神々の指紋勉強中|第1部第3章「失われた科学の指紋」~古代地図作成に必要な数学知識

映画のネタのつもりで読む過去の大ヒット『神々の指紋』。オカルトと言われる本書籍を勉強してる理由はこちら。
読書にも考古学にも縁のない無教養爺なので的外れ多いかも。指摘しやすいよう書籍の内容・主張Hx-x)、ポク太郎の所感Px-x)と随所に番号を付けてあります。

ポク太郎です。

書いてある内容が理解できない『神々の指紋』の個人的勉強ノート。

本投稿は第1部-第3章「失われた科学の指紋」。


『神々の指紋』第1部「地図のミステリー」~全体あらすじ

第1部の概要・要約・あらすじ

コトの発端は、cオールマイヤー中佐bハプグッド教授への調査結果報告書。

内容は「1513年に描かれたAピリ・レイスの地図。1513年には氷で覆われてたはずの南極大陸海岸線が、近年1949年の地震波測定の結果と一致した」というもの。

主張は、「Aピリ・レイスの地図だけでなくその時代に描かれた数々の地図は、更に古代に書かれた地図の情報を受け継いだもの。」

→南極大陸の氷の状態、測量系の矛盾から忘れられた古代文明が存在したと結論付けます。

それを第1部の第1章~第3章で述べているようです。

書籍内の証拠名称、人物名

書籍中の文言が分からなくなるので証拠名称や人物名にA~の通し記号。

神々の指紋』に記載される人物名(証拠名称)
Aピリ・レイスオスマントルコ帝国海軍総督。1513年に地図を描く。南極大陸の海岸線が現在の地図に見事に一致。
Bクイーンモードランド地方南極大陸の一地方。南極大陸が氷原化したのは何百万年も前だが、6000年前まで氷で覆われてなかった地方。
Cオロンテウス・フィナエウスオロンテウス・フィナエウス。1531年に世界地図を描いた。
Dロス海南極大陸内にある通う部分と思われる。書籍内にどれを指し示したものは記載なし。関連語句はビアドモア氷河、スコット氷河。
Eメルカトルジュラルド・クレマー。オランダ地図製作者。メルカトル図法考案者。
Fビュアッシュフィリップ・ビュアッシュ。18世紀のフランスの地理学者。
Gハジ・アーメドハジ・アーメド。1559年に地図を編集したトルコ人。
Hプトレマイオスクラウディウス・プトレマイオス。2世紀の地理学者。アレクサンドリア図書館の管理者。描いた「北方の地図」が15世紀に再発見。
Jポルトラノイエフディ・イブン・ベン・ザラが1487年に描いた航海案内書『ポルトラノ』。
Kニュートンアイザック・ニュートン。17世紀の物理学者。英国経度委員会。
Lハリソンジョン・ハリソン。1776年に高精度なクロノメーター発表。
Mクック船長ジェームス・クック。1768年~3度の世界航海。オーストラリア大陸発見。

神々の指紋』に記載される人物名(調査側)
aハンコックグラハム・ハンコック。著者。元「エコノミスト」誌の東アフリカ特派員。
bハプグッド教授チャールズ・H・ハプグッド。キーン州立大学教授。歴史学者。
cオールマイヤー中佐ハロルド・Z・オールマイヤー。米国空軍中佐 司令官。
dアインシュタインアルバート・アインシュタイン。ノーベル物理学賞受賞者。
eストローン博士リチャード・ストローン。マサチューセッツ工科大学博士。
fバード南極探検隊1949年にDロス海の海底調査を行った。
gカーネギー財団イオニウム年代判定法を用いてDロス海の堆積物調査を行った。
hストローン教授マサチューセッツ工科大学教授。

第3章「失われた科学の指紋」

経度の高精度測定できないと正確な地図作成不可

H03-1)作成された年別に見たEメルカトルの地図の正確さを比較。その時代の探検家作成のものを参照し精度が劣化。

Eメルカトルの地図の矛盾
製作年精度主張
1538年古代地図を参照。
1569年その時代のスペイン探検家作成のものを参照。

H03-2)緯度は計れても、正確な経度は1776年Lハリソンのクロノメーター公開まで計れなかった。

Wikiで調べたMクック船長の航海史
1768~1771年第1回航海。南米経由→ニュージーランド→オーストラリア→インドネシア南→南アフリカ→帰還。
1772~1775年第2回航海。南アフリカ経由→ニュージーランド→太平洋中央ハワイ諸島付近→南米→南アフリカ→帰還。
1776~1780年Lハリソンのクロノメーター持参。
第3回航海。南アフリカ経由→ニュージーランド→アラスカ→ハワイ★→日本沖→東南アジア→南アフリカ帰還。船長自身は★で死亡。

H03-3)人類は1776年まで正確な経度が計れないのに以下の地図は高精度→それだけ正確な経度測定装置を持つ文明が存在した。

正確な経度を表現する1776年以前の地図
1513年Aピリ・レイスの地図。
1339年デュルチェルト航海案内書。経度の誤差<0.5度。
1380年ゼノ地図。北方の広範囲で驚くほど正確。
1531年Cオロンテウス・フィナエウス。緯度に対する相対経度が一致。
1487年Jポルトラノ。相対経度<0.5度。

更には球体の平面表示に数学必要

H03-4)球体である地球を平面図に表現するには三角関数が必要→元になった古代地図作成者は数学知識も持ってた筈。

地図の投影図法にはメルカトル図法、方位図法、平射図法、正距方位図法、ハート形図法があり、正確に表示するにはいづれも数学的知識が必要。

ここで、1137年に書き移した中国の石柱に描かれた地図の話題→全世界に点在と結論。南米ペルーの伝説の話へと移ります。

その中国のが、どの地域を描いたものかは触れられず。

ビラコチャ…地球の大変動後「暗黒の時代」に海から来て文明を復活させた“あご髭を生やした外来者”。

次部からは、南米ペルーの遺跡の話題になるようです。

第3章の感想、疑問点、批判

前章で“古代文明が遺した地図!”と言い切ったので、言いたいことは伝わる章。

P03-1)人類の測定装置製造前に既に正確な地図が存在→その作成技術、および、数学的知識を持った文明だった筈。

ただしその説得部分。

“マサチューセッツ工科大学教授”eストローン博士が高度な数学“三角座標変換法”などと仰々しく書くが、単なる極座標変換では?

高校生の到達レベルではあるが、学問が体系化されてない時代に辿り着くのは確かに高度。

ただdアインシュタインを持ち出したり、eMIT教授を持ち出す辺り、守備範囲外はネームバリューで押し切ろうとする態度が信憑性に欠ける一番の理由。

これで第1部の第1~3章が完了ですが、ちょっと疑問が。

P03-2)aハンコックさんの主張する“古代文明”を否定する場合、これら1776年以前の地図の正確性を説明する学説が既に存在するんですかね?

ぐちゃぐちゃな第2章を受け、かなり懐疑的に読むようになった第3章。

地図の話が崩れれば全部崩れるので、以降は単なる古代遺跡の話題として読み進められます。

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