ポク太郎です。
書いてある内容が理解できない『神々の指紋』の個人的勉強ノート。
本投稿は第4部-第25章「終末論のさまざまな仮面」。
『神々の指紋』第4部「神話の謎1 記憶を喪失した人類」~全体あらすじ
第4部の概要・要約・あらすじ
南米・中米を横断し、次はノアの箱舟神話が話題。
世界中に伝わる似た神話・伝承は作り話でなく人類が経験した天変地異の記録だと主張。
最後の氷河期には世界的な火山爆発→突然の氷結・融解と証拠を並べ、その当時の記録だと断言。神話が事実ならαビラコチャ・δケツァルコアトルも実在ではと次第5部の歳差運動へ繋げます。
登場した遺跡名
第2部 ペルー・ボリビア |
ナスカ周辺 | 第4章ナスカの地上絵…ハチドリ・蜘蛛・サル・クジラ・幾何学図形。 |
クスコ周辺第5章、第6章 | サクサワマン…石組みで作られた古代城塞。 コリカンチャ神殿…αビラコチャ神殿。 |
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マチュピチュ周辺第7章 | インティフアタナ…“太陽を留める柱”。 ワナピチュ…反対側の山。 |
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チチカカ湖周辺第8章 | スリキ島の藁船やαビラコチャの異説。 | |
ティアワナコ周辺第12章 | αビラコチャ像神殿。 第10章アカパナ・ピラミッド…水路完備。 第11章カラササヤ…南西角に太陽の門。 |
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第4部 メキシコ |
ユカタン半島周辺 | 第13章チチェンイッツア遺跡オルメク文明跡…ククルカンの神殿、戦士の神殿、チャコモルの偶像、幼児生贄の祭壇。 コアツェコアルコス…“蛇の聖地”。δケツァルコアトルが立ち去った場所。 サンティエゴ・トゥストラ…ニグロイドらしき頭像設置された公園のある町。 第16章トレスサポテス…後期オルメク文明中心地。マヤ文明より古い石板。アフリカ系黒人の頭像。 第17章サンロレンソの遺跡。特殊な墓。オルメク・ヘッド=ニグロイド特徴の頭像。 第18章ラベンタの遺跡。特殊な墓や円錐形ピラミッド。アンクル・サム…あご髭の白人が描かれた石板。 第20章パレンケの遺跡。頑丈に封された隠し階段下にヒスイの装飾を施されたパカル王の墓。ヒスイの彫像にはあご髭の白人。 ウシュマルの遺跡。急こう配の階段を持つ楕円形ピラミッド。十字架を施したモザイク模様が特徴。 |
メキシコシティ―周辺 | 第13章テノチティトラン…アステカ帝国首都。 ウィツィロポチトリ神殿…アステカ帝国首都にある神殿。 トゥーラの遺跡…メキシコの神δケツァルコアトルが敗戦した戦場。 第15章チョルーラ…スペイン人征服者Eコルテスが大虐殺を行った神殿。巨大なジッグラトピラミッドトラチウアルテペトルあり。 第19章モンテ・アルバン…オアハカ南西部のBC1000年と言われる遺跡。複数のピラミッド・他の建物が幾何学的位置に配置されたグランド・プラザ。戦闘で死んだ捕虜の絵と思われる数十の彫像・石碑。 第22章テオティワカン…月・太陽・ケツァルコアトルのピラミッド、城塞が死者の道でつながれる、アステカ人が発見した遺跡。 |
書籍内の証拠名称、人物名
書籍中の文言が分からなくなるので証拠名称や人物名にA~の通し記号。
Aピリ・レイス | オスマントルコ帝国海軍総督。1513年に地図を描く。南極大陸の海岸線が現在の地図に見事に一致。 |
Bプトレマイオス | AD100年頃を生きた古代ローマの学者。数学・天文学・地理学・地図製作学等に精通し多数の業績。 |
Cピサロ将軍 | 1513年に到着したスペイン将軍フランシスコ・ピサロ。インカ皇帝アタワルパを約束反故にして殺害し、本国スペインから死刑判決。現在のペルー人も“インカ文明を破壊した元凶”と捉える人物。 |
Dガルシラソ・デ・ラ・ベガ | スペイン貴族とインカ王族の子息で、征服直後16世紀に『インカに関する公式報告書』を執筆した年代記編集者。 |
Eコルテス | 古代メキシコ文明の文化を殲滅したスペイン人征服者エルナン・コルテス。ただし、メキシコ生贄文化に対抗したと受け取られ、Cピサロ将軍のような扱いでなく平和の神にされることも。1,000ペセタ紙幣の肖像。 |
αビラコチャ | 南米ペルー・ボリビアの神話に登場する半神半人。アゴ髭を生やし数々の文明をもたらしたと言われる神。海からやってきて海へ去った“海の泡”。 |
βコリカンチャ神殿 | 純金のシートが敷き詰められ、純金のトウモロコシが栽培されるインカ帝国の首都クスコにあった神殿。 |
γカラササヤ | ティアワナコにある遺跡中の半地下式構造の広場「石が垂直に立つ場所」。北西には太陽の門。 |
δケツァルコアトル | 意味は“翼ある蛇”。メキシコで言い伝えられるαビラコチャによく似た主神。あご髭白い肌。 |
εトナティウ | メキシコマヤ文明で言い伝えられる五代目太陽神。現在はその五代目太陽“期”。 |
aハンコック | グラハム・ハンコック。著者。元「エコノミスト」誌の東アフリカ特派員。 |
bハプグッド教授 | チャールズ・H・ハプグッド。キーン州立大学教授。歴史学者。 |
cアインシュタイン | アルバート・アインシュタイン。ノーベル物理学賞受賞者。 |
dボナンスキー教授 | アーサー・ボナンスキー。ラパス大学教授、ドイツ系ボリビア人。『ティアワナコ アメリカ人の揺りかご』執筆。横道傾斜のズレからティアワナコ建設時期がBC1.5万年と主張。 |
第25章「終末論のさまざまな仮面」
書き出し部「イランの神話もノアの箱舟特徴」
北アメリカホピ・インディアンと同様、イスラム教前のイランアヴェスター系アーリア人も現在以前の3時代を信じる。
・第二の時代…悪魔王失敗。
・第三の時代…善悪均衡。
・第四の時代(現在)…悪勝利で開始し君臨継続。
アフラマズダが最初に作った国=エアヤナ・バエジョはアーリア人の故郷で神話が生まれた場所。豊かな土地だが、悪魔王アングラマイニュが暴れ荒廃→冬は長くなり夏が短く。
→H025-1)ノアの箱舟の“洪水”が“破壊的な冬”、“船”が“バル”に変わったもの。
第1節「言語に絶する寒さ、炎、地震と空の混乱」
南アメリカのトバ族の伝承では「凄まじい寒さ」の到来。
H025-2)aハンコックさん連想→「必ず暗闇という天空の異変。また、洪水の前後には炎。」⇒「火山爆発に関連した洪水。」
第2節「太陽を追いかけた怪物」
ドイツ・スカンジナビアに居住したチュートン族の伝承。
全ての川と海の水が溢れ出し洪水。トネリコの木に潜んだ人物のみ生き残り後の人類の祖先に。
H025-3)aハンコックさん妄想→「中央アメリカ伝承にも“木の中に入って助かる男女”←なぜ同じ?何らかの目的を持った賢明な者が創った神話?」
第25章の感想、疑問点、批判
前回と同じ話なので、同じ批判の繰り返し。
中国伝承『西遊記』~
鳥山明著『ドラゴンボール』~
スーパーファミコン版ゲームソフト『ドラゴンクエストIII』~

本ブログ『ポクサイド』に伝わる神話~
至る分野で伝わる上記神話を耳にして皆が思うことは、
ドラクエのキャラ担当は鳥山明で関係者だし、
最後のはとある日本人がテキトーに混ぜた感じだし。
つまり、似てる理由・伝わった経路に着目した筈。
P025-1)似てると主張するならノアの箱舟伝承が伝わった理由・経路に着目すべきで、神話は事実の記録だ・警告だ、とするのはタダのアホ。
恐らく、ペルーの石組みや数々のピラミッドなど21世紀でも難しい技術が謎として山積みなので、“未来予知の技術”がイメージとして繋がるんでしょうな。
P025-2)でもそれは高等生物故の“想像力”から生まれるものであり、その邪魔な“想像力”を切り離して思考するための訓練が学校のお勉強。
→つまり、基礎学力・一般教養の足りない人物だからそんな妄想しちゃうてこと。これが無教養爺の見解。
似てる理由・伝わった経路は故人も含めこれまで生存した全人類が首をかしげる謎。
“伝達”がどう考えても存在した・しないを一目で分かるような伝承マップでも作って公表してりゃ、いっぱしの考古学者として認められたでしょうに。
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