ポク太郎です。
海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』をまだ見ぬ未視聴者のために、再度大元情報から振り返る資料。
今回の注目は黄金兵団。借金まみれの人物が行き着くエッソスの傭兵団。後が無い兵士らによる強力な組織に所属していた逃亡者ジョラー・モーモントがその起源や運営方針を説明します。
エッソスの傭兵事情
エッソスの強力な傭兵組織
黄金兵団なる傭兵組織が活躍するのは当然戦場。エッソスにも戦闘地域はたくさんあり、各地で活躍しています。
紛争地域をまず挙げると、ミア-ライス間の南西部、ドスラク人に狙われるペントス・クォホール近辺、金持ちとして狙われる奴隷商人湾周辺。つまり、ほぼ全域。
いずれも自国軍では足りず、傭兵組織に防衛を頼ります。エッソスの傭兵組織で有名なのは黄金兵団・次子・穢れなき軍団・風吹きの傭兵団。
数千年の歴史を持つ次子・穢れなき軍団に対し、最も歴史が浅いのが黄金兵団ゴールデンカンパニー。せいぜい150年程前に組織された傭兵団です。
元々はウェスタロスの反乱分子ブラックファイア家の軍隊。長年に渡るウェスタロス侵略の期間、空いた時間に傭兵業を始めたのがきっかけでした。
ゴールデンカンパニー黄金兵団~特典映像
History and Lore The Golden Company – Jorah Mormont
特典映像→〇語り手:逃亡者ジョラー・モーモント![]() |
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ウェスタロスから逃亡した時、恥晒し騎士がほぼ辿る道に私も辿り着いた。黄金兵団だ。東の傭兵中最も強力だ。戦闘経験がある2万の男、馬や象までが、結果理由無関係に雇用主の敵を殺す準備を整える。
※ウェスタロスから逃亡…語り手ジョラー・モーモントは浪費家妻の借金返済のため禁止された奴隷商を行い、死刑判決を受けエッソスへ逃亡しました。
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黄金兵団は復讐から始まった。ターガリエン王が死の床で、七天国への道を買うためか、残す家族への当て付けか、自分の落とし子全員を正統化した。誰もが想像する通り、偉大な落とし子らは父の名だけに満足せず、新しいブラックファイア家の旗の下で父の王位を望んだ。
※ターガリエン王が死の床で…歴代最悪の王と言われるエイゴン四世のこと。
※父の名だけに満足せず…王様の子供ってだけでは飽き足らず、後継者を目指します。ブラックファイアとは初代征服王エイゴン一世が所有したヴァリリア鋼。 |
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彼らの実の兄弟が抵抗した。ブラックファイア家が内戦に敗れると、彼らは復活に向け新兵を集めるためエッソスに逃げた。しかし戦争には金が掛かる。現在ビタースティールと名乗るブラックファイア軍指揮官エイゴー・リヴァーズはウェスタロスへの凱旋を待つ間、自軍を他の領主に売れると判断した。黄金兵団の誕生だ。彼らが選んだ標語「金の下にビタースティール苦い鋼鉄」は、雇われ殺人鬼でなく、いつか故郷を奪回するウェスタロス騎士と忘れぬためだ。
※実の兄弟が抵抗した…エイゴン四世の実子デイロン二世を始め、落とし子の中でも後の三つ目の鴉ブリンデン・リヴァーズが防衛側で勝利。落とし子デイモン・ブラックファイア・ビタースティールが反乱側。
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彼らは傭兵として大成功してたため危険な橋は渡らなかった。クォホールが新規の黄金兵団への支払いを拒否すると、ビタースティールはドスラク人ですら失敗したことを敢えて行い街を征圧した。兵団の金庫を満たした後、黄金兵団は他の傭兵と違い契約を破らないと彼は宣言した。だから契約を破ったことが無い。でも非常に有利な状況でない限り契約を結ばない。臆病ではあるがバカではない。黄金兵団が戦闘に同意したと知ることでかなりの数の戦争が終結した。
※同意したと知ることでかなりの数の戦争が終結…強力で更には臆病な黄金兵団が勝算十分と判断したってことになるので相手が白旗を挙げるってこと。
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しかし、敵に回る者に恐怖を与えるのは評判だけでない。金でメッキされた前指揮官らの頭蓋骨、彼らを死なせた傷で粉々だ、それに囲まれた指揮官の軍事テントを一目見れば一部は察する。そこまで金を無駄使いできる傭兵は大金を持つに違いなく、敗北した傭兵に金を払う者は居ない。
※金でメッキされた前指揮官らの頭蓋骨…死者の頭蓋骨に金メッキする程金持ってるアピール。
※敗北した傭兵に金を払う者は居ない…つまり負けることが無いてこと。 |
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黄金兵団はウェスタロスを奪取できるだろうか?彼らは普通の騎士より戦闘の訓練を受けており、彼らの象は戦場で大混乱を引き起こす。しかし、金目的で戦う男は故郷目的で戦う男ほど激しく戦えないだろう。私には分かる。私は戦ったことがあるが、現在は他方で戦っている。
※現在は他方で戦っている…黄金兵団に居たジョラーですが、結局デナーリスのために戦う決断に至りました。その目的はデナーリス本人への想いもあるが、逃亡した死刑囚ジョラーが故郷凱旋を果たすにはそれしかないからってのが理由なので。
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黄金兵団とは無関係な西洋思考に無駄展開
GRRMさんお得意の→「頭蓋骨に無駄な金メッキ施す程金持ってるアピールで、敵をビビらす」。
傭兵が金持ち=負け知らず、世間がそう判断する筈だと辻褄の合う事象を用いて世界観構築。すべてがGRRMさん発明な訳無いので、世界中至る所の話を自作品に入れ込んでるものかと。
傭兵とは、娼婦と並ぶ人類最古の職業。気になったのはその金を得る商売に対する西洋思考。
日本人の商売とは「ご購入頂きありがとうございます。当社製品をお選び頂きありがとうございます。」=お客様は神様。それが義務だと押し付ける老害思考の話でなく、一般的な認識として。
それに対しよく思うのは、西洋の商売とは「金払って買う必要に迫られたお前の負け。」=客は対戦相手。すごく極端な言い方するとですが。
そうでなければ、客の要望に対し「この製品を選んだのはアナタ自身です」と客に責任転嫁しないし、その発想にも至らない筈。マクドナルドの女社長とか思い出して頂くと。
この分析が正しいはずだと決め付けるつもりは無いですが、明らかに何かが違います。
で、気になるのが経済学の話。
デフレなら金利を下げて出回るお金を増やし、インフレなら金利を上げて出回るお金を減らして抑制、でも経済は成長しないといけないので多少のインフレは目を瞑る。
株にしても為替にしてもそーいった経済系の話はすべて人文・社会科学論理、つまり心理学を基盤とした文系論理←定理や自然法則を元にしてない。
上のデフレ・インフレ対策にしろ、独占禁止法等への公取委の規範にしろ、それは西洋人の常識下での事象に対して作られたもの。
当然、日本人とアメリカ人・フランス人は同じ心理ではありません。微分積分の極限問題のように限りなく金利0に近付こうとも貯蓄額を増やし続けるのが日本人なんですから。
じゃあCIAのように、バッチリ地域の民族分析を行った上その特性を掴む政府機関が日本にあるかというと、そんなものは無し。
アベノミクスなどという、サルがサルに聞いて考えたような訳の分からない論理で国家を動かすことがあってよいのでしょうか。
以上、『ゲーム・オブ・スローンズ』とは全く無関係で無責任な問題提起だけ行った上、本投稿を締めくくります。
安倍晋三だの小泉進次郎だのあの類を批判したものを投稿すると、「コイツ左翼か!?」と思われるかもしれませんが、それは勘違い。
その証拠に宣伝しますが、
このグズを衆議院の議長にしてたんだぞぅ!(激怒)
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