第2部第11章「太古の暗示」~ティアワナコ1.7万年前建造の証明は黄道傾斜とトクソドン

映画のネタのつもりで読む過去の大ヒット『神々の指紋』。オカルトと言われる本書籍を勉強してる理由はこちら。
読書にも考古学にも縁のない無教養爺なので的外れ多いかも。指摘しやすいよう書籍の内容・主張Hx-x)、ポク太郎の所感Px-x)と随所に番号を付けてあります。

ポク太郎です。

書いてある内容が理解できない『神々の指紋』の個人的勉強ノート。

本投稿は第2部-第11章「太古の暗示」。


『神々の指紋』第2部「海の泡 ペルーとボリビア」~全体あらすじ

第2部の概要・要約・あらすじ

旅行記の体で綴られる南米ペルー・ボリビアの遺跡とビラコチャ伝説。移動経路はナスカの地上絵クスコマチュピチュチチカカ湖ティワナク

途中、ビラコチャ伝説とエジプト王の共通点をこじつけながら到達地ティワナクの建造時期1.7万年前と主張。

南米古代遺跡に見られる技術がインカ帝国によるものでなく、1.2万年前に存在した現在より高度な技術であると話を展開していきます。

書籍内の証拠名称、人物名

書籍中の文言が分からなくなるので証拠名称や人物名にA~の通し記号。

神々の指紋』に記載される人物名(証拠名称)
Aピリ・レイスオスマントルコ帝国海軍総督。1513年に地図を描く。南極大陸の海岸線が現在の地図に見事に一致。
Bクイーンモードランド地方南極大陸の一地方。南極大陸が氷原化したのは何百万年も前だが、6000年前まで氷で覆われてなかった地方。
Cオロンテウス・フィナエウスオロンテウス・フィナエウス。1531年に世界地図を描いた。
Dビラコチャインカ帝国で最も崇拝される神。他には太陽神インティ、その息子マ○○・カパクママ・オクロ“○○”と伏字にしてある理由はこちら
Eピサロ将軍1513年に到着したスペイン将軍フランシスコ・ピサロ。インカ皇帝アタワルパを約束反故にして殺害し、本国スペインから死刑判決。現在のペルー人も“インカ文明を破壊した元凶”と捉える人物。
Fコリカンチャン神殿純金のシートが敷き詰められ、純金のトウモロコシが栽培されるインカ帝国の首都クスコにあった神殿。
Gフアン・デ・ペタンゾズ16世紀のスペイン人年代記編集者。『インカ族伝承大全』編集者。Dビラコチャの風貌を「あご髭、高身長男性、白いローブ、腰にはベルト」と現地の逸話を記録。
Hガルシラソ・デ・ラ・ベガ16世紀にサクサワマンの城塞に訪れ、驚愕の言葉を残し、『インカに関する公式報告書』中にインカ王が石の追加に挑戦し大惨事を招いた逸話紹介。

神々の指紋』に記載される人物名(調査側)
aハンコックグラハム・ハンコック。著者。元「エコノミスト」誌の東アフリカ特派員。
bハプグッド教授チャールズ・H・ハプグッド。キーン州立大学教授。歴史学者。
cヒラム・ビンガムアメリカの探検家。1911年にマチュピチュ発見。
dロルフ・ミュラーポツダム大学天文学教授。1930年代に「マチュピチュ建設はBC4000~BC2000年」と発表。考古学会の定説は「15世紀以降に建設」。
eアーサー・ボナンスキーラパス大学教授。上dロルフ・ミュラー教授と同じくティアワナコの建設時期がBC1.5万年前と主張。

第11章「太古の暗示」

第9章から“ティアワナコの建設時期”の証明先と予告してた章。最初の書き出しから証明し始めるので説構成が無茶苦茶に。まさに理屈無茶苦茶なaハンコック論法。

節構成は、

  • 最初の書き出し
  • 概要:建造物の角度からeボナンスキー教授の建造時期=1.7万年前主張。

  • 魚を着る人物
  • 概要:メソポタミア文明の魚人と共通点匂わせ。

  • 絶滅した種の姿
  • 概要:太陽の門のカレンダー小壁に描かれた動物から1.7万年前強調。

書き出し部「ティアワナコの建造時期」の証明

遺跡研究に50年費やしたドイツ系ボリビア人学者eアーサー・ボナンスキー著書『ティアワナコ アメリカ人の揺りかご』…「ティアワナコの建設時期=1.7万年前」の根拠とするもの。

H011-1)eボナンスキー教授の証明方法「カラササヤの建設時期を現在の黄道傾斜との違いを元に導出」。

黄道傾斜とは…地球の地軸が公転軌道と垂直でなく傾いているがその角度のずれのこと。天の赤道面と黄道面のなす角で現在は23度27分。

その黄道傾斜が変動しており変動周期が4.1万年→太陽の日の出と日没の方位角が何世紀にも渡り変化するから計算可能。

建造物の角度→方位角を計算し時代特定→「ティアワナコの建設時期=1.7万年前。」

現在の学説“建設時期=500年前”だが、1927~30年に別の研究チームが検証&eボナンスキー教授を支持。

  • ハンス・ルーデンドルフポツダム天文台所長
  • フリードリッヒ・ベッカーヴァティカン天文台
  • アーノルド・コールシュッターボン大学
  • dロルフ・ミュラーポツダム天文台物理学研究所

魚を着る人物

カラササヤ内部南西角に巨大な石像、「修道士」の意を持つエル・フライレ…胴から下は魚のうろこ。eボナンスキー教授によれば「魚人」。

南米には非常に古い神話が存在「湖の神で魚の尾を持つチュリチュアウマントゥア」。

メソポタミアにも水陸両性人の神話多数“水陸両性一族の指導者オアンネスウアン”。古代セム人ベロッソスによると、

オアンネスの体は魚、足には魚の尾びれ。人間と会話し夜は海底で過ごす。食事なし。文字・科学・芸術伝え建築・法学・幾何学説明。人間を人間化し以降改良の余地無し。」

H011-2)オアンネスの姿=魚人で南米のエル・フライレソックリ。手荷物道具もソックリ。カラササヤのもう一つの偶像の手には不明な道具。

ソックリと言及するオアンネスとはこれ帽子みたいに魚被って右手を蛇拳のようにしてるヤツエル・フライレがコッチ

似ても似つかないものを“ソックリ”表現。aハンコックさんなら俺が書いた似顔絵もソックリ言うてくれるかな。

絶滅した種の姿

突然旅行記の文体に戻り、太陽の門に到着。

太陽の門の構造データ
3.8m
高さ3m
厚さ0.45m
重さ推定10トン
特記事項カレンダー小壁が最大の謎。

最大の謎はカレンダー小壁に描かれる壁画。

H011-3)「ハッキリとゾウの頭」…南米大陸にゾウは存在せず、紀元前1万年に突如絶滅したキュビエロニウスと言う名の長鼻類。

H011-4)よく見ると二羽のコンドルだが、ティアワナコ彫刻の特徴は一つの造形で別の物体を表すのが特徴→だからゾウだと主張。他にも四肢動物シェイドテリウム、足の指が3本なアメリカ原生馬

H011-5)でも最終的に“絶滅した動物が描かれてる”決定打として使うのは専門家が間違いないと指摘するカバのようなトクソドン

太陽の門の小壁の図柄が完成されてない=その時期に何かが発生、と締めくくっております。

第11章の感想、疑問点、批判

eアーサー・ボナンスキー教授の黄道傾斜の計算からティアワナコ建造が1.7万年前と言ってるが、そのためには以下の証明が必要。

P011-1)必要な大前提「ティアワナコ建造物の方位が太陽の日の出と日没の方位を示してること。」その確証が無ければ単なる無駄計算。

もちろん証拠たるものが数少ない考古学なので“そこは仮定して計算”ってのは重要なのかもだが。

aハンコックさんの主張で腑に落ちないのは現在より高度な文明を主張する筈なのに、じゃあなぜ黄道傾斜のずれは考慮してないの?って疑問。

P011-2)“古代人は単純に日の出の方角に合わせてる筈”を前提にしておきながら“更に複雑な技術を駆使”へ持っていく辺りが、大量情報を扱えず思い付きで書き連ねてると感じるのは俺だけか。

特に現南米大陸に存在しない生物が描かれてると力説する“絶滅した種の姿”。

図示もせずグダグダグダグダその特徴観察所感を書き連ね、最後に「専門家が間違いなくトクソドンと指摘」。専門家の指摘を決定打にするなら自分の観察所感など最初から不要。

ブログ運営者が文字数稼ごうとして無駄情報書き連ねてるヤツ。

予告してまでeボナンスキー教授の1.7年前の証明をこの11章に置きながら、何故その章に“1.7万年前”と無関係なメソポタミアの魚を着る人物話持ち出すの?

旅行の足取り順番で書くのか、論理の順番で書くのか決めずに執筆した?

「ホントにコレ世界中の人間に売り付けたのか!?」

ある程度投稿数を稼いだこの『神々の指紋』勉強記事。そうする内に見つけたのはaハンコックさんを糾弾する書籍の存在。

その糾弾本の読者レビューには「悪意に満ちてて不快」「大人げなくて下品」「楽しんで読めない」。

が、この『神々の指紋』を読んでる立場からすると糾弾本の著者に同意。それ位文章が無茶苦茶。

絶対に自分で読み返しておらずただただその場の思い付きで書き連ねただけの乱文。そんなもん売り付けたaハンコックさんに怒り狂うのが当然。

現段階の本サイト『神々の指紋』レビュー評価は、

「偏差値30の考古学オタクが思い付きで書き連ねた乱文」

ただの一章分の論理説明もできない著者が壮大な考古学を分析できる訳がない。

本記事も「不快」と言われてしかるべき。が、そんなのお構いなしに投稿する位怒り狂っております。もーう怒ったゾウ!

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