宿敵が説明するウィンターフェル城本当の建造方法

ポク太郎です。

海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』をまだ見ぬ未視聴者のために、再度大元情報から振り返る資料。

今回の注目はウィンターフェル城。ただし、宿敵ボルトン家側から見た主役側の城としてそれを奪おうとするルース・ボルトンが説明します。

シーズン5のメディアに収録された映像特典。シーズン5までのネタバレを含みます。


北部の象徴ウィンターフェル城

宿敵の城としてのウィンターフェル城

北部の象徴ウィンターフェル城。最初に主役のように見せ付ける清廉潔白スターク家の居城です。

ゲームオブスローンズ地図-略してゲースロGOTマップ-ウェスタロス

1.2万年前の夜明けの時代最初の人々がウェスタロスへ侵入、その後8000年前の英雄時代ブランドン建設王が建造したと言われます。

その8000年前からスターク家と争い続けたのがボルトン家の祖先ボルトン王。永遠と負け続けてきました。

ウェスタロスの長い長い争いの歴史を知りたい方はこちら。

ウィンターフェル城~特典映像

HBOドラマのブルーレイメディアにのみ収録された以下の映像特典を参照します。
History and Lore Winterfell – Roose Bolton

History and Lore – Winterfell – Roose Bolton
語り手:ルース・ボルトンゲーム・オブ・スローンズ登場人物|ルース・ボルトン役俳優マイケル・マケルハットン
1

Brandon the Builder, founder of House Stark, raised Winterfell with giants over eight thousand years ago. Or so nursemaids tell all the children of the North. The children nod, wide eyed, unaware of the lesson forced on them. That if even giants obeyed a Stark, so too should they.

引用:HBO『Game of Thrones』Blue-Ray映像特典 Youtubeによる自動字幕

スターク家創始者ブランドン建設王は8000年以上前に巨人と共にウィンターフェル城を建てた。少なくとも、乳母は北部の子供にそう教える。子供は目を見開いてうなずくが自分に課せられた教訓に気づかない。巨人ですらスタークに従うなら自分ら従うべきだという教訓だ。
2

But like every other castle, Winterfell was built in pieces over thousands of years. The First Men settled there because of the hot springs that bubbled through the ground. The water and the heat helped them survive the Northern winters, and they built defenses to keep it for themselves. Nobody raised the castle all at once, probably nobody meant to raise a castle at all.

引用:HBO『Game of Thrones』Blue-Ray映像特典 Youtubeによる自動字幕

しかしウィンターフェル城は他の城と同様、何千年もかけ各部ごとに建てられた。最初の人々がそこに定住したのは、地中から湧き出る湯脈のためだった。水と熱のおかげで北部の冬を乗り切り、自分らために防御を築いた。一気に城を建造したのでなく、恐らく誰も城建造のつもりでなかったのだろう。
3

In those days, the Starks were not the greatest house in the North, and Winterfell was not the greatest castle. Barrowton was the oldest, dating to the First King, and the Starks fought the Barrow Kings for a thousand years. Greywater Watch was, like the crannogmen themselves, the strangest. Only marriage subdued its Marsh Kings. But the greatest rival to Winterfell was always the Dreadfort, and my ancestors, the Red Kings of House Bolton. If tales can be believed, we fought from the Long Night until the Andals came.

引用:HBO『Game of Thrones』Blue-Ray映像特典 Youtubeによる自動字幕

当時、スターク家が北部の最有力家系ではなく、ウィンターフェル城も最偉大な城ではなかった。バロートンが最古で、初代王の時代にまで遡り、スターク家バロー王と千年間戦った。クラノグマンと同じく灰水の物見城グレイウォーター・ウォッチが最も奇妙だった。婚姻だけがその沼地の王を鎮圧できた。しかし、ウィンターフェル城最大のライバルは常にドレッドフォートであり、我が先祖ボルトン家レッド・キングだった。伝説が信じられるなら、私らは長い夜からアンダル人来襲まで戦った。

灰水の物見城グレイウォーター・ウォッチが最も奇妙リード家の居城。沼地のトラップだらけで通常の軍隊は侵入できないので防衛としては最強で難攻不落。
ライバルは常にドレッドフォートドレッドフォートとはボルトン家居城。映像見る限りウィンターフェル城より立派です。
長い夜からアンダル人来襲まで…8000年~6000年前。説明では上記ですが、数百年前とかに至ってもボルトン家はずっと抵抗し続けてます。
4

Because of us, Winterfell raised its first walls, but we took and burned that castle anyway. Winterfell built more keeps, more walls, more guard towers. They expanded the granaries and larders to survive our sieges. They tended the godswood to win favor with the Old Gods against us. As the castle grew, more farmers and villagers flocked every winter from across the North to huddle under its walls, raising the winter town. In the spring these villagers would find themselves marching in the Stark armies to fight against us. The greatness of Winterfell is as much our doing as the Starks.

引用:HBO『Game of Thrones』Blue-Ray映像特典 Youtubeによる自動字幕

私らが要因で最初の城壁をウィンターフェル城に築いたが、結局私らがその最初の城を奪い焼き払った。ウィンターフェル城はより多い城郭、より多い城壁、より多い監視塔を建設した。私らの包囲を生き延びるため彼らは穀倉と食料貯蔵庫を拡張した。私らより古い神々の好意を得るため彼ら神々の森を手入れした。が大きくなるにつれ、冬毎に北方からより多くの農民と村人が城壁の下に集まり冬の町を築いた。春になるとこれら村人がスターク軍に加わり私らと戦うことになる。ウィンターフェル城の偉大さはスターク家だけでなく私らの功績でもある。

神々の森ウィンターフェル城に併設されるウィアウッドの木・人面樹ハートツリーがある森。
5

But in the end, neither its stone walls nor its tall keeps and iron gates could save Winterfell. At its height, it could have lasted a year under heavy siege. But a handful of Ironborn seized it in the night, while its lord, the King in the North, was playing in the south. My dagger ended his reign and now House Bolton holds the castle of our ancient enemies. The direwolf no longer flies from the battlements above me nor guards the doors and cornices of Winterfell against me.

引用:HBO『Game of Thrones』Blue-Ray映像特典 Youtubeによる自動字幕

しかし結局、その石壁も、高い天守も、鉄の門もウィンターフェル城を救えなかった。最盛期なら激しい包囲下で1年は持ち堪えただろうが。北の王が南で遊ぶ間に一握りの鉄の民が夜中に奪取した。の短剣がの統治を終わらせ、今やボルトン家が古の敵城を支配する。大狼はもはやの頭上を超えて胸壁から飛び出ることも、ウィンターフェル城の扉や仕切り枠をから守ることもない。

北の王が南で遊ぶロブタリサ・マイギアと遊ぶ様子のこと。
6

Below me, miles of long dead Starks fade into darkness and obscurity until even their faces are lost. Some Northerners whisper that they wait for the day their house will rise again. They will wait forever.

引用:HBO『Game of Thrones』Blue-Ray映像特典 Youtubeによる自動字幕

の下で、何マイルも先で死んだスターク家が顔さえ見えなくなる暗闇中へ人知れず消えた。その家系が再度立ち上がる日を待つと囁く北部人も居る。彼らは永遠に待つことになるだろう。

永遠に待つことに…既にスターク家は断絶し、二度とあり得ないよと宣言しております。

悪役ボルトン家の勝手な言い分

宿敵ルース・ボルトンの勝手な主張。

ゲーム・オブ・スローンズ登場人物|ルース・ボルトン役俳優マイケル・マケルハットンウィンターフェル城ワシが育てた。」

「日本が南鳥島でレアアースの塊を見つけたのは、レアアース輸出規制で締め上げた中国の功績だ」みたいな。アホかと。

ただし、最初の人々が集まった温泉てのは辻褄の合う推測。うーん。てか人が集まる湯脈をブランドン建設王が居城建設地に選んだて見方もできるので、ドッチが正解なのやら。

この辺をうやむやにしホントの人類史っぽく現実味を醸し出すのが原作者GRRMさんゲーム・オブ・スローンズ制作陣似顔絵|原作者ジョージ・R・R・マーティン/Original author George.R.R.Martinの得意技。

誰もが興味を示す古代の逸話。アトランティス大陸、インカ帝国、エジプトのピラミッド、ストーンヘンジ、モアイ、ナスカの地上絵。

それを物語上で展開する『ゲーム・オブ・スローンズ』は、ヒットするかどうかはさておき、少なくとも注目を集める要素はシッカリ保有してたのね。

残虐非道を生き残りのカギとした家系もあったろうと登場するボルトン家。皮剥ぎをエンブレムとする残虐家系です。

外の敵に対し残虐非道を向け続けられればそれでもよいが、残虐非道てことはそれが身内に向かう可能性もより高く。

この辺も『ゲーム・オブ・スローンズ』を視聴し確認したいところ。

強大な宿敵を倒そうと残虐非道を選んだけど、それは何千年に渡り負け続けた側視点での“成功のカギ”であり、勝者になった瞬間に残虐非道が仇となる、とかね。

内政の不満を外に向けるには便利だけど、外部の脅威が縮小した瞬間に破滅の道具に変化するとか。難しいね色々。

ゲーム・オブ・スローンズ

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