読書にも考古学にも縁のない無教養爺なので的外れ多いかも。指摘しやすいよう書籍の内容・主張Hx-x)、ポク太郎の所感Px-x)と随所に番号を付けてあります。
ポク太郎です。
書いてある内容が理解できない『神々の指紋』の個人的勉強ノート。
本投稿は第2部-第8章「世界の屋根にある湖」。
『神々の指紋』第2部「海の泡 ペルーとボリビア」~全体あらすじ
第2部の概要・要約・あらすじ
ただいま勉強中。
第2部完了後に概要をまとめます。
書籍内の証拠名称、人物名
書籍中の文言が分からなくなるので証拠名称や人物名にA~の通し記号。
Aピリ・レイス | オスマントルコ帝国海軍総督。1513年に地図を描く。南極大陸の海岸線が現在の地図に見事に一致。 |
Bクイーンモードランド地方 | 南極大陸の一地方。南極大陸が氷原化したのは何百万年も前だが、6000年前まで氷で覆われてなかった地方。 |
Cオロンテウス・フィナエウス | オロンテウス・フィナエウス。1531年に世界地図を描いた。 |
Dビラコチャ | インカ帝国で最も崇拝される神。他には太陽神インティ、その息子マ○○・カパク、ママ・オクロ。“○○”と伏字にしてある理由はこちら。 |
Eピサロ将軍 | 1513年に到着したスペイン将軍フランシスコ・ピサロ。インカ皇帝アタワルパを約束反故にして殺害し、本国スペインから死刑判決。現在のペルー人も“インカ文明を破壊した元凶”と捉える人物。 |
Fコリカンチャン神殿 | 純金のシートが敷き詰められ、純金のトウモロコシが栽培されるインカ帝国の首都クスコにあった神殿。 |
Gフアン・デ・ペタンゾズ | 16世紀のスペイン人年代記編集者。『インカ族伝承大全』編集者。Dビラコチャの風貌を「あご髭、高身長男性、白いローブ、腰にはベルト」と現地の逸話を記録。 |
Hガルシラソ・デ・ラ・ベガ | 16世紀にサクサワマンの城塞に訪れ、驚愕の言葉を残し、『インカに関する公式報告書』中にインカ王が石の追加に挑戦し大惨事を招いた逸話紹介。 |
aハンコック | グラハム・ハンコック。著者。元「エコノミスト」誌の東アフリカ特派員。 |
bハプグッド教授 | チャールズ・H・ハプグッド。キーン州立大学教授。歴史学者。 |
cヒラム・ビンガム | アメリカの探検家。1911年にマチュピチュ発見。 |
dロルフ・ミュラー | ポツダム大学天文学教授。1930年代に「マチュピチュ建設はBC4000~BC2000年」と発表。考古学会の定説は「15世紀以降に建設」。 |
eアーサー・ボナンスキー | ラパス大学教授。上dロルフ・ミュラー教授と同じくティアワナコの建設時期がBC1.5万年前と主張。 |
第8章「世界の屋根にある湖」
本章も目くらましのようにボリビアの主都ラパスからチチカカ湖へ向かう旅路の話から始まります。
主都ラパス自体も海抜3,000m以上の高地にあり、盆地のような地形。内の凸凹急斜面に都市が形成され勾配の激しい街だそう。
節構成は、
- 大洪水のうわさ
のみ。
チチカカ湖の地形特徴
チチカカ湖の地形の特徴は以下。
- H08-1)海抜3,810mの高地に存在。
- H08-2)ペルーとボリビアの国境線が湖内を走る。
- H08-3)面積は8,200平方km2。wikiによると8,562平方km2。ちょっとずれ。
- H08-4)最大水深300m。
因みに、琵琶湖は約440万年前に形成された古代湖で、面積670平方km2、最大水深104m。なので面積比で琵琶湖の12倍以上。かなりスケールのデカい湖でございます。
チチカカ湖にまつわる自然現象と学説
H08-5) ①一億年以上前に隆起 | 周囲には大量の貝殻の化石→海底から隆起。 |
H08-6) ②元は海水 | 淡水なのに海洋生物が生息。タツノオトシゴまで。 |
H08-7) ③現在も隆起続く | 北と南でかなり異なる水位の海岸線跡。また現在周囲に水場が無いティアワナコに船着き場が存在。つまり水面下がったかティアワナコ隆起したか。※上地図見ると分かるが湖岸から~19㎞。 |
H08-8) ④ティアワナコの建設時期 | dロルフ・ミュラー、eアーサー・ボナンスキー両教授の主張はBC1.5万年。従来の歴史観では“5世紀以降に建造”。 |
で、H08-9)④の部分で突然「BC1.1万年に自然による驚異的な大変動に襲われた」と断言。
ビックリして次の文を読むと、上記二教授の発見については“第11章でふれる”、とお得意の後回しで締めくくっております。
ここまでが第8章。
次章ではこのチチカカ湖周辺に伝わる、ビラコチャではないスヌパと言う人物の伝説・逸話に話が移ります。
第8章の感想、疑問点、批判
蒸発する湖水の影響で高地の割には暖かく安定した気候とのこと。が、平均気温が湖岸で約0℃、湖中央で8~10℃。かなり寒そう。
現在はケチュア族、アイマラ族、ウル族などの先住民族が内部の浮島にソーラーパネル設置して生活してるらしい。
P08-1)ここまでデカい湖だと海として扱ってても不思議なし。元海水だし。インカ時代の人らは反対側のこと知ってたのかな。中国とかと違って人口も少なそうなんだけど。
また、この辺の隆起は確からしい事実。プレートがインド洋からユーラシア大陸に押し付けられてできたチベット・ヒマラヤ山脈付近と同じ。
でっけー太平洋プレート境界から押し出され、でっけー南アメリカプレートがアフリカから押し返され。ナスカプレートが南アメリカの下に潜り込む動き。
そりゃ海底も持ち上げられるわ。
お得意の“第何章でふれる”が登場。まぁ以前あった“書籍の最後でふれる”ではないのでまだいい方。ちょっと読み進めればいいだけ。
楽しみに待ってますよaハンコックさん。
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