第2部第5章「過去に導くインカの道」~ペルークスコの神ビラコチャ

ポク太郎です。

書いてある内容が理解できない『神々の指紋』の個人的勉強ノート。

本投稿は第2部-第5章「過去に導くインカの道」。


『神々の指紋』第2部「海の泡 ペルーとボリビア」~全体あらすじ

第2部の概要・要約・あらすじ

旅行記の体で綴られる南米ペルー・ボリビアの遺跡とビラコチャ伝説。移動経路はナスカの地上絵クスコマチュピチュチチカカ湖ティワナク

途中、ビラコチャ伝説とエジプト王の共通点をこじつけながら到達地ティワナクの建造時期1.7万年前と主張。

南米古代遺跡に見られる技術がインカ帝国によるものでなく、1.2万年前に存在した現在より高度な技術であると話を展開していきます。

書籍内の証拠名称、人物名

書籍中の文言が分からなくなるので証拠名称や人物名にA~の通し記号。

神々の指紋』に記載される人物名・証拠名称
Aピリ・レイス オスマントルコ帝国海軍総督。1513年に地図を描く。南極大陸の海岸線が現在の地図に見事に一致。
Bプトレマイオス AD100年頃を生きた古代ローマの学者。数学・天文学・地理学・地図製作学等に精通し多数の業績。
Cピサロ将軍 1513年に到着したスペイン将軍フランシスコ・ピサロ。インカ皇帝アタワルパを約束反故にして殺害し、本国スペインから死刑判決。現在のペルー人も“インカ文明を破壊した元凶”と捉える人物。

神々の指紋』に記載される伝説・遺跡名
αビラコチャ 南米ペルー・ボリビアの神話に登場する半神半人。アゴ髭を生やし数々の文明をもたらしたと言われる神。海からやってきて海へ去った“海の泡”。
βコリカンチャ神殿 純金のシートが敷き詰められ、純金のトウモロコシが栽培されるインカ帝国の首都クスコにあった神殿。

神々の指紋』に記載される人物名(調査側)
aハンコック グラハム・ハンコック。著者。元「エコノミスト」誌の東アフリカ特派員。
bハプグッド教授 チャールズ・H・ハプグッド。キーン州立大学教授。歴史学者。
cアインシュタイン アルバート・アインシュタイン。ノーベル物理学賞受賞者。

第5章「過去に導くインカの道」

サッパリ分からない書籍なので、まず節構成内容の簡単あらすじ

書き出し部「ペルーではビラコチャ崇拝」

遺留品よりも宗教的伝承の方が長く後世に残る。

ペルー古代宗教の最後の相続者はインカ族。1532年スペインが征服→文化は根絶やしにされたが直後に記録しようと試みた者も。

インカの伝承「インカより更に数千年前、αビラコチャが創立した文明が存在。ナスカの地上絵αビラコチャ製。」

H05-1)ペルーの歴史
それ以前 数千年前 1532年 1540年頃
Dビラコチャ 別文明 インカ帝国
首都クスコ
スペイン人来襲 根絶やし
αビラコチャ崇拝禁止

第1節「海の泡」

H05-2)インカ帝国は舗装道路網、吊橋やトンネル整備→皮肉にもスペイン征服者Cピサロ将軍の進軍を助けた。

主都クスコとは“大地のへそ”という意。

太陽神インティの息子二人マ○○・カパクママ・オクロが建造。“○○”と伏字にした理由はこちら

でもペルーで神の中の神として崇拝されたのは「海の泡」を表すαビラコチャ。ペルーに存在した全文明が天地創造の主として崇拝。

第2節「ビラコチャの城塞」

地図-インカ帝国首都クスコ~ペルー

βコリカンチャ神殿αビラコチャを祀った神殿到着。現在は、それを土台として作られたスペイン製のサントドミンゴ大寺院。

元々は、
・1枚の重さ2kg、700枚の純金のシートで覆われ、
・中庭は純金製のトウモロコシが植えられた畑。
→エルサレムのソロモンの宮殿ソックリ。

H05-3)1650、1950年の地震で上の寺院は全壊→土台・下壁は無傷。土台がインカでその上にスペイン製は町全体の特徴→地震の影響を受けない土台部分は石組み

第3節「あご髭を持つ外来者」

文献『ペルー土着民の古くからの週間に関する報告書』「βコリカンチャ神殿の偶像は神をかたどった大理石の彫刻。髪・肌・姿・衣服・サンダルがキリスト使徒にソックリ。」

H05-4)αビラコチャがインディオでないことは確か。

なので、「戻って来る」と約束したαビラコチャの帰還と当時の現地人がスペイン人来襲を勘違いした。

第5章の感想、疑問点、批判

P05-1)恐らく持っていきたい結論は「αビラコチャ=白人」。

これがビラコチャ。これ持ちだして、あご髭あるから「現地のインディオでなく白人」て話始めるのは無理があるなぁ。

P05-2)“現地人がαビラコチャとスペイン人勘違い”を理由に使おうとするが、16世紀のペルー人が姿知ってるなら何らかの肖像画が残ってたてことに。ソッチ着目すべきだろう。

とはいえ、別地域メキシコ中央アメリカではそう勘違いしたとの記録もあるのでまんざらでもないのかな←無教養爺のウィキペディア参照情報が元なので要注意。

海の泡とはαビラコチャのこと。その話でまとめるのでなく、旅路順を理由付けとしてソロモンの神殿と似てる例を出す辺りが胡散臭い。

※世界中の文明を作った共通の超古代文明の存在を主張する本なので。

しかし、なんで古代の偶像ってこーいう神秘的な姿なんでしょうね。子供の描く絵とも違うし、写生画みたいな実写でもなし。実写的に描く、彫るのが一番簡単なはずなのに。

神々の指紋勉強中|第2部第5章「過去に導くインカの道」~ペルークスコの神ビラコチャ

これについては思う所があるのでまた別途。

それとは別に、文章中紹介されたペルークスコの石組みが大地震でも崩れてないって例。謎満載の石組み石壁の存在理由に関わりそうな特徴を一つメモ。

●ペルーは日本と同じく環太平洋の地震多発地帯。
●ジグソーパズル状の石組みは地震に対して非常に強い。

前章は古代遺跡、本5章はインカの伝説の創造主ビラコチャでした。


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