“読書”とは縁のない無教養ポク太郎です。
生まれて初めて「読みたい!」と思い購入した本が『神々の指紋』グラハム・ハンコック著・大地瞬訳。購入後2ページほど見て投げ捨てた書籍。
2012年人類滅亡を唱えたトンデモオカルト本らしいですが、その前に、
海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のようなこの分からない書籍を人類滅亡の9年後、2021年になって再チャレンジです。
『神々の指紋』とは
司会草野仁さん、ミステリーハンター竹内海南江さんの『世界ふしぎ発見』。日立製作所がスポンサーとして提供するTBS系列の人気番組。
その『世界ふしぎ発見』でグラハム・ハンコック著の『神々の指紋』を扱った回が1996年に放送されました。
一五一三年に描かれたという奇妙な地図。そこには一八一八年にはじめて発見された南極大陸の姿が詳細に描かれていた。しかも、一九四九年のスウェーデンと英国の南極大陸調査団がはじめて明らかにした、クイーンモードランド地方をはじめとする氷床の下の地形までもが正確に描かれていた…中南米各地の遺跡と、そこに伝わる伝説を調べるうちに、奇妙な「暗号」が浮かび上がる。不滅の暗号が伝える人類の過去とは…人類文明の発祥の謎を解き明かす驚愕の新事実が徐々に明らかになる。 –このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
内容は“失われた古代文明”
著者グラハム・ハンコックさんの主張は「太古の昔1万2千年前に、現在並みに発達した古代文明が存在し一度崩壊」。つまり、現在の人類の進歩はそれら文明が既に獲得した技術の“再発明”。
放送されたのは、“199X年人類滅亡”とささやかれた前世紀20世紀の世紀末。それが要因か、超古代文明からの警告と題し人類滅亡の話へ。世界的ベストセラーとなりました。
“オーパーツ”“古代文明”は人類共通の興味事
注目した方は皆同じと思いますが、人類滅亡なんぞどうでもよく、ポク太郎が注目したのは“オーパーツ”の存在理由。
“オーパーツ”とはモアイ、ナスカの地上絵、ストーンヘンジ、…エトセトラエトセトラ。
“場違いな工芸品=「out of place artifacts」”を略した造語「OOPARTS」。発見された場所や時代に全くそぐわない物品のこと。
TBSの放送の仕方からオーパーツや南米の古代文明に何らかの知見を与えてるのか?と興味をそそられました。
不思議な不思議な大昔の遺留品。特に隙間が一切無い南米の積み石(石組み)とか。21世紀の技術でも困難なものや、目的不明な意味深な物体。
ポク太郎と同じく『世界ふしぎ発見』で書籍の存在を知り、飛びついた方が日本国内に10人は居るはずと確信しております。
同じくキーワード古代文明をネタに制作された物語もたくさん。
映画『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』では“オーパーツ”の一つクリスタル・スカル(※)が話題。
『エイリアンvsプレデター』、『アトランティス/失われた帝国』、…、挙げだすとキリがない位“古代文明”“オーパーツ”が映画内の話題として使用されています。
映画のテーマ・話題に使われる理由は明らか。
“存在して欲しい、見つかってほしいロマンだから”
エセ・疑似科学?オカルト?トンデモ理論?
乱立するホームページ他で『神々の指紋』について調べると、
- 疑似科学、オカルト本、トンデモ理論 口コミ
- 事実の捏造や曲解・歪曲、信憑性無きに等しい Wiki
- 素人が調べられない部分で嘘 個人ブログ←見つからず。書籍に影響されその道に入った方。
- やがて消えさる運命 大槻教授のブログ
まぁこんな感じでボロクソに言われております。
「エコノミスト」という雑誌の特派員が考古学を論じる。ググるまでもない“エコノミスト”をググってみると「経済学者」。その時点で???ではあります。
で、この書籍、上で“飛びついた方が10人居る”と断言しましたが、入手後に即投げ捨てた方も10人は居ると確信しております。理由は、
“経済系”の方だからか何なのか、図なり表で示せばよい理屈を文章でずらずら並べたてるので、何が言いたいのか付いて行けません。
今更『神々の指紋』に着目する理由
何故今更そんな書籍に着目するのか。自分でもなかなか言い表せないので箇条書き。
- 気の遠くなる長い人生で唯一の“自ら読もうとした書籍”なのに投げ捨てた。
- 同様に投げ捨て、気にしてる方が国内に10人は居るはず。
- 高難度ドラマ『ゲームオブスローンズ』制覇→次なる標的としてロックオン。
- 興味はあるのに自分が触れたことない、特に南米の古代遺跡に惹かれて。
- 老い先短いので有益無益度外視可能。
- どうせ誰も来ないブログ。
結論したのは、
先に挙げた映画『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』を例に理由。
上記のような映画が公開されると聴衆が飛び付きますが、物語展開だけが目的でなく、ハリソン・フォードの演技だけが目的でなく、必ずあるものを期待しています。
映画=“空想・創作物”に対してもそう期待する程、誰かの予想・知見が聞きたい、それがオーパーツ、知られざる古代文明。
つまり、映画のつもりで読み進め、考古学上のキーワードに触れていこうと方針を決めました。
関連する人類史をついでに調べながら、「何を論じてたの?」とポク太郎の理解を一章ごとに勉強ノートとして上げていこうと思います。
そうすることで、どこがおかしい、学説と異なるのはどこ?と見えやすくもなりますし。
工学、物理学などの自然科学とは異なり“再現”不可能な考古学。何を証明とし、信ぴょう性がどこで担保されるかも触れていければ。
本書籍でこれから入門する考古学。準備運動としてまずは自分の行動追跡。
『神々の指紋』の構成、目次
何故『神々の指紋』に着目するのか、何故再チャレンジするのか、その理由説明を理屈が繋がるよう苦労して本投稿を書き上げました。
が、一番シンプルで、一番納得できる理由は、
“考古学”に対し興味はあるものの全く触れたことのない爺が本書籍を使いながら古代遺跡について勉強していきます。人生終盤に考古学デビュー。
非常にスローペースになるとは思いますが、存在する筈の同様に投げ捨てた10人の方々。閲覧よろしくお願いいたします。
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