ポク太郎です。
海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』をまだ見ぬ未視聴者のために、再度大元情報から振り返る資料。
今回の注目は偉大なる親方たち。ギスカリ帝国・古代ヴァリリア帝国・ドスラク人のいづれが栄えても共に栄えたミーリーンの支配者。ナース島出身の奴隷ミッサンディが説明します。
ミーリーンを支配する偉大なる親方たち
奴隷商人湾の中心都市ミーリーン
奴隷商人湾の主要都市ミーリーン。偉大なる親方たちが支配します。
ランドマークは、巨大なピラミッド、頂上のハーピーの像、巨大なダズナクの闘技場。
この地における闘技場とはギスカリ帝国の神への血の捧げもの。それ以上に重要なのは街の巨大な財源。言わば東京ディズニーランド。見物料を支払いに遠方から客が押し寄せます。
また、ハーピーとはギリシャ神話の風の精ハルピュイア。女性の頭を持った怪鳥で、巻き上がった風が人をさらう現象を具現化した怪物→なので奴隷商人のマスコットなのかなと想像します。
各地で名称が異なりややこしいので整理すると、

〇ユンカイの賢明なる親方たち

〇ミーリーンの偉大なる親方たち

本動画の話題は一番下の偉大なる親方たち。
偉大なる親方たち~特典映像
History and Lore The Great Masters of Meereen – Missandei of Naath
特典映像→〇語り手:ナース島のミッサンディ![]() |
|
1 |
|
ミーリーンの“偉大なる親方たち”。自ら名乗ることでまるでそうなるかのように。 | |
2 |
|
数千年前のギスカリ帝国最盛期、ミーリーンは富と栄光においてオールド・ギスに次ぐ存在だった。絶えず鳴る鎖と鞭の音さえ気にしなければ海辺の楽園だ。奴隷がミーリーンを築き、その背に担がれた街は担架のように横たわっていた。
※数千年前のギスカリ帝国…奴隷商人湾南東のオールド・ギスを首都とする古代の大帝国。グレイワームが所属する穢れなき軍団アンサリードを編成した帝国で、奴隷制を主たる統治方法としたようです。古代ヴァリリア帝国のドラゴンに殲滅されました。
|
|
3 |
|
その後、ヴァリリアのドラゴンがやって来た。オールド・ギスの親方は屈服せず焼き払われた。ヴァリリア人は城壁を壊し、ピラミッドを焼き払い灰に変え、塩と頭蓋骨で畑を縫い合わせた。かつて、ある老女奴隷が私に言うには、ヴァリリア人はギスカリ奴隷の鎖を断ち切り、全員が投票権を持つ古代ヴァリリア帝国に吸収するつもりだったという。しかし、ミーリーンの偉大なる親方たちは“偉大な寺院”グレートテンプルに新領主を招き、金、ワイン、奴隷制度で得た富をすべて彼らに与え、代わりにヴァリリア人が鞭を手に取った。
※塩と頭蓋骨で畑を縫い合わせた…畑に塩をまくと二度と作物ができないので=つまり古代ヴァリリア帝国は征服目的でなく、殲滅目的で攻撃しました。放射能汚染で誰も入れなくなる核兵器撃ち込むようなモン。
※新領主を招き…新領主=ヴァリリア人てことかと。 |
|
4 |
|
私は信じない。帝国が拡大するに連れヴァリリア人は鉱山や植民地運営のため更に多くの人を必要とした。そこでは賃金が自由人を誘惑することはなかったはずだ。
※私は信じない…ヴァリリア人が偉大なる親方たちに取って代わったという話を信じたくないて意味かと。
|
|
5 |
|
偉大なる親方たちは単に新顧客を受け入れ、ギスカリ帝国が崩壊しても裕福であり続けた。ヴァリリアに“破滅”が降りかかると、偉大なる親方たちは自分の財産を心配した。この時までヴァリリア人は奴隷の最大の供給者であり購入者だった。その後、ドスラクの馬主たちがエッソスの平原から押し寄せ、以前のドラゴンの貴神と同様奴隷を好むことが判明した。偉大なる親方たちは更に裕福になった。偉大なる親方たちだけが歴史上初めてミーリーンを支配し、混沌が残りの世界を支配した。闘技場は数世紀前のヴァリリア軍の隊列を占めた兵士を飲み込む。
※闘技場は…を飲み込む…それだけ巨大な闘技場を運営できるほど潤ってたってことを言いたいものかと。
|
|
6 |
|
治安維持の兵士が居ないため、富裕層は兵士を買う必要があったが、アスタポアの善良なる親方たちは喜んでそれを売った。もし買い手を懐柔したいなら、ユンカイの賢明なる親方たちが売ることができた、また、更に追加できた。
※売ることができた、また、更に追加できた…競合としてユンカイの親方も販売可能だし、数も準備できたてことではないかと。
|
|
7 |
|
偉大なる親方たち、善良なる親方たち、賢明なる親方たち。しかし、我が女王が何者かを認識できるほど偉大で・善良で・賢明な者は居なかった。彼女の先祖は彼らを滅ぼし彼らになった。恐らく彼らは先祖と同じく彼女が簡単に折れると考えてるのだろう。でも我が女王は折れない。彼女は壊すのだ。
※彼女の先祖…古代ヴァリリア帝国のこと。帝国が滅びた約500年前の“破滅”直前に、ターガリエン家はウェスタロス脇のドラゴンストーン城に移住済だったので生き残りました。
※彼らになった…ミッサンディが信じたくない、上の“取って代わったヴァリリア人”て意味。 |
奴隷ミッサンディによる親方説明
ちょっと分かりづらい説明。
〇ミーリーンは古代ギスカリ帝国の首都オールド・ギスに次ぐ巨大都市だった。
〇古代ヴァリリア帝国盛隆後、ミーリーンの支配者は懐柔されたヴァリリア人に取って代わった。
〇古代ヴァリリア帝国滅亡後も、台頭したドスラク人によりミーリーンは栄え続けた。
3つ目の、いづれの時代も結局ミーリーンが栄えたってのはジョラー・モーモントも同様の説明をしております。
力で制する時代。必ず勝者と敗者が存在し敗者側が奴隷として売られるので、品不足に陥らず奴隷商が富で溢れる現象が続いています。
それをぶっ壊すのが我が女王。奴隷ミッサンディの希望でございます。
闘技場で歓喜する観衆やヒズダール・ゾ・ロラクに対し、「じゃあ、お前が出場しろよ?」て発想ができなかった古代人。
アホは客観的な見方ができないため、上記に全く気づきません。古代人は当然全部アホ。
それをできたのが我が女王デナーリス。
21世紀の視聴者は“デナーリス当たり前”と受け取りますが、そこへ行きつくまでに相当な長い道のりがあったんでしょうな。アメリカなんて未だに南北戦争引きづってたり。つまりメリケン全部アホ。
だから、デナーリス=異常なまでに優秀な人物てのが『ゲーム・オブ・スローンズ』の意外なトリビアだったりします。
コメント