ポク太郎です。
海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』をまだ見ぬ未視聴者のために、再度大元情報から振り返る資料。
今回の注目は一番掴みにくいファンタジーウォーグ。動物に乗り移り見聞できる人間のこと。グリーン・サイトは予知能力。狼潜り・鴉潜りがキーワード。
の を含みます。
狼・鴉潜りができるのはウォーグ
〇History and Lore Wargs and the Sight – Bran Stark
魔法と言いつつ非常に分かりにくいファンタジーなので、キーワードを並べておくと、ウォーグ、サイト、狼潜り、鴉潜り。
この世界で魔法といえば森の子ら。その信仰古い神々を受け継ぐ最初の人々、つまり北部人の間で言い伝えられる伝説です。
ウォーグ・サイト~映像特典動画
語り手:ブラン・スターク![]() |
|
1 |
|
姉のサンサは小さい頃からお姫様や騎士の物語が大好きだったが、僕は怖い話が聞きたかった。僕の番が来ると、オールド・ナンに魔法や怪物の話をしてと頼んだ。
オールド・ナンとは…ウィンターフェル城に住む年寄り女性。スターク家の元使用人であり、昔話の語り手。スターク家子供らの子守り役みたいな。
|
|
2 |
|
大昔、世界がまだ新しかった頃、森の子らは大地の歌を歌い大地はそれを聞いた。当時魔法は強力で、子らは森、川、空気のすべての獣と通じることができた。最も偉大な者は体を離れ動物の姿で狩りをしたり、泳いだり、飛んだりさえできた。それが最初のウォーグだ。 | |
3 |
|
そして、最初の人々が火と剣を持ってやって来た。彼らはウィアウッドを焼き払い、子らを切り捨てた。子らは闇の魔法で海を持ち上げ、最初の人々が侵入したドーンの陸橋を砕いた。それが失敗すると、子らは地峡ネックに水のハンマーを放ち水浸しにし、現在のような沼地へ変えた。平和が訪れた後、二つの種族は何千年もの間、土地と子らの神々を共有した。
最初の人々との戦争の話。大昔ドーンとエッソス大陸は陸続きで、森の子らの水のハンマーで現在の島続きに、でも大陸は沈ませきれず地峡ネックは泥沼化で済んだみたいな。
子らの神々を共有…昔の神々=古い神々のこと。万物に魂が宿るヤオヨロズの神のような。スターク家始め北部人が信仰する宗教的な考え。 |
|
4 |
|
ここからが山場だ。どうやって・なぜかは誰も知らないが、子らの魔法が人間に現れ始めた。ウォーグとして生まれる子供は千人に一人。緑視力を持つ者は更に少ない。オールド・ナンは緑視力について語らず学匠ルーウィンも緑視力を信じなかった。でもそれを持つ子供は遠くの出来事、未来の出来事さえも知ることができた。緑視力は最も強力で恐ろしい秘密であり、長い夜の流れを変えるのに役立ったと言う者もいる。
長い夜…8000年前に100年間冬が続いたと言われる時代のこと。
|
|
5 |
|
その後、魔法はこの世界から消えた。庶民の間ではウォーグだと疑われた子供は放置されて死ぬ。壁の向こうではどんな不注意な狩人でも獲物の爪と歯に気付く。野人は怪物に対し別の考えを持っているので、そう考えさせるのは人の心だ。でも野人ですらウォーグに距離を置く。オールド・ナンがここで身を寄せて囁くが、その理由は人が獣を被っているのか、獣が人を被っているのか見分けられないからだ。
オールド・ナンは怪談中なので、ウォーグなるものは人の皮を被った獣かも?という話に持って行ってるものかと。
|
|
6 |
|
今はもうオールド・ナンは語らず、学匠ルーウィンは二度と嘲笑わないだろう。それでいい。僕はもう怖い話好きじゃない。僕がその一人だから。
僕がその一人だから…これが の 。ブランが“ウォーグ”と判明しました。
|
狼潜りと鴉潜りの違い
自信ないが、ウォーグの中でも「付近の動物に乗り移れる」者と「更に遠くの出来事、未来の出来事を見聞できる、つまり能力サイトを持つ」者とランクがある様子。
番組中に登場したウォーグとはブラン、ジョジェン
、野人オレル
。
ブランとジョジェンの会話を聞き流してしまいますが、「君ならそれもできる」と言ってるのは多分鴉潜り。つまり、狼潜りでなく鴉潜りが能力サイト。
ではよくわからんまま、ただし、ジョジェンも直近の未来なら予知できます。ミーラを襲う暴漢の死を言い当てたり、更には の になるようなことも。
じゃあ、鳥に潜って遠くを見れることなのかと考えると、野人オレルがソレできます。番組の文脈から考えると可能なのはブランだけでないと矛盾します。
なので結論は「よく分からん」。
ふーむ。野人オレルのはあくまで狼潜りの範疇で、三つ目の鴉への潜りがキーポイントなのかな。
まぁこのように非常によく分からん緑視力ですが、上動画では「最も強力で恐ろしい」との表現。
日本人の感覚では最も恐ろしい魔法と言えば、メテオ・アルテマ・イオナズン・メラゾーマなど破壊を目的としたソッチ系。ワカラン用語はググってね。
ですが、よく考えれば未来のことがすべて事前に分かればすべてに対処できる訳で、西欧では「最も強力で恐ろしい」概念なのかも。
例えば続編『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』でも王様がドラゴン戦力より強力だとするのは夢先←未来に起きることを夢で知る能力。確かにドラゴラムよりステートセーブ。
そーいう意味で、海外ドラマを見る上で「未来予知=強力な能力」てな認識は持っておくとよいかも。
コメント