第2部第12章「ビラコチャの最後」~現在より高度な技術で海に消えたイメージ

ポク太郎です。

書いてある内容が理解できない『神々の指紋』の個人的勉強ノート。

本投稿は第2部-第12章「ビラコチャの最後」。


『神々の指紋』第2部「海の泡 ペルーとボリビア」~全体あらすじ

第2部の概要・要約・あらすじ

旅行記の体で綴られる南米ペルー・ボリビアの遺跡とビラコチャ伝説。移動経路はナスカの地上絵クスコマチュピチュチチカカ湖ティワナク

途中、ビラコチャ伝説とエジプト王の共通点をこじつけながら到達地ティワナクの建造時期1.7万年前と主張。

南米古代遺跡に見られる技術がインカ帝国によるものでなく、1.2万年前に存在した現在より高度な技術であると話を展開していきます。

登場した遺跡名

神々の指紋』に登場した遺跡名
第2部
ペルーボリビア
ナスカ周辺 ナスカの地上絵…ハチドリ・蜘蛛・サル・クジラ・幾何学図形。
クスコ周辺 サクサワマン石組みで作られた古代城塞。
コリカンチャ神殿αビラコチャ神殿。
マチュピチュ周辺 インティフアタナ…“太陽を留める柱”。
ワナピチュ…反対側の山。
ティアワナコ周辺 αビラコチャ像神殿。
アカパナ・ピラミッド…水路完備。
カラササヤ…南西角に太陽の門

書籍内の証拠名称、人物名

書籍中の文言が分からなくなるので証拠名称や人物名にA~の通し記号。

神々の指紋』に記載される人物名・証拠名称
Aピリ・レイス オスマントルコ帝国海軍総督。1513年に地図を描く。南極大陸の海岸線が現在の地図に見事に一致。
Bプトレマイオス AD100年頃を生きた古代ローマの学者。数学・天文学・地理学・地図製作学等に精通し多数の業績。
Cピサロ将軍 1513年に到着したスペイン将軍フランシスコ・ピサロ。インカ皇帝アタワルパを約束反故にして殺害し、本国スペインから死刑判決。現在のペルー人も“インカ文明を破壊した元凶”と捉える人物。
Dガルシラソ・デ・ラ・ベガ スペイン貴族とインカ王族の子息で、征服直後16世紀に『インカに関する公式報告書』を執筆した年代記編集者。

神々の指紋』に記載される伝説・遺跡名
αビラコチャ 南米ペルー・ボリビアの神話に登場する半神半人。アゴ髭を生やし数々の文明をもたらしたと言われる神。海からやってきて海へ去った“海の泡”。
βコリカンチャ神殿 純金のシートが敷き詰められ、純金のトウモロコシが栽培されるインカ帝国の首都クスコにあった神殿。
γカラササヤ ティアワナコにある遺跡中の半地下式構造の広場「石が垂直に立つ場所」。北西には太陽の門

神々の指紋』に記載される人物名(調査側)
aハンコック グラハム・ハンコック。著者。元「エコノミスト」誌の東アフリカ特派員。
bハプグッド教授 チャールズ・H・ハプグッド。キーン州立大学教授。歴史学者。
cアインシュタイン アルバート・アインシュタイン。ノーベル物理学賞受賞者。
dボナンスキー教授 アーサー・ボナンスキー。ラパス大学教授、ドイツ系ボリビア人。『ティアワナコ アメリカ人の揺りかご』執筆。横道傾斜のズレからティアワナコ建設時期がBC1.5万年と主張。

第12章「ビラコチャの最後」

サッパリ分からない書籍なので、まず節構成内容の簡単あらすじ

書き出し部「1.2万年前の洪水で高度文明消え去る」

ティアワナコの船着き場の話。

  • H012-1)チチカカ湖は現在より30m深く、ティアワナコは当時の港町。
  • H012-2)賛同されてないdボナンスキー教授の理論は「BC1.5万年が繁栄期。」
  • H012-3)dボナンスキー教授カラササヤも同時期の建設で5000年に渡り繁栄。この間チチカカ湖の湖畔の位置変化なし。」

また、ティアワナコだけが地表になる島状で、南西数百mの位置にプーマ・プンクに巨大な船着き場。プーマ・プンク特徴は、

  • H012-4)巨大石のブロックが大量に散乱。
  • H012-5)ティアワナコだけにしか見られないI字型の金属製留め金跡←巨大石連結用。エジプトナイル川でしか見たことない。
  • H012-6)巨大石に刻まれた十字の印。エジプトとの関係性を匂わし古代エジプトの象形文字=アンサタ十字の話。

dボナンスキー教授の主張は、

「現在の散乱する巨大石はBC1.1万年の自然災害の傷跡。原因=洪水とする理由は、沖堆積中に人間の骨と一緒に湖底の植物、動物、魚、更には道具・工具がごちゃ混ぜに堆積。」

1.2万年前の災害。結果、水が減り湖縮小、気温低下、収穫量低下→アンデス人が移住することに。

1.2万年前の災害…BC1.1万年だから1.3万年前の計算違いと思われ。

第1節「苦悶と放棄」

ただし、上記災害後の劣悪環境に抵抗する形跡も。

  • H012-7)高所農作物の毒の科学特性分析&解毒技術の開発。
  • 理論は現在も不明byワシントン大学人類学教授デイビッド・ブラウマン。

  • H012-8)露出した湖底に農業用灌漑設備ワル・ワアル、波上に高低差を付けた土地。
  • 現在のより灌漑能力が高く、現代に行った実験で霜にも干ばつにも耐え3倍の収穫実績。

第2節「人工言語」

人工言語の話。

  • H012-9)アイマラ・インディオの言語=世界最古の言語で曖昧さが全くない構文。
  • ボリビアのコンピュータ科学者イバン・グスマン・デ・ロハスが発見。

以下、他の“現在でも不明な技術”もここで話題に。

●ナスカの地上絵
●石組みやあり得ないような壁建造

第3節「メキシコ」

αビラコチャ伝説の特徴「水の上歩いた」「奇跡のように去った」。
→何故去ったか、何故留まろうと抵抗したのか。でも“ボリビアで足跡が途絶えた”。

再度足取りを掴んだのは、次第3部、第13章からのメキシコ

ティアワナコの高度な施設がαビラコチャの偉業だと勝手に飛躍させています。飛躍てか匂わせというか。

第12章の感想、疑問点、批判

P012-1)aハンコック論法とは、何かの説明中に思い付いた別概念の話へ遷移し、自分の希望的想像へ結論を飛躍させる構成。なので各節が並列に並びません。話題がチグハグってこと。

そんなモン、節ごとに分かりやすくつながるように整理しようとしてもまとめられる訳無く無限ループ→とんでもない時間が掛かるのでやり方を変えました。

aハンコックさんの思惑でまとめる。

コッチ持って行くためにこの話持ち出してるよとaハンコックさんの思惑を念頭に置くとスッとまとめられます。

“言ってることを理解する”でなく“持って行きたい結論を察する”のが神々の指紋に必要なこと。

第2部の最終章までたかだか122ページしかない書籍にとんでもなく時間が掛かってますが、やっと向き合い方が分かりました。

そんなん置いといて、内容の話。

常々持ち出すのは古代エジプトとの関わり。今回持ち出したのは“十字”の文字。

P012-2)“十字”ほどシンプルな記号はどこでも思い付きそうとは捉えないのかね。

やっと向き合い方が判明した『神々の指紋』。

本投稿より、『勉強ノート』改め『aハンコック論法解析ノート』に変更いたします。


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