ポク太郎です。
海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』をまだ見ぬ未視聴者のために、再度大元情報から振り返る資料。
今回の注目は地峡のリード家、スターク家が最も信頼する旗手です。鴉潜り・狼潜りがキーワード。
リード家を紹介する特典映像
〇History and Lore House Reed – Meera Reed
ウェスタロスの地峡ネックとは
地峡とはウェスタロス中緯度の細くなった部分。英語でネック、つまり首。
動画内にもありますが、1万2000年前の夜明けの時代にドーンから侵入してきた最初の人々に追われた森の子らが水のハンマーを振り下ろし、水浸しになった土地。
なので、湿地・泥沼地帯です。
ハラウンド・リードがエダード・スタークの最も信頼する旗手なので、普通の貴族を想像してしまいますが、ちょっと人種が違うクラノグメン。
森の子らの子孫と言われ、後に北の王と講和し婚姻関係を結んだスターク家の血も引くファンタジー。だから、城を構えるでなく軍隊を構えるでない特殊な家系です。
森の子らの血を引くことからジョジェン・リードのような不思議な子も生まれる不思議な貴族。ファンタジー一家でございます。
そう書くとブランは?と質問されそうだけど、特殊能力は一応リード家の専売特許。
地峡リード家~映像特典動画
語り手:ミーラ・リード![]() |
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泥人間マッドマン、沼地の悪魔。これらは私らの仲間である北部人が、地峡ネックの沼地に住むクラノグマンに対して付けた最もよい名前だ。私らは彼らのような城に住んでいないから、私らは彼らのように農業をしてないからだ。なぜなら、私らは彼らのように背が高くなく、裕福でもないからだ。しかし、私らの血管には最初の人々と同じ血、時にはそれ以上が流れている。 | |
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私らは今でも彼らと同じように、浮島にかやぶきとアシで編んだ家で暮らす。私らは魚を釣り、狩りをし、子供らに私らの英雄、偽りの春の年に戦った「笑う木の騎士」の話や、スターク家に挑戦し、王冠と娘を失った最後のマーシュ王の話や、失った世界より更に古い他の話を聞かす。
「笑う木の騎士」の話…ハレンの巨城大トーナメントに出場した正体不明の謎の騎士。騎士の紋章が、古の神々信奉者にとって神聖なウィアウッドのハートツリーで作られ、彫刻された顔が微笑むのが名前の由来。ハウランド・リードの名誉を守るため、馬と鎧を取り戻そうと従士らを虐める3人の騎士に挑戦し倒した騎士。
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地峡ネックは元々沼だった訳ではない。夜明けの時代には、北部の他地域と同様乾燥した肥沃な土地だった。しかし、最初の人々との戦争中に、森の子らがウェスタロスを真っ二つに砕こうとして、地峡ネックに水のハンマーを叩き落とした。水が引き、今日私らが知る湿地・沼地を残した。最初の人々の多くは戦闘継続を決意したが、私の祖先は賢明にも森の子らの力を警戒しこれ以上前進しないことにした。剣をカエル突きや釣り針に鋳直し、戦争の愚かさにより永遠に荒廃した土地に定住することになった。
夜明けの時代には…おおよそ1万2000年前の時代。エッソス大陸から、当時は陸続きだったドーンを経由して最初の人々が攻め込んできました。現在のドーンが飛び石状態で島続きなのも森の子らの水のハンマーによるもの。召喚魔法リヴァイアサンみたいなもん。
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ウェスタロスの他地域とは異なり、私らは隣人との小競り合いのために守備隊を置いたり兵を集めない。土地自身が自分で守るからだ。部外者が地峡ネックを見ると、底なし沼、流砂、緑草が延々と続く泥沼があり、不注意な目なら地面に見えるが、足を入れるとすぐに水に変わる。幸運にも鎧を着てるなら自分の鋼鉄の中で溺れる。溺れずとも水中を泳ぐ者に遭遇するだけだ。蛇や、短剣のような歯で喰い切れず苦しめるだけの巨大なトカゲライオンだ。 | |
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心配いらないよ。毒が回るのを感じるまで長生きできるのはあなたの馬だけだ。もしあなたがなんとか生き延びれるなら、どんな剣でも殺し得る適切に配置されたダーツを見つけるし、あなたの思い通りに私らに会えないから。最後のマーシュ王が倒れて以来、リード家は灰緑色の背景に黒トカゲライオンの旗を掲げて地峡ネックを統治してきた。私らは裕福でも権力者でもないし同胞にも知られてない。本拠地グレイウォーター・ウォッチは見たことない城のはずだ。また、一度見たとしても二度見つかるとは限らない。グレイウォーター・ウォッチは移動するから。 | |
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多くの征服志望者が私らを見つけようとし命を落とした。あちこちで戦争が勃発し、スターク公が全方向から包囲されている今、更に多くが攻めてくるだろう。彼らは地図上で私らを見て、北側が塞がってることに気づく。そうすれば、海そのものが一度地峡ネックに入ったがすべてが戻った訳ではないことを忘れるだろう。
すべてが戻った訳ではないことを忘れる…水が引いて元に戻ったのでなく底なし沼に変わってるのが意識から抜けると言ってるものかと。
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ミーラによるリード家紹介
狩り名人ミーラによるリード家説明。
原住民しか入れない、『クロコダイル・ダンディー』のオーストラリア奥地みたいな。生まれながらのネイティブでないと歩くことすらままならないよと侵略者を挑発しております。
弟ジョジェンの宿命に従い世話し続けるミーラですが元々こんな性格。だから野人オシャと非常に仲が悪いのもうなずけるかと。
そんなお嬢さんにシーズン7のブランはあの物言い。よく殴られなかったなと不思議に思います。ヴァリリア鋼で刺されても驚かないレベル。まだ見てない方はお楽しみに。
あまり書くことも思い付かない不思議なファンタジーリード家。
まぁこういった家系なので、例えば人質王殺しを殺そうとする味方から隠すためにリード家拠点を頼るなんてこともできなかったんでしょうな。
そもそもキャトリンらがリード家の城に到達できない常識があるんだわ。アリン家以上に天然の要塞に隠れてて、尚且つ、原住民しか入れない土地なんですわ。
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