと考えてるのかも。
|
|
最終パラグラフでは、現在の道徳に通じるスターク家擁するウェスタロスとは異なる、ドロドロな無法地帯のように表現します。
名誉なぞ無価値、死刑以上でレギュラー候補。まるで重犯刑務所や『北斗の拳』のケンシロウが向かった修羅の国。
あんなたくさんのスピンオフ計画があるのなら、『デナーリスに到達するまでのジョラー物語』も作ってくれんかのぅ、HBOさん。一話完結型でもいいじゃん。
ドラマ中、ほぼ触れられぬたくさんの自由都市。
これ書くにあたり地図確認してて気になったのは、デナーリスがカール・ドロゴ
に嫁ぎペントスからヴァエス・ドスラクまで旅した道中にサナール王国という名のキングダム。
何じゃそりゃ？
まだまだ後方支援の情報が隠れてるのかな。
数か月前にHBOがスピンオフ計画として出したロイン川流域出身の女王戦士ナイメリアの物語。それも相当なボリュームでドラマ作れる位の世界が既に存在してるのかも。
コメント