映像特典~長い夜に関する東方の予言と信じないメイスターら

ポク太郎です。

海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』をまだ見ぬ未視聴者のために、再度大元情報から振り返る資料。

今回の注目は長い夜。8000年前に100年間冬が続いたとされるホワイトウォーカーの来襲。信じない学匠で溢れ返る現状を嘆くようにサムウェル・ターリーが力説します。

シーズン7のメディアに収録された映像特典。


学問の府=知識の城の常識と世界の予言

科学的な学匠と東洋の神秘

長い夜とは、8000年前に起きたホワイトウォーカー来襲のこと。森の子ら最初の人々が共闘し、北限まで追い返しました。

ゲームオブスローンズ地図-略してゲースロGOTマップ-エッソス大陸の都市、城名、地名、勢力図-地理を予備知識事前情報として

勝利した最初の人々側であるブランドン建設王は、再来襲できぬようウェスタロス北方にを建造し、ナイツウォッチを創設しました。

ウェスタロス内の事件に思われますが、長い夜の記録はエッソスより更に東方のイ・ティ帝国にも。

読み方が分からず、本サイトはイェチ帝国と書いておりますが、日本・台湾・東南アジアも含めた古代中国のイメージ。この世界における“知られざる地”です。

「1つの季節が何年も続く不思議な土地」とされるのはウェスタロスですが、その長い夜時代はエッソス・東方も含め冬が席巻したようです。

ゲーム・オブ・スローンズ』の東方と言えば、クァースの黒魔術師デナーリスの赤子を化けモンに変えた妖女ミリ・マズ・ドゥール、妖術使い赤の祭司

“非科学的なエッソス”ですが、その代表格の赤の祭司が、

「救世主が石をドラゴンに変え再臨した。竜の女王だ。」

長い夜ホワイトウォーカーに対抗し得る約束された王子の伝説を堅持し続けているのがエッソスの光の王信仰。

世界最大の学問所となった知識の城の科学的な学匠らと東方エッソスの非科学的な予言について、時代を見据える新米学匠サムウェルが語ります。

既知の世界の予言~特典映像

シーズン7特典映像→〇History and Lore Prophecies of the Known World – Samwell Tarly

History and Lore – Prophecies of the Known World – Samwell Tarly
語り手:新米学匠サムウェル・ターリーゲーム・オブ・スローンズ登場人物|サムウェル・ターリー役俳優ジョン・ブラッドリー=ウエスト
1

The maesters don’t believe in prophecy, with good reason. The Children of the Forest supposedly could see into the future, yet were surprised by the First Men who nearly ended their race and the Long Night, which nearly ended us all. Some Maesters posit that the Children’s magical Sight was invented long after they vanished from Westeros by singers hoping to thrill peasant girls. Not that most Maesters have much experience in what does or doesn’t do that.

引用:HBO『Game of Thrones』Blue-Ray映像特典 Youtubeによる自動字幕

学匠らは予言を信じないけど確固たる理由があるんだ。森の子らは未来を予知できたとされるけど、種を絶滅させた最初の人々と僕ら全員をほぼ絶滅させた長い夜には驚かされたんだから。一部の学匠は、子らの魔法であるサイトは、ウェスタロスから姿を消してからずっと後に、農夫の娘を興奮させようとした歌手が考えたものだと推測してるんだ。それが何を導くのか、何をしないことにつながるのかほとんどの学匠が十分な経験を持たないんだけど。

子らの魔法であるサイトブランが行う鴉潜りのこと。動物に乗り移り別場所を見聞したり、過去・未来を見通したり。
2

When Aegon the Conqueror came to the Iron Islands, the Priest King Lodos claimed his divine father, the Ironborn’s Drowned God, had shown him krakens pulling Aegon’s ships into the deep. No krakens ever arrived, and even if they had, wouldn’t have stopped Aegon and his dragons without wings of their own. Confused, Lodos filled his pockets with stones and walked into the sea to take counsel with his father. Thousands followed him, but apparently, the Drowned God didn’t appreciate a crowd. Their corpses washed up on the Iron Islands for years.

引用:HBO『Game of Thrones』Blue-Ray映像特典 Youtubeによる自動字幕

征服王エイゴン鉄諸島に来たとき、司祭王ロドスアイロンボーンの聖父である溺神がクラーケンによりエイゴンの船が深海に引きずり込まれるのを見たと主張した。クラーケンが来たことないし、たとえ来たとしても、翼無しではエイゴンとドラゴンを止められなかっただろうよ。混乱し、聖父と相談するためロドスは石をポケットに詰め込み海へ入水した。何千人もが彼に従ったけど、どうやら溺神群衆を好まなかったようだ。何年間も彼らの死体が鉄諸島に打ち上げられたんだ。

群衆を好まなかった…訳のワカランことを言うて何千人も入水自殺させたけど、結局死体が打ち上げられただけだったので。
3

According to legend, House Targaryen survived the Doom of Valyria thanks to Daenys the Dreamer, who foresaw the calamity and convinced her father to flee their homeland. It could be true. The Targaryens were always a bit more. But as Maester Yandel points out, in the East, the Targaryens were one of a thousand minor noble families, and in Westeros, they became kings. Politics, not prophecy, could have drawn them to our shores. Politics can also explain the prophecies of Daemon II Blackfyre, a Targaryen bastard rumored to possess the family gift. While posing as a hedge knight, he told a future Lord Commander of the Kingsguard that he dreamt of a dragon hatching at Whitewalls Castle and took it as a sign that he’d win the Iron Throne. Perhaps if he’d slept a bit longer, he’d have dreamt of the King’s Hand putting down his rebellion a day later, before it even began.

引用:HBO『Game of Thrones』Blue-Ray映像特典 Youtubeによる自動字幕

伝説によると、破滅the Doomを予見を説得し故郷から逃げさせた夢先のデイニスのおかげで、ターガリエン家ヴァリリア破滅を生き延びたという。本当かもしれないよ。ターガリエン家は常に少しだけ偉大だったんだ。でも学匠ヤンデルが指摘するように、ターガリエン家は東方では千の小貴族の1つで、ウェスタロスでは王となった。予言でなく政治が彼らをこの地に引き寄せたのかもしれない。家系に伝わる才があったと噂のターガリエン家落とし子デイモン・ブラックファイア二世の予言も政治で説明できるね。ヘッジナイトを装う間、彼は将来の王の盾総帥に語ったんだ。ドラゴンがホワイトウォール城で孵化する夢を見て鉄の玉座を得る兆しだと。もう少し寝てれば、翌日の反乱開始前に王の手が鎮圧する夢も見れたのにね。

破滅the Doomを予見…500年前の意味不明な厄災。突然半島が破壊され、世界の半分を支配した古代ヴァリリア帝国が1日で消滅しました。
夢先のデイニスヴァリリアの土地全部を売り払いウェスタロスのドラゴンストーン島へ移住した被災公エイナーの娘。未来予知の能力があったと言われます。『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』での話題“夢先”。ブランの鴉潜りのような能力です。
政治が彼らをこの地に引き寄せたヴァリリアの弱小貴族だったターガリエン家ですが、ドラゴン持つのでウェスタロスなら支配可能だからとの見方が“政治”。
家系に伝わる才…夢先の能力のこと。ターガリエン家には受け継ぐ人物がポツポツ現れます。『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』にも1人登場。
王の手が鎮圧するブラックファイア家とは落とし子が興したターガリエン家の分裂家系。兵士を引き連れ、賞品=ドラゴンの卵なトーナメントに出場→反乱開始前に逮捕され獄中死しました。『ダンクとエッグの物語』に登場する筈。“将来の王の盾総帥”とは主役ダンカンのこと。それも予見してました。
4

Most Maesters dismiss all Targaryen claims of prophecy as mystic nonsense, a relic of their Eastern ancestry. To be fair, across the Narrow Sea, there isn’t a market without a Warlock from Qarth telling fortunes or a shadowbinder from Asshai reading fates in blood. Or so I hear from the Maesters.

引用:HBO『Game of Thrones』Blue-Ray映像特典 Youtubeによる自動字幕

ほとんどの学匠ターガリエン家の夢先の主張を神秘的なナンセンス、東方の祖先の名残として一蹴するよ。公平に見て、狭い海の向こうにも、クァース魔術師の占いやアッシャイのシャドウバインダーの血の運命解きと関係しない市場は無いんだ。学匠から聞いた話だよ。

関係しない市場は無い…非科学的でも東方では確かなものとして扱われており、学匠でも夢先のような魔術を認める者も居るってことかと。
5

But when I was a boy, I overheard the cook whispering to a maid about a woods witch camping outside Horn Hill, who was called Maggy, the Frog. Now I realize it was probably a corruption of the Eastern word for wizards, maegi. One day my father rode out hunting, though no game was in season, and whatever power she had likely didn’t save her.

引用:HBO『Game of Thrones』Blue-Ray映像特典 Youtubeによる自動字幕

でも僕が小さい頃、ホーンヒルの外でキャンプする森の魔女についてコックがメイドに話すのを聞いたんだ。蛙のマギーと呼ばれてるんだ。今思えば、妖女を意味する東洋語「maegi」の訛りさ。ある日、父が狩りに行ったけど時期が悪かったんだ。彼女の能力は恐らく彼女を救えなかったと思うよ。

彼女を救えなかった蛙のマギーとは幼少のサーセイが占いを聞いた魔女。何言ってるかわかんないと思いますが、その後ターリー家居城ホーンヒル付近の森でサムウェルの父ランディルに殺されたてことになってるそう。その根拠はこの動画。
6

Even the wisest Maesters, however, have no answers for the red priests who prophesy about the return of the Long Night. For thousands of years, they’ve kept watch for the return of the Prince Who Was Promised, who will be born amid salt and smoke to drive off the darkness once again. Prince of what realm, promised by whom and to whom? The prophecy doesn’t say, but at the very least, it confirmed that not even Essos escaped the Long Night. I imagine the cataclysm must have confused the East. Unlike Westeros, they wouldn’t have known of the Night King or the White Walkers or the war waged by the First Men and the Children of the Forest. They would have just seen a terrible winter descend and linger far too long until spring magically returned to the world. Yet somehow, maybe from passing merchants, maybe in their fires, the red priests saw the truth.

引用:HBO『Game of Thrones』Blue-Ray映像特典 Youtubeによる自動字幕

最も賢い学匠さえ、長い夜再来を予言する赤の祭司には反論できないんだ。何千年間、彼らは約束された王子の帰還を見守って来た。約束された王子は塩と煙の中で生まれ、再度闇を追い払うんだよ。どの国の王子で誰が誰に約束したのか?予言には書かれないけど、少なくともエッソスですら長い夜から逃れられなかったことは確認されてるんだ。この厄災は東方を混乱させた筈だと思うよ。ウェスタロスとは違い、彼らは夜の王ホワイトウォーカー、先住民と森の子らが起こした戦争を知らないんだから。彼らは恐ろしい冬の到来と魔法のように春が戻るまでの長期間ただ見守ってただけだろう。でもどういう訳か、行商からか、炎の中からか、赤の祭司らは真実を見たんだ。

戦争を知らない…8000年前の最初の人々森の子ら巨人族が対ホワイトウォーカー戦で共闘した夜明けの戦いのこと。
7

Now the truth is here again for anyone to see, but the Maesters refuse. They debate and question and doubt not to choose the wisest course, but because they’re too used to doing nothing else. Most prophecies might be lies, but not all of them. The Long Night is coming. If we don’t believe that, well, we won’t need any prophecy to tell us our future.

引用:HBO『Game of Thrones』Blue-Ray映像特典 Youtubeによる自動字幕

今や誰にでも真実が再び見えるようになったが、学匠はそれを拒むんだ。彼らは最良の道を選ばぬよう議論・疑念を持つが、不要なことをすることに慣れすぎてるんだ。予言はほぼ嘘かもしれないけど全部嘘てことは無い。長い夜はやって来る。信じないなら未来を予知する予言はもう必要ないよ。

長い夜を確信するサムウェル・ターリー

21世紀の文明社会に生きる視聴者は興味持たず忘れてしまいますが、サムウェルは実際に死の軍団を目の当たりにしています。

○シーズン3:死の軍団に取り囲まれる。
○シーズン3:ジリ目指す最中に亡者に襲われる。(サムがドラゴングラスで破壊)
○シーズン5:堅牢な家死の軍団に襲われたジョンの話聞いてる。(ヴァリリア鋼の秘密伝わる)
○シーズン5:それを受けて対ホワイトウォーカー向け戦略探しのためにジリを連れて知識の城シタデルへ。

なので、赤の祭司の予言を確かなものと判断しています。それに対し一切取り合わない学匠らに対し、イライラを募らせてる様子。

本動画はシーズン7の特典。さて博学デブはどう動くでしょうか。

いつもの愚痴ですが、『ゲーム・オブ・スローンズ』の紹介に、『ダンクとエッグの物語』の内容で説明。

だからソレ分からんて。知らないモンを更に知らないモン使って説明したって、ソレ説明にならんのよ。何度も何度も書くが。

んで、更には蛙のマギー。ここでは父ランディル・ターリーに殺されたてことになってますが、その「ランディルに殺された」はこの動画でしか確認されてないそう。

にもかかわらずハッキリ言ってないよね?これがHBO。だから視聴者同士が無駄なケンカするんだっての。やめろよそーいうの。

ゲーム・オブ・スローンズ

コメント

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