ポク太郎です。
海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』をまだ見ぬ未視聴者のために、再度大元情報から振り返る資料。
今回の注目はギスカリ帝国、古代ヴァリリア帝国に文化ごと消滅させられた、エッソス大陸奴隷商人湾周辺に存在した古代の大帝国。
ギスカリ帝国を紹介する特典映像
〇History and Lore Old Ghis & Slaver’s Bay – Jorah Mormont
ギスカリ帝国とは
ギスカリ帝国の首都は奴隷商人湾南のオールド・ギス。奴隷兵士の戦力により各地を支配した古代の大帝国。ギスカリ帝国なのかギスカル帝国なのか正確なカナ振りは分かりません。
『ゲーム・オブ・スローンズ』内で発言があったのが“古代ギスカル語”だけで、字幕で確認できるのがそれ以外に存在しないので。
下年表で分かりますが、数千年前にドラゴンを得た古代ヴァリリア帝国に滅ぼされます。
後に南西の島ニュー・ギスで復興を目指しますが、文化そのものまで殲滅されていたため実現されなかったようです。
ゲーム・オブ・スローンズ年表
『ゲーム・オブ・スローンズ』は架空の二大陸上に1万2千年の歴史を創造した架空の物語。その長い歴史中の話題を把握するため、簡単な二大陸の歴史年表。
今回の話題は③、⑤、⑦の時期。
時期(正確には不明) | 時代 | ウェスタロス大陸 …一つの季節が何年も続く不思議な土地。 |
エッソス大陸 |
① 1.2万年前 |
夜明けの時代 | 森の子らなる小柄な種族が生息する大陸へ最初の人々なる人間が来襲した時代。 | |
② 8千年前位 |
長い夜 | 100年間冬が続いた時代が存在。ホワイトウォーカーなる死の化けモンが来襲し、戦争終結させた森の子らと最初の人々が共闘し北限へ追い返す。 | |
③ 8千年前 |
英雄時代 | 森の子らと和解した最初の人々が人間の世を作り始めた時代。数々の英雄伝説。ブランドン建設王、ファルコン・ナイト、グレイキング、ラン利発王、嵐の王デュラン、ガース・グリーンハンド。 | 奴隷商人湾南東部に古代ギスカル帝国勃興。 |
④ 6千年前 |
アンダル人来襲 | エッソス北西の地から文明人アンダル人が来襲し、大陸を征服した時代。 | |
⑤ 5.5千年前 |
古代ヴァリリア帝国建国 | ヴァリリア半島火山に居たドラゴンを手懐けたヴァリリア人が国を興し古代ヴァリリア帝国勃興。 | |
⑥ 数千年前 |
百王国時代 | 来襲したアンダル人との混血だらけになり、ウェスタロスの主勢力に。各地で小王国が乱立。 | 古代ヴァリリア帝国が勢力を伸ばし世界の半分を支配する大帝国に。文化ごとドラゴンで殲滅し古代ギスカル帝国滅亡。 |
⑦ 数千~300年前 |
七王国時代 | 無数の王国が戦争で集約され七つの大国家が形成。北の王国、山と谷の王国、島と川の王国、岩の王国、嵐の王国、リーチ王国、ドーン公国。 | 500年前に天変地異“破滅”が起こり半島破壊→古代ヴァリリア帝国滅亡。ウェスタロス脇のドラゴンストーン城に移住してたターガリエン家が唯一生き残ったドラゴンの家系に。 |
⑧ 300年前 |
征服戦争 | ドラゴンストーン城のターガリエン家が征服戦争を制し統一王に。七王国を解体・征服。 | |
➈ 17年前 |
ロバートの反乱 | ターガリエン家の暴君狂王に反旗を翻したロバート・バラシオンが王朝を倒し統一王に。 | ターガリエン家の生き残りがエッソス大陸に亡命し匿われる。 |
奴隷商人湾ギスカリ帝国~映像特典動画
語り手:ジョラー・モーモント![]() |
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ヴァリリアが最初に世界を征服したわけではない。夜明けの時代、ギスの街はその門を開いてエッソス大陸に軍団を送り込んだ。一糸乱れぬ規律と絶対的な服従によって、彼らは国全体をその靴の下に敷き、既知の世界の隅々にハーピーを植え付けた。破壊しきれなかったものは鎖につながれた。奴隷制度は人類と同じだけ古い制度だが、ギスカリまでは決して芸術ではなかった。
ハーピーを植え付けた…番組内アスタポア、ミーリーンの背景に映りますが、ハーピーの銅像は奴隷商の象徴のようです。ラテン語でハルピュイア…人間をさらって空中を運ぶ風の精を具象化した、女性の頭部を持った怪鳥。
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奴隷らの親方はピラミッドを築くほど肥え太った。歓楽街は埋め尽くされ、闘技場が開かれた。帝国以前からギス周辺の海域に名前があったかは誰も覚えてないが、それ以来”奴隷商人湾“とか”悲嘆の湾“としてだけ知られる。 | |
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しかしギスには遺跡だけが残り、偉大な文明のすべてはそこで終わる。5000年前、ヴァリリアの羊飼いが奇妙な卵を見つけ、数世代のうちに新興の古代ヴァリリア帝国が海を越えて台頭した。ギスカリはヴァリリアと5回戦い5回敗北した。古代ヴァリリア帝国にはドラゴンが居たが、ギスカリ帝国には居なかったからだ。彼らの精鋭部隊は燃え、他は破壊された。ギスの石壁は壊され、街路や建物は灰と化し、まさに畑には塩、硫黄、頭蓋骨がまかれた。
ヴァリリアの羊飼いが奇妙な卵…ドラゴンの卵のこと。ヴァリリア半島北の火山で見つけました。
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しかし、帝国は完全に破壊されたわけではなかった。アスタポア、ユンカイ、ミーリーンは、かつては奴隷商人湾沿いの低位の植民地だったが、生き残り、更には繁栄した。ギスカリ帝国が富と力を得て、征服された側へ返すのをヴァリリアは見てきたが、今度は古代ヴァリリア帝国側がその番を望んだ。ドラゴンの貴神が世界を窮地に陥れている間、かつての敵だった奴隷市場では商品である奴隷が不足することはなかった。失われた帝国を嘆きながら、オールド・ギスの子孫は豊かに成長した。
奴隷市場では商品である奴隷が不足することはなかった…戦争が起これば必ず存在する敗者側が奴隷として供給されるから。
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“破滅”がヴァリリアに降りかかり、ドスラク人は大陸の大部分を意のままに略奪するため動き出した。しかし、金を積んだアスタポア、ユンカイ、ミーリーンは何千年もの間、変わらず手付かずで続く。というのは、ドスラク人らでさえ、大昔にギスカリがヴァリリアに何を教えたかを理解しているからだ。奴隷商が居ない奴隷に何の意味があるのだ?
ドスラク人らでさえ、大昔にギスカリがヴァリリアに何を教えたかを理解しているからだ…勝者側が奴隷を生み出すから奴隷商が栄える→つまり戦争がある以上は奴隷制度で肥え太る者は居なくならない・奴隷商人湾が衰退しなかった理由、てことを言いたいのかなと思います。
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ジョラー・モーモント、女王反逆罪で追放!
ちょっと何言ってんだ的なジョラー・モーモントの説明。アンタの主君は奴隷制度許すまじ。
なんだ?伝説のドラゴンを卵から孵した血盟の血信奉へ移り変わる際の苦悩か?ウェスタロスで禁止される奴隷商を行い死刑判決受けた自分の正当化主張か?
絶対に奴隷制を許さないデナーリスに全身全霊で仕えるジョラー・モーモントによる「奴隷商人湾滅びず」分析でした。
まぁ、これをコイツラに説明させる訳にも行かず、ましてやコレ
に喋らす訳にもいかないでしょうからな。やっぱりこのナレーションはジョラーが適任。
単なる特典映像ですが、制作陣の苦悩も感じ取れる動画でした。
たくさんある特典映像。Youtubeの自動字幕に散々苦労させられましたが、正確な答えを見つけてしまったので楽になりましたワ。
楽しいので味を占めて、しばらくはこのネタで行こうかなと考えております。これが爺のブログ運営。
いかがでしたか?
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